まだまだ春は遠い
東京電力福島第1原発事故に伴う旧緊急時避難準備区域の福島県南相馬市原町区の住宅で2月下旬、この家に住む女性(69)と長男( 47)が相次いで死亡しているのが見つかっていたことが27日、分かった。県警が2人の死因などを調べた結果、凍死の疑いもあるとみており、周囲が2人の異変に気づかない「孤立死」だったとみられる。
市によると、親子は2人暮らし。民生委員が、2月に近所の住人から「最近女性の姿を見ない」との情報提供を受け、女性の次男に連絡。次男が女性宅を訪ねたところ、2人が死亡しているのを見つけた。民生委員が1月に訪ねた際には2人と面会できなかった。
昨年8月、地元住人から「母親に不自然なけががある」との通報が寄せられ、南相馬市と警察が調査したが、不審な点はないと判断。準備区域が解除された9月ごろに女性が「仙台市の次男宅に引っ越す」と説明したため、市はその後、状況を把握していなかったという。
住宅は3階建てで、以前は1階が店舗だったが、夫が数年前に死亡した以降は閉店状態だった。
近所の男性(70)は「2月中旬ぐらいに女性が近くを歩いているのを見たが、誰か分からないくらいやせていた」と証言。男性は「(女性の)親族から『長男が亡くなって1週間くらいして母親も亡くなったようだ』と聞いた」とも話した。
(共同通信)
様々な支援が被災地で行われてきた。多くのボランティアの方々が、支援の手を差し伸べてくれた。
しかし国の方はどうだろう。書きたくもない。最悪だ。
自分のことは自分で守るしか無い。国を当てにしていたら、家族の命が守れない。食べるものもなく、暖をとることも出来ず、哀しい人生の最後を終えることが、この国であってはならない。
被災地にまだまだ春は遠い。
このブログが一人でも多くの皆様の心に届いていただければ幸いです。
応援のワンクリックをお願い致します。
« また77が出始めた | トップページ | 本当の支援を »
田舎は人情が熱く人々の繫がりも濃く・・・
そんなイメージが作られていますが
仮設住宅での孤独死、そして今回の2人の孤立死
今や都会も田舎も同じ
田舎に住みながら以前からそう感じていました。
(かねごん)
yaeko様コメントを頂きありがとうございます。
孤立死もそうですが、避難先での自殺も増えています。
経済的な支援が本当に急務です。
投稿: yaeko | 2012年3月29日 (木) 10時52分