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2011年12月

2011年12月31日 (土)

この1年本当にありがとうございました

本年も大験セミナーわくわく日記を訪問頂き本当にありがとうございました。

皆様より被災地岩手に多くの支援を頂きましたことに、心より感謝申し上げます。

またコメントを通じ、多くの方々より、叱咤激励を承りましたことに、本当に感謝申し上げます。

今年の哀しみや怒りを来年に持ち越したくはないのですが、世の中の状況はまだまだ厳しいだろうと思います。

思いやりといたわりの助け合いが、今後の東北には必要なことだと思います。粛々と仕事に励んでいきたい所存です。

今年も9時間ほどで終わります。皆様に良き年が訪れますことを祈願し、本年のブログを終えたいと思います。この1年間本当にありがとうございました。

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2011年12月30日 (金)

世の中をなめてしまう

テレビをつけると、どこの民放も年末はお笑いタレントが出っぱなしだ。

芸能人のくだらないドッキリやシモネタに笑い転げるのも、時には良いだろうけれど、今年のような年だからこそ、やらなければならないテーマがあるのではないかと思うのだが、いかがだろうか。

芸能界で、話術と人脈と、度胸と、時に毒舌の弁舌で人気を得ることは、努力と並外れた根性を必要とする。

時に数ページにわたる台本を覚えなければならないだろうし、場を読んだアドリブも必要だろう。学歴や才能がないから、お笑いをやっているみたいな自虐的な発言が多いが、その言葉とは裏腹に、陰では血の出るような努力をしている彼らだ。

スポーツ界でもそうだ。天才プレーヤーイチローのプロ野球年俸の総額が100億を優に超えたらしい。それにCM等の収入を加えたら、一体どれだけ今までに稼ぎ出したのだろう。その天才という表現の陰には、とてつもない努力が横たわっている。

僕は何を言いたいのかというと、芸能界でもスポーツ界でも、成功し富を手に入れている人達の、もっと生々しい努力の姿を子供たちや若者に見せて欲しいということだ。

成功は、運や人脈でやって来るのではない。間違いなく猛烈な努力や継続の力で成し遂げられるものだ。

クールな面だけを見せたい気持ちは分かるが、利口じゃないお坊ちゃんは、努力もしないで夢を見る。

教師だってそうだ、国立大学を出て、教員採用試験に受かっているのに「俺勉強しなかったな~」なんて言わないで欲しい。

もっと泥臭い努力の跡を子どもたちに示して欲しい。見せて欲しい。そうじゃないと。子どもたちは世の中をなめてしまう。

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2011年12月29日 (木)

今年を振り返る

今年も後二日で終る。大変な年だった。過去形で書いたが、状況はまだまだ厳しい。

3.11の震災後、自衛隊の支援部隊によって道路が走れるようになった三陸沿岸を訪れた時の衝撃は、言葉では言い表せられなかった。

肉親や家族を瓦礫の中で探す人達の姿。うずくまって泣き崩れている人の姿。放心状態で海を眺めている人の姿。

毎年訪れてきた気仙沼の風景が、強烈なダイナマイトでふっ飛ばされたような廃墟の街になっていた。現実を前にして、僕は震えていた。

多くの、本当に多くの尊い命が召されてしまった。最後までマイクを握りしめ、避難を呼びかけ亡くなっていった方。愛するペットを助けようと自宅に戻り、帰らない人となった方。津波がきていることを知らず、流されてしまった方。

しかし誰もが言う。海を恨んではいないと。

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10月に訪れた気仙沼の海は、とても穏やかできれいな海だった。それだけに哀しみの深淵は多くの残像を海に映しだす。

