0.2マイクロシーベルトは安全なのか?
僕の住んでいる一関市は放射能のホットスポットと言われている。 線量計で計ると、雪が多かった冬の間は空間線量が0.1マイクロシーベルトまで下がっていたが、雪が解け南風が吹き荒れるようになって、0.2マイクロシーベルトまで上がっている。
多くの方から、現在の一関市の放射能の値は大丈夫なんですかと尋ねられる。僕は放射能警告ブログを発信してきたが、その分野の専門家ではない。完全な文系人間である。しかし素人なりに、この数値を計算すると下記のようになる。
0.2マイクロシーベルト×24時間×365日=1.75ミリシーベルト
24時間365日、そこにいたとして、年間に浴びる放射線量は1.75ミリ。
ちなみにCTスキャン1回で浴びる放射線量は6ミリシーベルト。レントゲン技師は年間50ミリシーベルトまで被曝しても良いということになっている。レントゲン技師が早死にするという話は聞いたことがない所をみると、0.2マイクロシーベルトの空気線量は、全くの安全値とは言えないまでも、生活するうえで、危険値と言うほどのものではないようだ。
しかし口にする食料となると話は全く別だ。一関の椎茸をはじめとして、いくつかの農産物から500ベクレルを超すセシウムが検出されている。何度もこのブログで書いてきたが、世界基準は10ベクレルである。僕が知り得る範囲では、ホットスポットと言われる地域の農作物は、100ベクレルを超えていないということで多くが出荷されてきた。
これは国民の健康よりも、損害賠償を逃れたいという国や東電の陰謀以外の何ものでもない。
本当に怖いのは、食べ物による内部被曝である。心に銘じて頂きたい。
このブログが一人でも多くの皆様の心に届いていただければ幸いです。
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コメント
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事故以来いつも読ませて頂いています。
「日本のレントゲン医師が早死にとは聞いたことがない」とありましたが、海外では日本の医師が海外の医師に比べてガンの発生率が多いのは、放射線を浴び過ぎるからだと警告を発している文章を読んだ記憶があります。これはレントゲンの回数が多すぎるということでしたが、日本では患者がレントゲンを撮ることで安心する場合が多いらしく、撮らないと不満を言われることもあるからのようです。いまや病院も商売ですから、お客様の声は無視できず、悪い評判が立つのも恐くてレントゲンを多く撮るということらしいです。ネットで探せば出て来ると思うのですが、どこで見たのか記憶がありません。すみません。
(かねごん)
川越様コメントを頂きありがとうございます。
そうですか日本のお医者さんの癌になる率が高いですか。
そういえば僕の田舎でもお年を召したお医者さんはみんな癌でなくなっていますね。
個人病院ではお医者さんが直接レントゲンを撮っていましたから、そうかもしれませんね。
そうするとレントゲン技師も安全じゃないですね。
医療現場でも、放射能にたいする認識を変えなければなりませんね。
貴重なコメントをありがとうございます。
投稿: 川越 | 2012年4月10日 (火) 09時56分
かねごんさん春祭りの際は九州のお野菜の件ありがとうございました。大変たすかりました。
同感です。食べ物による内部被爆がこれからずっと心配です。レントゲンの話も私も読んだことがあります。「日本の学校や社会では健康診断やレントゲン検査を毎年行っているが、各国と比較すると、これは多すぎる。」というような内容だったと思います。
また、「診断にCTやMRIを患者に多様する(勧める)のは、これらの高額機器を購入した費用を回収する意味もある」と聞きました。本当に必要な人がCTやMIRによって救われる意味は大きいと思います。が、なかにはそうではない場合もあると思いますので自己責任で判断することも必要かと。
話がそれましたが、「レントゲン技師の不妊傾向や非正常出産が一般より多い」など私も聞きました。
いずれにしても、これから数十年と子どもたちは内部被爆や外部被爆を受けますから、防げる内部被爆は気をつけたいと思います。レントゲンも。
(かねごん)
たんた様コメントを頂きありがとうございます。
放射能の汚染があって、初めてMR等の放射線量を知りました。
いかに放射線量に関して無知だったのかを思い知りました。
投稿: たんた | 2012年4月10日 (火) 13時48分