被災地に現れた龍神
陸前高田市の一本松が、復興のシンボルとして多くの方々の勇気と力になってきたが、新たな松が話題になっている。景勝地気仙沼岩井崎の松も、その殆どが津波で流されてしまったが、無残にも遺された松の一本が龍神として復活したという話題だ。
何処から見てもまさしく龍の形をした松だ。偶然かもしくは誰かが龍に似せて切ったのかは定かではないが、岩井崎に登る朝日に照らされて、まさに龍は飛翔しそうな勢いだ。
龍神オタクのかねごんとしては、実に嬉しい話題である。かつてのブログでも書いたが、この気仙沼の岩井崎は、僕にとっては青春の岬だ。悩み多き青春時代、僕は何度この岬を訪れただろうか。この岬から太平洋を眺めていると、自分の悩みや苦悩が、ちっぽけに思われ、魂が浄化される気分を味わうことができた。
昨年の津波で、当時の風景は一変してしまったが、この龍の松が、やがてまたこの岬を、三陸を復興に導いてくれるのではないだろうか。そんな気がする。
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