多くの人達が、生きる希望を模索している。人生の糧を求めている。避難をされている方々への本当の支援はこれからだ。

2011年という年の慟哭を、僕は決して忘れないだろう。家族を、愛する人を亡くされた方々に、頑張ってとは言えない。

哀しみの年ではあるが、必ず癒しの時がやって来る。そのために、しっかりと新しい年を迎えよう。決してリセットは出来ないけれど。

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年末・年始のお休みについて

【事務連絡】

私立高校の願書提出のために、12月27日の特訓を受講出来なかった生徒さんの振替は、1月3日午後1時より行います。

本日29日より冬期特訓以外の通常授業は1月3日までお休みとなります。年末・年始のお休みですので振替はありません。

休み中における急用の連絡は、塾の電話にお願いします。あきこ先生の携帯に転送になります。塾のメールに関してはその日の夜中にしか送信出来ませんのでご了承下さい。

震災で多くの被害を岩手は受けました。放射能の問題も深刻です。大変失礼でありますが、今年は塾生及び卒塾生等への年賀は控えさせて頂きます。

粛々と日々を精一杯生きて、生きて、生きていきましょう。

大験セミナーもおかげ様でどうにか21年目の年を越せそうです。心より感謝申し上げます。

大験セミナー 代表 金田 渉治

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受験指導に命をかけている

今年のプロ野球は120名ほどの選手が戦力外通達を受けた。いわゆる首である。女房子どもを抱え、仕事を失う選手も多い。

プロの世界は結果がすべてだ。投げてなんぼ、打ってなんぼの世界である。

我々塾屋も全く同じだ。受験生を合格させてなんぼの世界である。人間教育だの、情操教育だと言ってみたところで、結果を出さなければ単なるハッタリ野郎で終わってしまう。

そう言う意味では、これから3月の受験までが本当に勝負どころだ。昨日から始まった特訓はまさに天王山だ。

今朝、工事業者が重機を運んで来て、僕の教室の前で作業を始めようとしていた。段取りを終えた業者さんには申し訳なかったが、お引取り願って頂いた。

僕も受験指導に命をかけている。工事をしないと言ったからには、下請けの業者だろうと何だろうと守っていただかなければならない。

今日は飛鳥時代から明治時代まで、歴史上の人物を60人ピックアップして70分で1600年の歴史を突っ走った。明日は理科の計算問題の全復習だ。

受験生達よ、突進だ!

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2011年12月28日 (水)

冬期特訓初日

冬期特訓が始まった。厳冬の中、身も心も引き締まる思いだ。

様々なことがあった1年だったが、今年も例年と変らない受講生が集まってくれた。感謝である。

中3もさることながら、一関一高附属を受験する女子児童達の頑張りは眼を見張るものがある。あと2週間ちょっとで入試がやってくるが、体調を気をつけ頑張り抜いて欲しい。

もう一つ感謝しなければならないことがある。

実は一関一高側の、磐井川の土手の大工事が急ピッチで行われている。我が塾はその工事現場から目と鼻の先ぐらいしか離れていない。ブルドーザーやキャタピラー付きの重機が作業を始めると、地震のような揺れと、騒音が押し寄せて来る。

僕は思わず仕事の書類を抱え、軽トラックに乗り込みジャズ喫茶に避難する。こりゃたまらんと思い、冬期特訓中の工事の中止を要望した。

誠意を持って受け入れて頂いた。また工事用のバリケードで目立たなくなってしまった僕の塾のために、一関一高前の電柱に我が塾の案内板を設置してもらった。

この場を借りて工事会社に感謝申し上げたい。

ということで、静かな中冬期特訓の授業をすることが出来た初日であった。

上記のことを塾生に話したら、「かねごん先生、またその強面(こわおもて)で脅かしたんでしょ」と言われたが、決して恐喝などしていないかねごんである。

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2011年12月27日 (火)

時代

どうでもいいことだけれど、僕の音楽遍歴の話をしてみたい。小学校の6年生の時に、初めて買ったレコードがグレープの精霊流しだった。あの曲で大人の詩の世界を垣間見た気がする。

中学に入るとNSPと井上陽水の曲にはまり、ギターを真似て弾き始めた。かつてのブログでも書いたが、音楽と卓球だけが僕の中学時代の全てで、本当に呆れるくらい勉強はしなかった。ドンマイだ。

その後カーペンターズやサイモンとガーファンクルのハイトーンのきれいなボイスに感動した僕は、10代の後半から真逆のジャズやブルースに傾倒していく。

で・・・なぜ僕が歌作りに足を踏み入れたかと言うと、実はこの人のこの曲に、歌を作ることの凄さと魂の叫びを聞いたからだ。

この歌との出逢いは、ある意味僕の人生を変えた。いろんなことがあった僕の高校時代。FMから流れてきた中島みゆきのこの泥臭い、演歌なのかポップスなのか分けのわからない曲。どんなオバサンかと思えば、うら若い乙女が歌っている。それも自分で作った歌を。

人生の過去と現在と未来を一瞬に捉えた哀愁と希望、そして切なさ。どんな時代に聞いても色褪せない感情のトーン。全く持って天才シンガーだ。

僕は勝手に中島みゆきを和製キャロル・キングと呼んでいるのだが、今年も彼女の『時代』は心に感動を呼び起こす。

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2011年12月25日 (日)

正念場だ

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世の中がクリスマスで和んでいる日に、あえて僕は3.11の津波で崩壊した沿岸の町の写真を貼っておきたい。

多くの悲しみが過ぎ去ったわけでは決してない。愛する人を失い、家を失い、そして仕事を失った人達の生きる戦いはこれからだ。

テレビではこの1年を振り返る報道番組が流され、まるで福島第一原発や被災地が一段落したような、過去の映像を振り返る雰囲気だが、これからが被災地の正念場だ。

街には多くのサンタが繰り出し、ジングルベルの鐘が鳴っている。避難した遠い街のアパートや、仮設住宅でひっそりと過ごす方々の想いを考えると、この季節は早く過ぎて欲しいのではないだろうか。

例年にない寒波が東北を覆っている。雪が毎日降っている。線量が高いのを裏付けるように、雪の降る中に佇んでいると、舌がピリピリする。一体どれだけの放射性物質が東北・東日本にばら撒かれてしまったのだろうか。

