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2012年5月14日 (月)

沈黙がやがて悲劇を生む

 東京湾の海底土に含まれる放射性セシウムが、昨年8月から約7か月間で1・5~13倍に増えたことが、近畿大の調査で分かった。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されたセシウムが、河川から東京湾に流れ込んだとみている。

 同大の山崎秀夫教授(環境解析学)は今年4月2日、荒川の河口付近など東京湾内の3か所で海底土を採取し、分析した。深さ1メートルまでの土に含まれるセシウムの量は1平方メートルあたり7305~2万7213ベクレルで、昨年8月20日の調査結果(同578~1万8242ベクレル)を3か所とも上回った。

 海底面から深さ6センチまでのセシウム濃度(1キロ・グラムあたり)は321~397ベクレルで、やはり8月20日の調査結果(75~320ベクレル)を上回った。河川の泥にたまったセシウムが少しずつ東京湾に流れ込んでいるためとみられる。 (読売新聞)

2万ベクレルという値がどれほどのものなのか、桁が大きすぎて僕の感知能力を超える値だが、東京湾の海底だけの話ではないはずである。

そしてそこに住む魚介類が、平気であるはずがない。

子供の頃、イタイイタイ病のドキュメンタリー番組を見た僕は、いかに海洋汚染が危険か、魚に濃縮された有害物質はどれほど恐ろしいものかを学んだ。

食べた人間が悪のではなく、知らせない企業や政府が悪いのである。多くの報道を見ていると、テレビや新聞は、日本近海の魚の危険を一切語らない。ましてや東京湾の魚云々の話題すら流れない。

沈黙がやがて悲劇を生む。心あるものは言葉を発しなければならない。

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コメント

一昨日、某国会議員の、瓦礫受け入れのお願い、についての説明を聞いてきました。
数字や法律等の具体的、科学的な話は一切せず、
「放射能とは全く関係ない宮城県、岩手県のものだから大丈夫!」
「自然界にも放射能はあるんですよ!その程度のものなんです!」
というような、今頃、こんな子供だまし!!な説明。
あげくには、
「反対のための反対をする人達は、どこにでもいるんです!」と、抗議活動をした主婦等を、馬鹿呼ばわり。
「だまれ!」と言った、どこぞの老人とこいつも同じか、と
聞いていてむかむかしました。

(かねごん)
hanamori様コメントを頂きありがとうございます。
政治家の頭の中には、お金だけしかありません。残念です。
本当に日本や被災地のことを考えれば、全く別なアクションが出てくるはずです。

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