親のDNAは宿命か
今年度になって僕の日常が少し変わった。
昨年までは私立高校での授業が週3日だったのが、4月より土日除きの毎日になった。
それから毎朝息子を軽トラックで高校へ送っていたのが、バイクの免許をとったので、雨の日以外は必要がなくなった。
まだある。
日曜日は中学校の卓球のコーチをやってきたのだが、教育委員会や中学校の指導で、毎月日曜日は、2回部活をやらない日を設けることとなり、僕のお役目も減った。
そのかわりと言っては何だが、僕が英語の講師で行っている高校の卓球部の生徒たちが、僕に卓球の指導をお願いしにやって来る。
自分で言うのもなんだが、塾の指導よりも、高校の授業よりも、世の中の多くの方々が、僕の卓球の指導力を買ってくれるいるような気がする(・・・笑い)。
学生時代、受験をはじめ、多くのことを犠牲にしてまで頑張った卓球が、50歳を過ぎた今、こうやって役立つことが不思議な気持ちであるとともに、ほろ苦い気持ちになる。
先日も部活のことで書いたが、世間は部活に燃えすぎである。勉強は二の次三の次である。
なぜそのことに僕が目くじらを立てるのかと言えば、僕が部活のやり過ぎで、勉強を疎かにしてしまい、大変な思いをしたからである。本当に涙なくしては語れない失敗人生だった。
多くの方は、「かねごんは部活の経験が人生に生かされているんじゃないか」と言うかもしれない。
それは今だから言えることで、若いころは勉強をやらないでしまった後悔の念で、心がくしゃくしゃだった。
親の遺伝子は子どもに引き継がれる傾向が強いようで、我が次男も卓球漬けである。中学校の時は全くのドシロウトで、高校では卓球はやめるんだろうなと思っていたが、高校の監督と相性がどんぴしゃりと合ってしまい、寝る時間以外はすべて卓球命の日々を過ごしている。
僕に言わせれば病気だ。
軟弱だった精神が、部活によって鍛えられ、親の目から見てもたくましさだけは育まれたが、これも親の遺伝子の影響か、勉強はさっぱりである。
音楽好きの病気は長男に受け継がれ、卓球好きの病気は次男に受け継がれてしまったようだ。親の血は争えない・・・・。
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