これから数十年、放射能との戦いが続く。その覚悟で、生れ故郷に住み続ける決心をした人達。遠い地に引越しをした人達。それぞれの家庭に、もうすぐ今年の大晦日がやって来る。

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上野義行先生からのクリスマスプレゼント

今朝は久しぶりに朝寝をした。

クリスマスイブの昨夜は、12時間ぶっ続けの教科指導の仕事を終えた後、モリソンに行きジャズを浴びた。外はホワイトクリスマス。

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この喫茶店、僕が25年間お世話になっている喫茶店だ。僕が行くとマスタがーがいつも渋いブルースをかけてくれる。昨夜も客が僕一人になると、ブルース談義に花が咲き、マスターお薦めのイカスナンバーを聞かせてもらった。僕にとっては何よりのクリスマスイブだった。

そして本日のクリスマス、岐阜の上野義行先生より野菜やらお米、お茶まで送って頂いた。夏にも多くの野菜を頂いたのだが、クリスマスのグットタイミングで、送ってくるあたりが、上野氏の男気であり、心遣いの温かい人情人である。心から感動である。

我が家では放射能を心配して、今年は自分の畑ででとれた野菜を食べれない話を夏にブログで書いたところ、速攻で岐阜から送って頂いた。一度ならず二度までも、本当にかたじけない。

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上野先生のブログ『虹の架け橋』から先生の写真を勝手に拝借したが、僕と同い年の熱血塾屋である。父親を早く亡くしたのも、専門が英語なのも、そして農業をやっているのも、他人とは思えない共通点が多くある。実は短気なのも(・・笑い)。

違うところは、上野先生の奥様がめちゃ若いことと、50を過ぎても髪の毛がめちゃ多いこと。まったく羨ましい。おっと忘れてた。経営手腕も僕の遥か上をいっている。いつも多くを学ばさせて頂いているかねごんである。

上野先生、早速今夜の夕食にいただきます。本当にありがとうございます。

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2011年12月24日 (土)

著作権使用料

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、著作権使用料を支払わずに、同協会が管理するエルビス・プレスリーなどの曲をバンドで生演奏して営業しているとして、京都・祇園のライブハウスに対し、演奏禁止や同店が所有する楽器の使用差し止めの仮処分を京都地裁に申し立て、認められたと発表した。

 同地裁は同日、使用差し止めの仮処分を執行、ギターやドラムなどの楽器約20点を使用禁止にした。

 同協会によると、記録が残る1996年度以降、音楽作品の著作権侵害を巡り、機材などの使用を差し止める仮処分の執行は、生演奏形態の店は実態が把握しにくいこともあり、全国で21件(うち近畿地方は6件)にとどまっている。一方、スナックなどのカラオケ使用店は540件に上る。読売新聞

音楽をやる人間にとって、由々しき問題である。このところお金の話を僕はしてきたが、著作権にいたっても、往年の名曲を伴奏してお金を摂られるというのは、奈良時代の租・庸・調よりひどい。

この論理で言うと、ジャズ喫茶が著作権料を払わないでレコードやCDをかけることも違法なわけで、ある店舗だけ強制執行するすというのは如何なものだろうか。儲かっている店を狙い打ちしたのか、単なる見せしめか、不平等感が猛烈に漂う使用差止めだ。

ところでこの読売の記事は、著作権料を払うべきだという側の論点なのだろうか、それともやり過ぎの処分だという論点なのだろうか。

とにもかくにも、日本音楽著作権協会なる団体が、個人の権利を守るというよりも、単なる悪徳金融の様相を呈してることは確実だ。

ブログに貼り付けるユーチューブも違反ということで、僕のブログから5分の1近くの画面が消去されたが、僕のブログを見て、CDを注文したという読者の皆様の声も多く聞く。埋もれている名曲が多くのブローガーによって陽の目を見ることも多い。

お金の利権だけが独り歩きして、アーチストの本当の意味での権利は二の次になっている気がする。

ところで僕はライブでは、自分の持ち歌しか歌わないので著作権は問題ないのだが、被災地支援で演奏する曲の著作権料はどうなっているのだろうか。不透明な京都地裁の判断だ。

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2011年12月23日 (金)

呪縛からの脱却

自由奔放に生きてきた。寄らば大樹の陰という言葉を一番嫌い、組織の一員であることを嫌い、一匹狼を気取って生きてきた。

お金とか出世とか全く関係ない世界を生きてきた僕だけれど、それなりにいろんな風をうけ、紆余曲折した半世紀の人生だった気がする。

僕らは戦後の高度経済成長の波をど真ん中で浴びて育ってきた世代だ。真面目に働きさえすれば、人生に喜びがある。そう教えられて育った。戦後民主主義は、敗戦がもたらしたつじつま合わせの償い政治だった気がする。

