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2012年6月 8日 (金)

海洋汚染

10京ベクレルの汚染水が福島第一原発から太平洋に流れ込んだ。それは昨年までの概算的予想量なので、その汚染水の量はもっとだろう。

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なのに普通に魚が市場に出回り、岩手県は海水浴の再開の話が出ている。

放射能はたしかに目に見えないし、味がするわけではない。しかし、敏感な人は間違いなくある種の異変を感じるはずだ。

僕の家内は、地面の放射能値が0.3マイクロシーベルト以上のところの土を触ると、手がヒリヒリすると言う。僕は昨年から、冠婚葬祭等で膳に出た刺身を口にすると下痢をするという状況が続き、今は一切魚は口にしていない。

震災前は、5月の連休が終わると止まっていた花粉症の鼻水が、6月に入っても止まらず、薬を飲まないとティッシュボックスが半日で無くなる状態だ。東北の空には間違いなく花粉以外の何かが舞っている。

暑い季節に入り、鬱陶しいだろうが、外ではマスクを着用した方がよさそうだ。

海岸線に住んでいる方々の思いを考えると、海水浴客の集客が欲しいとこだろうが、厳しい状況ではないだろうか。

この状況を今後25年間耐えるか、もしくは遠方に移住するかは、それぞれの判断だろうと思うが、多くの方々の人生設計が変わったことは間違いない。

読者の方より、前回の記事に対して、「かねごん先生はなぜ高濃度汚染地で子供達に勉強を教えてるのですか?」「一関から避難するように呼び掛けて下さい」というコメントを頂いた。

震災以来いくたび同じようなご意見を頂いたろうか。

実は僕のブログがきっかけで一関から九州に避難された家族がいらっしゃる。

僕は命を無駄にしたくない。矛盾するかも知れないが、だからこの一関市で頑張っていくつもりだ。僕のこの言葉の真意を汲み取って頂ければ幸いだ。

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