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2012年4月14日 (土)

電子書籍

 米インターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムは13日、タブレット型多機能携帯端末を使った電子書籍事業「キンドル」を日本で年内に始めることを明らかにした。同社は昨年から複数の出版社と書籍販売や価格設定について交渉している。ネット通販で培った顧客基盤を生かし、電子書籍市場を開拓したい考えだ。
 同社は書籍数など詳細は明らかにしていない。国内ではソニーなどが端末を発売しており、価格帯は2万円台が主流。アマゾンは価格を他社より安く抑えて提供する可能性がある。  (時事通信)

携帯やタブレット型の電子書籍が市場に広がり、書籍の売上が激減しているらしい。重厚な本棚に読んだ本を収納する時代は終わるのだろうか。

ちなみに我が家でもインターネットを始めた10年前から、本棚から百科事典が消えた。廃品回収のトップリストになってしまった。ついでに僕の本棚も片づけられそうになったが、どうにか死守している。

資源の保護ということでは、電子書籍は今後ある種の役割を担って行くのだろうが、僕のような時代遅れの人間にとっては、馴染めない品物ではある。

情報としてのインターネットの活用と、文学を楽しむ書籍の利便性は違うような気がする。本というものは、表紙や字体、そして紙の感触を含めてそれが一つの芸術だと僕は思っている。

国語の教科書の作品が、どうも薄っぺらく感じてしまうのは、あの押し付けがましい教科書的編集にあると感じている僕にとって、電子書籍は言わずもがなである。

教養としての読書ではなく、感性としての読書を重んじてきた僕のような人間にとって、ちょっと寂しい時代になってきた。

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コメント

かねごん先生、こんにちは。
私は紙や布の手触りを偏愛しているので、電子書籍には魅力を感じません。何冊分もの「情報」を持ち歩く必要がある方には便利かもしれませんが、幸い私にはそういう必要もないですし。

百科事典はなにを調べるでもなく、ぼんやりページを繰ってみる楽しさは格別だと思うんです。
ネット検索ではできない芸当ですね。

なんといっても紙のたよりなさ=柔軟性が魅力。
自分の手の中でなじんでいく感じが好きです。


使い込んだ辞書が柔らかくなっていく愛おしさ。

それに、将来どうなるかわからない電気の中の「データ」なんて、いつフッと消えてなくなるか判らない代物だと思うんですけどね。

今日も鞄に本入れて、出かけてきます~^^。

(かねごん)
しろ様コメントを頂きありがとうございます。
便利さが、人間の感性を鈍化させてしまうということはありますね。
しろ様の言うとおり、本の魅力は捨てられません。

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