誰を償ったのか。もちろん戦争で亡くなった多くの御霊である。多くの反省が復興の力となったと僕は思っている。そして戦後60年以上が過ぎ、つじつま合わせの政治はまた化けの皮を剥がされ、獣と化すのか、人間としての霊性を保つのか、その分岐点に立たされている。

欲望の渦に巻き込まれ、物質という邪念にがんじがらめになってしまった現代文明を再興するのは心の浄化だと思っている。

巷に氾濫している暴力や差別、そしてお金に洗脳された資本主義経済という魑魅魍魎の呪縛から脱却しなければならない。

終わらない戦争も、原子力の開発も、農薬の蔓延も、そして止めどない性の反乱も、すべては根っこが同じだ。人間を搾取することで、富という快楽を得ようとする人間の仮面をかぶった野蛮な種族がこの文明を仕切っているからだ。

こんな時代を哀しみ、「神はいるのだろうか」と嘆く人が多いが、神様は間違いなくいる。神様を外に求めているうちは、決して心の安らぎも、浄化も訪れないだろう。僕ら一人一人の中に、GOD SPIRIT は存在している。それを発動させるのは宗教でもお金でもましてや、ある種の詭弁などではない。僕は信念だと思っている。

教育の場である家庭も、学校も、その信念が揺らいでいる。見えないものを軽視するあまり、見えないものに教育が蹂躙されている。

【お知らせ】

大験セミナーは12月29日(木曜)~1月3日(水曜)まで年末年始のため、通常授業はお休みとなります。尚冬休みの間は、冬期特訓中のため、通常のゼミは午後4時スタートとなりますので、よろしくお願い致します。

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2011年12月22日 (木)

疑えばきりがないが・・・

9ヶ月間放射能の関連記事を一日置きぐらいに書いてきた。

一関市長に対し、放射能値の開示と子どもの食材の安全確保の署名運動をやり、このブログを通じて地元の状況を発信してきた。

田舎の塾教師がしゃしゃり出る必要もないのではないかと思ったりもしたのだが、世の中のあまりのルーズさに、思わずしゃしゃり出てしまった。

多くの放射能・反原発関連ブログやHPに僕のブログ記事がリンクされている。拡散して頂いていることに感謝である。

お年寄りや成人にはセシウムの影響が出にくいなどと報道されたが、僕の所に寄せられてくるいろんな情報をみると、そうではなさそうだ。

今年は僕の周りでも、50代の方々の心筋梗塞やくも膜下出血で亡くなられた方がふえている。確信がないので記事にするのをためらっていたが、東北の畳屋さんや自動車のディーラーの方々の死亡が増えているという情報を頂いた。

やはり仕事によっては、防護マスクなどの着用は必要だと思う。「年だから」は関係ない。

畳と言えば稲わらを使う仕事だ。お米はだいじょうぶということで、出荷されたが、稲わらはだいじょうぶという話は聞かない。実際僕の町でも、僕と年齢が変らない畳屋のご主人が急に亡くなられた。

車に関しては、プレートが外された高級車が安く裏取り引きをされていて、外国に輸出しているディーラーの方が心筋梗塞で何人か亡くなったというメールを頂いたこともある。

今年は健康の不調を訴える方が本当に多い。いつもガイガーカウンターを持ち歩いている僕だが、同じ町でも放射能値の値は本当に差が激しい。ガイガーカウンターがほとんど反応しない場所があるかと思えば、いきなり警報表示が出るところもある。

チェルノブイリ関連の記事を読んでみると分かるが、空気線量が1マイクロシーベルトを超える所には住んではいけないと思う。大人もお年寄りも。

そして子どもに関しては、空気線量0.3マイクロシーベルとが限界の気がする。この値を越えた所で毎日24時間生活してはいけないと思う。夏過ぎに市内の中学校の教室の空気線量が0.5マイクロシーベルトを超えている所が幾つかあったが、本来は教室に使ってはいけない場所だ。生徒達がだるくなるのも当然である。

ホットスポットである一関市では、木造家屋の一階での線量がだいたい0.12マイクロシーベルト前後の値である。外に出るとほぼ2倍になる。そして雪の日はさらにその2倍の値になる。

雪の舞う日は、小さな子どもたちを外に出さないほうがいい。残念ながら雪だるま作りも、雪合戦も今年はおあずけだ。

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疲労困憊

二日前の夜、塾の仕事を終えて軽トラックに乗ったらハンドルがやけに重い。パンクだ。タクシーで帰ろうとしたけれど、5千円札が飛んでしまう。貧乏人の僕は自宅に電話をし、長男に迎えに来てもらった。

仕事を終え、奥州市から雪道を花泉まで帰ってきた息子には気の毒だったが、たまには父親の我儘もいいだろうと思い、頼んだしだいである。

昨日は女房の軽自動車を借りて、朝早くからパンクした車の修理に出かけた。スペヤータイヤに交換しようと思い、レンチでホイールのネジを緩めようとしたが、慌てて出かけたものだから、レンチのサイズがスバルサンバーに合わない。同級生が勤めているガソリンスタンドに行って、別のレンチを借りてきた。タイヤを外したまではいいが、パンクした車を駐車場まで走らせたために、ミッションが下がりなかなかスペヤータイヤがはまらない。

