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2011年12月 6日 (火)

共有の欠如

 厚生労働省は6日、今年8月に生活保護を受けた人が前月より9376人多い205万9871人に上ったと発表した。受給者数は7月時点で205万495人となり、過去最多だった1951年度(月平均で204万6646人)を更新したが、これをさらに上回った。
 併せて、3月11日の東日本大震災発生から10月までの間に、被災者から生活保護に関する相談が3745件あり、974世帯の受給が決まったとの集計も公表した。被災地では今後、受給者が急増する可能性もある。
 厚労省は困窮者対策や生活保護制度見直しのための総合的な取り組みが不可欠と判断。5日に発表した社会保障改革案で、来年秋をめどに貧困問題に関する「生活支援戦略」を策定する方針を打ち出した。 時事通信

豊かさの崩壊が叫ばれているが、僕は格差社会が生んだ末期症状的貧困社会だと思っている。

僕の記事をお読みになっている公務員の方や教諭の方には、まことに失礼な話になるが、日本社会は公務員のための共産社会のような様相を呈している。

30歳の青年がコンビニで每日働いても、1年の収入が、同年代の公務員の1年分のボーナスにも満たない。お金が全てではないが、この格差が、日本人の若者の精神性を歪ませている。

国の政治が弱者の救済に向いて行かないのは、政治を司る方々があまりにも優遇されているため、痛みを共有できないのだ。僕はそれが問題だと思っている。

生活保護を支給される方々に「働きなさい」と言うことはたやすい。職業訓練を受けない方の生活保護の支給を止めたいという自治体も出てきている。

お金がないんだから仕事をしなければならないことは、当人たちが一番知っていることだ。問題は仕事が無いことではなく、希望が無いことじゃないだろうか。

新卒を優遇する企業。資格を優先する企業。そして容姿端麗で社交的で明るい人間が採用されていく。

きっと多くの方が言うだろう。「それのどこがいけないの」

人は全てが違っていて当たり前だ。能力の差があって当たり前だ。それを共有できない社会や企業は、とても大切なことを忘れている。

僕らはそういった個性や違いの中で、初めて人間性が構築され、社会が成熟していくのだ。今のままでは、日本社会は大人にならないまま、老衰していく。

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コメント

初めまして。スイスに住むshimaと申します。原発事故関連の記事を読みあさっているうちに、こちらのブログにたどり着きました。過去の記事(主に事故後のものですが)を読んでいるうちに、かゆい所に手が届いた気がして...迷った末コメントを送ることを決めました。何からどう話していいのか、まとめる事も出来ないのですが。私は事故当初から日本人の反応の鈍さに言葉を失っていました。それは主に若い人達に対して
です。もっと外に感情をさらけ出していいのでは?なぜ怒らない?疑問だらけでした。考えた末、日本人は長い時間をかけて国家に洗脳されたのでは?という答えに辿り着きました。いつの間にか自分で行動できない人間というか、周りを気にするあまり自分の考えで行動する意志まで失っているのでは?と。私は10代20代とロック漬けの日々を送りました。いや30代の今でも精神はロックのままです。その頃私は毎日、社会とぶつかり友人とぶつかり、悔しくて泣いたことは数知れず。結局、日本社会から認められる事はありませんでした。私のような人間は日本では邪魔なのだという事がわかりました。そこで私は30代半ばから英語を本格的に勉強し、どんな手段でもいいから海外(ヨーロッパ)に出てやる!と奮起しました。その結果、幸運にも現在それは実現しています。きっと私が今日本にいたら、いかだ船でも何でも作って日本を脱出して難民として何処かの国へ亡命したかもしれません。私の人生は決して明るいものではありませんでした。小・中はいじめられ、社会に出てからも会社に適合出来ず正社員で働いた事は一度もありません。何とか一人暮らし出来るギリギリの生活を東京で13年続けました。体調も崩しました。実家もずっと貧乏で、10年前には弟が白血病を発症し今でも働くことも走ることも出来ません。杖で歩くのがやっとです。再発の時には私がドナーとなり移植手術をしました。父と母は健在ですが両親に何かあったら弟をどうするか、という問題もまだ残っています。でも私は自分の人生を、信念を貫くつもりです。自分の人生をこんなふうにインターネットから書くなんてバカだと思いますが、でも書かずにはいられませんでした。やっぱり反骨精神の固まりのPUNKで育った私の精神はもう変わりそうにもありません。バカでもいい。日本の若い人達も世間にF×CK OFF!!って叫んだっていいんだぜ。勉強は何歳になってもその気があれば出来るはず!このブログの先生みたいな人もいるんだから。:-))すみません長々と。少し過激な表現もあるのでブログには載せない方が良いですかね。長すぎるし。先生、文面から察する寝不足気味の日が多そうですね。どうかお体ご自愛下さい。そして若い人達が少しでも希望を見出せる手助けをしてあげて下さい。失礼致します。

(かねごん)
shima様コメントを頂きありがとうござます。
失礼かも知れませんが同じ匂いを感じます。
スイスから熱いメッセージありがとうございます。僕の記事を読んでもらっている若者にも届いたと思います。

若者だけでなく、中高年もです。
なにしろ、学歴と年齢で書類選考だけで落とされてしまいます。パートでも、です。
アルバイト(夜間)しているのですが、そこに最近入ってくる人が中高年の男性、もしくは新卒ぽい人がくるので余程職がないんだなぁとほんとに思います。

それとこれは全く関係ないといえば関係ないことかもしれませんが、私は浜田省吾が好きで地元でコンサートがある時は必ず行ってます。
行くたびに思いますが、満員です。
彼はテレビには出ません。
メディアのこともよく御存じだからでしょう。
ファンの方なら少なからず知っていますが
彼の父親は広島で被ばくしています。
少なくともこのコンサートに来ている人達が
声をあげれば違ってくるのではないかと、
今の状況を考えることが出来る人が大半ではないかと
少しですが希望をもっています。

(かねごん)
yuuki様コメントを頂きありがとうございます。
僕も浜田省吾大好きですよ。
多くのアーチストが被災地岩手に慰問に訪れましたが、中には事務所のスケジュールの一環でという方も多かった気がします。
バックボーンがなければならないと言う訳ではないでしょうが、共有できるアーチストが少ないですね。
浜田省吾を何度かブログでも取り上げてきましたが、伝わってきますね・・・。

    >問題は仕事が無いことではなく、希望が無いことじゃない     だろうか。
本当に そう思います。
職業訓練をした所で 働く場所がないのですから...
運良く 大企業の正社員になれた所で それが何になるのだろうかと
子どもたちは もう 見抜いている気もします。
高校を 部活動や制服で選ぶなんて と言う方もいらっしゃいますが、偏差値で学校を選んでいた頃と どちらが正しいなどと言う事は出来ないと思います。
時代の変わり目には 若い人たちの方が敏感です。
若い人たちに 期待したいです。
安い物をたくさん売らなければ成り立たないやり方は ネット時代には実は 適応していないのかもしれないと 最近思います。

(かねごん)
藤水様コメントを頂きありがとうございます。
その通りだと思います。子どもたちは見抜いているんだと思います。でも、それでもアクションを起こす勇気が必要だと思いますね。

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