存在価値
例えば、僕が居なくなれば我が家は大変なことになる。
農作業や家の修理、庭の手入れはすべて僕がやってきた。そして家計もそうだ。僕がいなければアウトだ。
・・・・と思って日々頑張っているのだが、ひょっとすると幻想かも知れない。
塾も高校の授業も、そして家さえも、僕が居なくてもさり気なく日常が本当は過ぎていくのだ。
人は自分の存在価値を意識しているだろうが、実は、思っている以上に儚いものかも知れない。
このブログもそうだ。
毎月何万人が訪れようが、何十万人が訪れようが、所詮個人的なブログだ。明日から書くのを止めますと言ったところで、何も変わらない。
放射能も不況も、そして天候の変化も、変えられない。残念ながらそれが現実だ。
しかし、世の中ではTwitterやフェイスブックや様々ウエイブを駆使して、多くの人たちが警報を配信し、啓蒙運動をやっている。
文字を打ち込むことで、自分が何かをやっている気持ちになる。僕もそうだ。
僕のブログを読んで、岩手を去り遠くの町へ引っ越した方々がいる。僕のブログを読んで、遠くの町から僕の塾に子どもを通わせる親御さんがいらしゃる。
そういったことがいいのか悪いのか、実は誰にも確信なんか持てない。
僕がこんな駄文を書き続けなかったなら、ひょっとすると平穏な日常を送ることができた読者の方がいたかも知れない。そんなことを考えることもある。
塾をやっている僕には切実な願いがある。
それは若者が自殺をしたり、自暴自棄になって犯罪を犯すことがない社会が訪れることだ。命が輝く社会になることだ。
僕の力では無理かも知れない。いや無理だろう。
しかし何かをやらないと、なにも動き始めない。
虚無感が漂っても、その中にさえ必ず希望があると僕は信じている。
無意味と思う行為にも必ず意義が生まれると思っている。
もうすぐこのわくわく日記も6年目に突入する。
最近は続けるための動機を探さないとシンドい時が増えてきた。・・・だから勝手に動機を作っている。
このブログが一人でも多くの皆様の心に届いていただければ幸いです。
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職場での存在価値を思い出しました。
どんなに周りから、優秀でベテランで頼られていた人が異動や退職で職場を去るという時。
皆、強い不安や混乱に陥るのですが、
あれほどの不安と混乱も時間が経てばいつの間にか
日常へと変化し対応できてしまうのです。
何度も経験しました。
残念ながら居なくなって困る人は会社には存在しない。
と、感じ、自分もそれと全く同じだと思って業務をしていました。
それでも、その素晴らしい時間と記憶は残ると思います。
私は、わくわく日記に日々力をいただいています。
*
かけがえのない存在が必ずあります。
やはり家族です。
子どもにとっての母親父親の存在はとても大きいです。
経済的ささえ、心のささえ、全てにおいて家族は皆、大切な存在です。
先ほど、これを入れ忘れてしまいました。
すみませんm(__)m
(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
誰もが役割があります。
そのことい気づいてアクションを起こすことも大事ですが、思うことも大切なことだと思います。
大げさですが思考は宇宙を駆け巡るとおもいます。
応援ありがとうございます。
投稿: たんた | 2012年4月24日 (火) 09時00分
いや・・・ここに^^
かねごん先生がこのブログを辞められたら困る人間がひとり。
私は日々周囲との違和感を自身で消化しきれず、こちらにお邪魔します。
先生のお話を読んでいると、なぜかホッとします。
そしてやっと一日を終えることができるのです。
先生が考えられていること、感じていらっしゃること、「そうそう、私の中のもやもやは文字に表わすとそうなんだわ」と思うこともしばしば。
遠い地で先生が今日という時間を過ごしている。
同じ空の下に先生がいると思えば明日もまた歩き出せるのです。
いつも笑っている母親として。
きっと私と同じような人がたくさん居るのだと思います。
こちらのブログに辿りついたきっかけはもう忘れてしまいましたが、なにかの縁に繋がれて先生を知ることができたのです。
その時選んだクリックひとつ、それも何かの導きがあったのだと感じています。
先生の言葉には力があります。
(かねごん)
しろ様コメントを頂きありがとうございます。
いつも励ましのコメントを頂き恐縮です。
こんな僕のブログに思い入れを持って頂き感謝です。
何とか6年目もマイペースで打ち込んでいきたいと思います。
よろしくお願い致します。
投稿: しろ | 2012年4月24日 (火) 22時47分