2時間半を要してようやく軽トラックをガソリンスタンドまで運び、新しいスタットレスタイヤに交換してもらった。一方15万キロをすでに走っている女房のダイハツミラの冬タイヤも、横滑りす状況になっていたので、近くのイエローハットに行って、新しいタイヤに交換を頼んだのだが、この雪の天気で、平日にも関わらずタイヤ交換が混んでいた。1時間半待ち。

その間歩いて近くの蕎麦屋さんまで行くと、臨時休業。仕方なくイオンまでてくてくと歩いて行ってそばを食べた。

午後に高校の卓球部に顔を出すはずが、完全に予定が狂い、教室に即戻った。10分ほどぼ~としていたら、2時過ぎには一番乗りの生徒が登場。そのまま夜の9時半までノンストップの教科指導。

疲労困憊・・・・。

救いは、自宅に帰って地元紙を眺めると、一関市の給食の放射能値の検査が13日から始まったとのこと。ただ給食に出される食材のセシウムの値は、100ベクレル以下の設定。500ベクレルが5分の1になったが、子どもたちの食材は10ベクレル以下を基準にしてもらいたい。できない基準ではないはずだ。

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2011年12月21日 (水)

雪の線量が高い

昨日は、今年の高校での最後の授業だった。

雪が降りしきる中、僕は奥州市水沢に向かった。いつもの駒形参りである。1年の感謝を神様に申し上げ、塾の神棚に祭る正月飾りを頂いてきた。

駒形神社から車で5分の所に、友人である小林先生の私塾・個別指導学び舎がある。

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震災後初めて寄らせて頂いた。大変な1年だった。特に一関市同様奥州市も放射能の線量が高い。子どもたちを守る対応が不可欠である。話題もそのことに終始した。

先日この記事にて、一関市の雪の放射能線量の値が高いことを書いたところ、多くの専門家の先生方が、雪はだいじょうぶですよと言っていますよというメールやコメントを読者の方から頂いた。

一関市の道路は、雪の日には通常の2倍の放射能値に跳ね上がる。昨日奥州市水沢区の雪を計ってみた。僕が使用しているウクライナ製のガイガーカウンターは、0.5マイクロシーベルト超え、黄色の警報画面に変わった。一緒にいた小林先生も雪の線量の高さに驚いていた。ちなみに小林先生の教室は0.06マイクロシーベルト。いかに雪が危険かが分かるかと思う。

雪の降る日のランニングや徒歩での通学は控えるべきだろう思う。除染しても除染しても拡散し続ける放射能、対応が急がれる。

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2011年12月20日 (火)

すべてがお金が原因

すべてがお金が原因。

政府が避難させないのも、放射能が高いのに移動できないのもお金が原因。

仕事が大切なのもお金が大切だから。学歴を追い求めるのも、いい会社に入りたいのもお金がすべて絡んでる。

当たらないと思っても宝くじを買い、勝てないのにパチンコやギャンブルにハマるのもお金が原因。

学生の頃バイトが本業なのか、何なのか分からなかった日々、浜田省吾のこの歌をよく聞いていた。このブログでもこの歌を紹介するのは3度目だ。それだけこの歌には思い入れがある。

今の日本を見ていると、お金に洗脳され、挙句の果てにお金のために命まで奪われてしまっている。

お金が一番大切なわけはないだろうと言える人は幸せな人だ。多くの人の人生が、お金に左右されて行く。

悲しさとか哀れさとか言うより、何やってんだよ馬鹿じゃないのかと叫びたい僕がいる。いや叫んでいる。毎日。

死んだってあの世にお金なんて持っていけない。下手に大金を残した日には、そのお金でひと悶着だ。

お金に寄りかかって終わっていく人生なんてゴメンだね。僕に言わせりゃ、お金がない辛さも、お金にあぐらをかいている人生もたいして変わりがないと思うよ。

お金に対するスタンを変えなければならいね。

ねえみんな、お金に媚びるのやめようぜ。お金に媚びるから原子力作ったり、どうでもいいような政治家を出しちゃうんだよ。

お金の奴隷になっているから、辛いんだと思うよ。貯金通帳にいっつもお金がなくて、引き落としができないなんて悩むより、最初から通帳なんて作らなけりゃいいんだよ。

家族全員で携帯を持っていて、給食費払わないとか、父ちゃんが立派な車に乗っているのに、授業料払えないとか、おかしいよね。

一握りの人が潤うために、多くの人が犠牲になるのが資本主義社会だとしたら、この社会やっぱりおかしいよね。

そういったおかしいことに気づかないから、原子力の問題も、政治家のいい加減さも、スルーしちゃうんだと思うよ。

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だいじょうぶなんかじゃない!

