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2012年1月11日 (水)

またまた因果関係がない

東京電力は11日、福島第1原発で9日に作業中に心肺停止となり病院に運ばれた協力企業社員の60代男性が死亡したと発表した。死因は急性心筋梗塞(こうそく)で、被ばくとの因果関係はないとしている。

 東電によると、男性は昨年5月から同原発で作業し、累積被ばく線量は約6ミリシーベルト。9日は朝からタンクの製造作業を行い、午後に体調不良を訴えて病院に搬送されたが、同日午後5時ごろ死亡した。

 同原発で亡くなった作業員は4人目。東電には11日午後1時ごろ男性死亡の連絡があったという。【関東晋慈】毎日新聞

累積被ばく量が6ミリシーベルトもあるのに、因果関係はないとする東電。今後誰が亡くなっても、東京電力は因果関係がないを言い続けるだろう。この言動を許し続けることはとても危険だ。

今後内部被曝が原因で、病気になったり亡くなっても、いっさい補償はしませんよという決意を東電が示している分けで、こんな暴言を客観的に報道しているマスコミもマスコミだが、裏でもし消し工作を必死にやっている東電を裁かずして、真実の報道もへったくれもない。

新聞メデイアもテレビも、もはや東電をはじめとする大企業のカバン持ちに成り下がってしまったようだ。

命を犠牲にして原発事故の収拾に人生を捧げられた原発作業員の方々のためにも、僕らは言葉を絶やしてはいけない。

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コメント

かねごん先生、こんにちは。

やはりどこまでいっても「因果関係はない」で通すつもりなのでしょうね。
作業員でこの対応ならば、国民に関してはもっと認めないでしょう。そのための「収束宣言」だったのだと感じ始めています。
国民に徐々に出てきている健康被害、それに対してもう「収束」しているから関係ないと。

今一番問題だと思うのは、「健康被害は起きない」としている国の言い分を盲信して、実際に健康を害している人を嘲笑したり罵倒する動きがあること。

本当に・・・戦時のようです。

(かねごん)
しろ様コメントを頂きありがとう御座います。
家内がリンパの腫れが気になるので病院に行きましたが、
放射能の影響じゃないですかと言ったところ、お医者さんは苦笑いをしたそうです。
一般庶民は何を言っても相手にされないんでしょうか・・・・。
日本も生きづらくなりましたね。

この記事を読んで、何となく気になっていたことが、悪い方へ現実のものとなり、動き出していることがはっきりとわかりました。東電は、放射線による発がんに関して一切補償する気もちがないこと。それどころか、理論武装により、全力で責任を逃れるために政府も巻き込んであらゆる手を使ってくるだろうことがこれから予想されます。
 この国は「国を守るために、国民を犠牲にすることなど、本当は、何とも思っていない。」国なのでした。そういえば。
 そしてマスコミは、国民の目を最も大事なことから上手に逸らすために、うんと頭を使っていることも。そしてそれは、今のところとてもうまくいっていることも。
 こんな言い方は、言い過ぎなのでしょうか。

(かねごん)
あっくん様コメントを頂きありがとうございます。
いや言い過ぎなんかじゃないですよ。まったくその通りですね。
『放射能の影響が出たら、ごまかしましょう』
そんな見え見えの政府の対応に、怒りを超えて、本当にがっかりです。

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