春期講習のチラシが頻繁だ
去年の春もそうだったが、今年の春も春期講習の新中3の申し込みが全くない。高校生の大学受験英語コースと中学生の1,2年の申し込みが数名あるだけである。
市内の高校入試の低倍率がどうも影響しているようだ。ここ2,3日春期講習の折込みチラシが頻繁に入ってくる。大手のフランチャイズさんも苦戦しているのだろう。
岩手県南地域では、今回の入試倍率でもわかるように、定員割れをしている多くの県立高校が出てきている。奥州市や一関市に於いては、旧郡部の県立高校が定員の3分の2に満たない普通高校がほとんどだ。
県教育委員会は、県立高校の再統合を模索中である。東京とほぼ同じ面積を持つ一関市には、普通科を持つ県立高校が5校、工業高校が1校、高専が1校、そして私立高校が2校と支援高校のあわせて10校がある。
人口が10万ちょっとの町に確かに多いと言えば多い。しかし広域面積を考えれば、これ以上高校を統合されては通学困難の高校生が増加する。
都会と違って、バス路線がなく、鉄道も1時間に1本しか走っていない。最寄りの駅まで10キロ以上の生徒たちがいっぱいいる。冬の雪道はとても自転車では走れない。送迎バスを出しているのは、市内では一関修紅高校のみである。
今回の震災の影響で地元に仕事がなく、単身赴任で働いている親御さん方も多い。通学の送迎もままならない状況だ。
何処かの高校に入れるから勉強をしなくてもいいよと、もし考えている受験生や親がさんが多くおられるとしたら、僕はとても危険なことだと思う。この不況の中で、各自の夢を実現していくためには、何処の高校に入ったにしても、卓越した技術や能力は絶対必要である。
新中3生の皆さん、高校は入れても、大切なのはその後です。忘れないで下さい。
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