スイスで暮らしているshimaさんという方から2度目のコメントを頂いた。本日頂いたコメントをそのまま紹介したい。

私も思います。人の人生は宇宙から見ればほんの一瞬だと。その短い時間の中にもたくさんの想いや出来事があって・・・必死にもがいたり、泣いたり笑ったり怒ったりしながら過ごしているうちに、あっという間に終わりを迎える。残念ながら今の日本は、普通に何も考えず食べたり飲んだりすることが出来ない日々が続くかもしれません。

「失ってはいけないもの」が「希望」であると同時に「危機感」もまた失ってはいけないものだと思うのです。自分の身は自分で守るしかない・・・動物の本能のようなものですね。動物はこの危機感が失われたら生きてはいけません。前回も書きましたが、日本人は長い時間をかけて国家に洗脳されていると思うのです。テレビやマスコミなど、メディアを通して。

どこかテレビや新聞の情報に頼りすぎてしまう面があると思うのです(本当は自分で判断出来るのに)。震災後、世界の人々の日本人の印象は「冷静で秩序ある国民」でしたが、残念ながら最近は「冷静なのではなくて何も行動できないだけ。」という印象に変わってしまったそうです。厳しい意見ですが、鋭い!と思ってしまいました。国民全体を通しての大きな動きが未だ起こっていませんから・・・。

日本は戦後の高度経済成長、そしてバブル、バブル崩壊後もそれなりの暮らしを保って国民の多くが中流家庭(もしくはそれ以上)という恵まれた状況が長く続くうちに、たくさんの大切なものを失ってしまったのか?本当の意味での助け合い、自分で生き抜くための危機感・・・。国民が全てを失って、みんなゼロの地点に立ったら革命がおこるでしょうか?政府に負けないために、そして自分自身に負けないために・・・。

今日も長くなってしまいすみません。寒さが一段と厳しくなる時期となってまいりました。お体に気をつけて・・・希望とともに生き抜く知恵(危機感)を若い人達に広めていって下さい。では失礼致します。スイスより。

『震災後、世界の人々の日本人の印象は「冷静で秩序ある国民」でしたが、残念ながら最近は「冷静なのではなくて何も行動できないだけ。」という印象に変わってしまったそうです。』

海外に住む日本人だからこそ、感じられる鋭い指摘だと僕は思った。冷静なのではなく何も行動できないと言われて、みなさんはどう思われるだろうか。

何とかしようと頑張っているのは、小さい子どもを持つ母親だけで、お年寄りや、若者たちは、全くアクションを起こさない人達が多すぎる。僕は情けないと思う。

僕の近所のおじいさんの言葉が印象的だった。「1960年前後だって、核実験で今と同じくらいの放射能だったべ。そんでも大丈夫だったべよ」

だいじょうぶなんかじゃなっかた。1960年代から小児がんや白血病が急増したのである。今回の福島第一原発の放射能は、50年前の値を遥かに超えている。だいじょうぶなんかじゃない!

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2011年12月19日 (月)

父の命日

今日は父の22回目の命日だった。菊の花を墓前に供えてきた。

3.11と4.7の大地震で多くの石塔が倒れた墓地も、年末を迎えほぼすべての修理が終わり、墓石もきれいに立ち並んでいた。

父がもし生きていれば、今年77歳だ。今年も父の好きだったこの曲を天国にいる父に贈りたい。

美空ひばりの歌を聞くと、心からうまいと思う。ジャンルを超えて歌心が魂に響いてくる。

父の22回忌と言うことは、長男ももうすぐ22歳になる。まさに川の流れのように年月が過ぎて来た。まさに生きることは旅をすることだと思う。

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2011年12月18日 (日)

失ってはいけないものがある

沈む夕日を前に、夕暮れ時に感じる哀愁は、何百回、何千回経験しても鈍化することはない。終日の光景は、様々な心の余韻と寂寥と、そしてある種の希望を僕に与えてくれる。

沈みゆく太陽は、当然のことだが、明日には朝日となり大地に命の光を与えてくれる。その未来永劫繰り返す営みの中で、僕らの一生はあまりにも短くそして刹那的だ。

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2011年も後2週間で終わる。3・11の日から僕の日常が変わった。心の根底にあった恐れが現実になってしまった日、拡散する思考とは裏腹に、自分を見つめ直す静かな時間が溢れ出した。

言葉では「頑張るよ」と言いつつも、どこか遠くを見つめるような視線に出会うたびに、東北人が味わってきたであろう諦観と忍従の、過去の遺産を再現させられているような錯覚に陥った。

「人間死ぬときは死ぬんだから」何度この言葉を僕の身辺で聞いただろうか。津波で2万人近くの人が一瞬にして亡くなり、故郷の街が消えた。その動揺は正確な判断を、住民から奪ってしまった。

メルトダウン、放射能が東北に北関東に拡散した。土地も水も魚も穀物も、全く気にしない人達がいる。放射能の恐ろしさを知らない人達がいる。

一方メルトダウン後すぐに東北を脱出した人達がいる。しかし残った人達が愚かなのではない。残った人達を守ろうとしなかった政府が悪いのだ。正しい情報を出さなかった国が悪いのだ。

すぐ健康に被害がでる値ではない。それではいつまでなら被害が出るのか。見えないものだから、ずっとごまかすつもりでいたのだろうか。

もう一度繰り返そう。僕らの一生はあまりにも短くそして刹那的だ。だからこそ、一生懸命生きなければならない。そのために失ってはいけないものがある。

希望だ。その希望のために、僕らは東電や政府を許してはいけない。15万人が避難をしている。そしてその数倍の人達が、避難すべきなのにできない状態にある。

我々は愚かな政府に洗脳されてはいけない。希望を捨ててはいけないのだ。

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冷温停止状態?

