いよいよ正念場だ
新年度の授業が始まった。
4月からの入会者は0人だったが、今年は例年になく在籍数が多く、順調とまでは行かなくても、なんとか家賃や経費を払えそうだ。
兎にも角にも、昨年の震災と放射能の拡散以来、東北の経済は戦後最大の低迷期に入っている。経済的に潤っているのは、復興に多忙な建設業ぐらいで、あとは耐え難きを耐え、忍びがたきを忍びという感じである。
僕らの世代は、まだ戦後の貧しさを少しでも経験してきた世代なので、お金が無い苦労はなんとか耐えられるが、若い世代は厳しい状況なのではないだろうか。
家電製品をはじめ、豊かな環境を変えることは困難だろうと思う。パソコン・ケータイ・オール電化・そしてテレビにしてもBSをはじめとして、お金のかかる有料チャンネルが増えた。車だってそうだ。軽自動車とて120万を超える。
塾にしても、衛星放送授業や、パソコン導入の指導が増え、人件費の節約のつもりが、逆に経営を圧迫している。昔のように中学校を卒業して働ける環境などない。高校、大学と子どもに教育を施すことを考えれば、3人、4人と子どもを生むこともためらわれる。少子化の加速する中、教育産業は冬の時代から氷河期を迎えている。春の季節を迎えるには、相当の起爆剤が必要だ。
震災の影響はこれからが、いよいよ正念場だ。
経営者としての実力が試される時代である。もがき苦しむ中にも光明を見出さなければならい。大変な時代であることは、多くの方々が重々承知をしている。
一歩づつ、日々を歩むしかない。
このブログが一人でも多くの皆様の心に届いていただければ幸いです。
応援のワンクリックをお願い致します。
コメント