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2011年12月29日 (木)

今年を振り返る

今年も後二日で終る。大変な年だった。過去形で書いたが、状況はまだまだ厳しい。

3.11の震災後、自衛隊の支援部隊によって道路が走れるようになった三陸沿岸を訪れた時の衝撃は、言葉では言い表せられなかった。

肉親や家族を瓦礫の中で探す人達の姿。うずくまって泣き崩れている人の姿。放心状態で海を眺めている人の姿。

毎年訪れてきた気仙沼の風景が、強烈なダイナマイトでふっ飛ばされたような廃墟の街になっていた。現実を前にして、僕は震えていた。

多くの、本当に多くの尊い命が召されてしまった。最後までマイクを握りしめ、避難を呼びかけ亡くなっていった方。愛するペットを助けようと自宅に戻り、帰らない人となった方。津波がきていることを知らず、流されてしまった方。

しかし誰もが言う。海を恨んではいないと。

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10月に訪れた気仙沼の海は、とても穏やかできれいな海だった。それだけに哀しみの深淵は多くの残像を海に映しだす。

多くの人達が、生きる希望を模索している。人生の糧を求めている。避難をされている方々への本当の支援はこれからだ。

2011年という年の慟哭を、僕は決して忘れないだろう。家族を、愛する人を亡くされた方々に、頑張ってとは言えない。

哀しみの年ではあるが、必ず癒しの時がやって来る。そのために、しっかりと新しい年を迎えよう。決してリセットは出来ないけれど。

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コメント

いつも愛読させていただいております。気仙沼出身者です。地元を訪れてくださってありがとうございます。何事もなかったかのように美しい海を見ていると本当にあの津波が信じられませんが、かねごんさまのおっしゃるとおり、海を恨んでいるという話はあまりききません。むしろ、気仙沼は「海と生きる」というスローガンを復興の街づくりにすえたと聞いています。・・・海という大自然のなかに迎え入れられたたくさんのかたの命を思って、黙祷するばかりです。


(かねごん)
みらい様コメントを頂きありがとうございます。
僕が住んでいる花泉からは、藤沢を経由して30分で気仙沼に入ります。
震災の後、あまりにも変わり果てた風景にただただ涙があふれるばかりでした。
毎年訪れる大谷海岸の無残な光景に、僕は沈黙し、犠牲になった多くの方々の御霊に、頭を垂れるしかありませんでした。
まったく無力な自分に、腹立たしさと悲しみを感じました。
せめて書き続けることで、ほんの少しでもお役に立てないかと、書き続けてきたこのブログです。
明日で今年が終わります。
ようやくですね・・・・

何時も拝見し共感しながら読ませて頂いております。私は今回の震災で突然両親を失ってしまいどのように考えてればよいのかわからず過ごしておりました。カネゴンさんの日記を久しぶりに拝見し何だか一歩踏み出そうかな‥という気持ちになりました。息子の受験を控え不安はありますがその時々を大切に考えて生活していこうと思います。ありがとうございます。

(かねごん)
ゆっくりママ様コメントを頂きありがとうございます。
ご両親が震災で亡くなられたことに、心よりお悔やみを申し上げます。
幸いにも僕の家族親類は誰一人欠けることなく年を越します。しかし知人の何人かが帰らぬ人となりました。教え子にも家族や友人を津波で亡くした生徒がいます。
亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ、今年は年を越したいと思います。
ゆっくりママさんに、癒しの季節が一日でも早く訪れることを祈願申し上げます。

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