通常の原発の場合は、原子炉を停止した後、炉内の水温が100度未満まで冷えて安定している状態を「冷温停止」という。福島第1原発事故では原子炉が壊れており、通常の冷却装置も使えないため、政府は「圧力容器底部の温度が100度以下」「敷地境界での(原子炉から放出された放射性物質による)被ばく線量が年間1ミリシーベルト未満」の2条件をクリアすることを原子炉の安定の目安として「冷温停止状態」と定義している。

毎日新聞 2011年12月17日 東京朝刊

冷温停止?完全に頭が寒さで冷温停止になっているんじゃないだろうか。政治家のお坊ちゃん達は。

昨日から降った雪の放射能値はとても高い、0,38マイクロシーべルトだった。スキーどころではない。子どもたちを雪の日に外に出してはダメである。

雪の行事を敢行する学校があったなら、絶対拒否して頂きたい。収束とか安定などという言葉に騙されてはいけない。どんどん雪が放射能を拡散している。

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ボヤキ

今更ながら取り柄のない男である。

仕事が好きなのか、仕事しか出来ないのか、全く出歩くこともなければ、趣味もない。

酒もタバコもギャンブルも女も(笑い)やらない僕は、ひたすら仕事に明け暮れる每日である。ケータイ電話を持ち歩くことも、ましてやノートパソコンを持ち歩くこともないので、帰宅するまで、僕は自由奔放の身ではあるが、やることがない。仕事以外・・・・。

今日も朝8時半に塾に入り、塾を出たのは夜の9時。12時間休む間もなく仕事だった。

不満があるのかと言えば、仕事があることだけでも幸せであるわけで、全く持って不満などないのだが、強いて言うなら休みが欲しい。

自営なのだから勝手に休めば良いだろうということになろうけれど、それが休めない。休めばお金が入ってこない。単純な理由のため、僕は結局忙しい。

ブログを打ってる暇があるなら、早く寝て休養すれば良いだろうということなのだが、これも仕事みたいなもので、やっぱりやめられない。やめられない一番の理由は、多くの方が読んでくれているのと、書かなきゃならないことがある分けで、書かなくていい時代になったら書くことを辞めたい。自分でも何を言っているのか分からない(・・苦笑い)が、そういうことである。

最近ずっと僕の記事に、コメントを頂いている。国内はもとより海外にお住まいになっている方からも。2100稿近く4年半で書いてきたが、1000近くのコメントを通算で頂いた。感謝を通り越して涙、涙である。

冒頭で趣味がないと言ったが、道楽が1つだけある。そば道楽である。そばを食べたいがゆえに、仕事を必死にやっている感がなきにしもあらずである。每日3食そばでもいいくらい、日本そばが好きである。はっきり言って病気である。

従ってそばにはうるさい。お店に入ってまずければ2度と行かないし、うまければ每日でも食べに行く。至って単純だが、塾という仕事をしていく上で、実はこのそば道楽が、かなり役立っている。味加減ではないが、塾加減というのももちろんある。

あっさりしすぎていてもダメだし、しつこくてもダメである。季節ごとにタレやそば打ち加減も変えなければならないように、塾もお客さんや時代の流れに中身を変えていかなければならない。伝統というものは守るものではなくて、ニーズにどう対応していくかで決まるものだと思う。

・・・やばい夜中の1時になる。明日は卓球の試合だ5時半に起きないと、早く寝なきゃ・・・。それでは。

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2011年12月17日 (土)

瀬戸内からの贈り物

昨夜からの雪は、自宅の周りの原野を真っ白にした。厳しい冬が始まった。僕の四駆の軽トラックがいよいよ本領を発揮する季節がやって来た。

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先日丸亀市・瀬戸内英語学院の山田純一先生より、来年の素敵なカレンダーを一杯僕の塾に頂いた。山田先生は、3.11の震災後にも子どもたちの支援物資として、英語辞書や文房具、教材を一杯送って頂いた。本当に感謝で一杯である。

今回のカレンダーは丸亀市の株式会社ヤマダ様のご支援で送って頂いたものだ。僕の大好きな空海さんと縁の深い土地である。

心温まる可愛いカレンダーを前に、子どもたちも喜んでいた。カレンダーを抱えて嬉しそうに帰って行く子どもたちの後ろ姿に、僕は来年の新たな希望と闘志が湧いてきた。

政府は福島原発に対して、収束というとんでもない言葉を使用したが、政治家達はとうとう漢字の意味も知らなくなったようだ。

*山田純一先生、そして山田智子様温かいご支援に感謝申し上げます。今年は年賀状を書かないことにしましたゆえ、年賀は失礼しますが、良いお年をお迎え下さいませ。

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2011年12月16日 (金)

魔女狩りのごとく

東京電力福島第1原発事故で、3号機の原子炉を冷やすための最後の要となる「高圧注水系(HPCI)」が3月13日に現場の独断で止められ、再起動できなくなっていたことが、政府の事故調査・検証委員会の調べで分かった。3号機は翌日、水素爆発した。1号機でも冷却装置「非常用復水器(IC)」が止まったが、吉田昌郎前所長が稼働していると誤認して事故対応していたこともすでに判明している。指揮系統が機能していなかったことが重大事故につながった可能性がある。今月末に公表される中間報告書に、こうした対応が不適切だったと記載される模様だ。(每日新聞)

魔女狩りのごとく、責任を個人に押し付け、知らんぷりの東電。僕は、神社オタクと龍神オタクが同居している輩だが、、何かの宗教にハマっている人間でもないし、特別な神様を信仰している信仰深い人間でもない。しかし勝手に輪廻転生を信じている人間だ。

そんな僕の立場で言わせてもらうが、このまま嘘を言い続ける東電のトップや責任者達の来生は大変だろうな。どうでもいいことだけれど・・・・。忘れてた。文科省をはじめとする政治家さんたちも。

「私のせいじゃない」というのをやめると、人生は加速的に豊かになるのに、残念だ。

今度は解脱して輪廻転生から一旦休息しようと思ったが、このご時世をみるとまた生まれ変わらなければならないようだ(苦笑い)。

来生は何をやろうかな。50を過ぎたおちゃんは、あらぬ妄想に耽けるのであった。

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2011年12月15日 (木)

おそうじオバチャン

どんなに忙しくたって、暮れなずむ綺麗な夕日に、心を寄せることは出来るはず。どんなに忙しくたって、音楽は聞けるはず。

人は絶対余裕が欲しい。そうじゃないと人を慈しむことができないんじゃないかな。

最近睡眠時間がずっと5時間を切っている。でも調子は悪くない。忙しいけれど、なんとかブログを更新しているし、調子に乗って曲も作っている。

昨日は高校の職員会議の前に、電車に飛び乗り塩釜神社に行ってきた。一杯神様に頼んできた。呆れるくらい。

今度の日曜日は、ユードームで行われる市内の卓球大会にダブルスで出る予定だ。さすがに今年は卓球の試合どころじゃなかった。今度の日曜日が、僕が出場する今年最初で最後の市内大会になる。

冬期特訓もなんとか順調に生徒が集まっている(午前コースは定員になりました)。皆さんに感謝をしたい。本日大船渡の中3生から申し込みがあった。大変な一年だったろうと思う。今年度一番遠距離の生徒の申し込みだった。気が引き締まる。

年末である。これから大掃除が始まる。僕な大好きなブルースナンバーを紹介しよう。憂歌団でおそうじオバチャンだ。

この歌を聞くと、働く闘志が湧いてくる。それにしてもこんなライブが出来るミュージッシャンが居なくなった。凄いよ憂歌団は・・・・。

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山で迷ったら樹木に尋ねれればいい

壊れていないものを修理しないように、間違っていないことを訂正する必要はない。間違ってもいないのに、謝る必要もない。

正しいことを言うのに、地位も学歴もまして経済力も関係ない。

直感は大切だ。理詰めの理論よりひらめきが的を得ていることが多い。

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例えばこのブナの林を見て方角が分かるだろうか。ブナの枝が右側に伸びている。右側が南だろうという予想がつく。左側に枝が少ないのは北風の影響だろう。

山で道に迷ったなら、樹木に方角を教えてもらえばいい。

木を観察するのに、学歴も知識もいらない。経験が全てだ。机上の学問が全てだと過信するから、福島第一原発のような悲劇が起こるのだ。

「原発は危ないから止めましょう」この当然の主張に素直になれない人は、現代社会の中で自分が自然物であることを忘却している。生きていく中で、風や光や木々や花や動物たちの気配や匂いを忘れたら、僕らは存在できない。

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2011年12月14日 (水)

リピート・児童への健康への影響はない

東京都杉並区は13日、区立堀之内小学校で、校庭に敷いていた芝生の養生シートから、1キロ当たり9万600ベクレルの放射性セシウムを検出したことを明らかにした。
 国が焼却灰の埋め立て基準として定めている「1キロ当たり8000ベクレル以下」を10倍以上上回っている。区が環境省に問い合わせたところ、同省は「シート1キロに対し他の廃棄物1トンを混ぜれば希釈され、埋め立て基準を下回ることは可能」と回答。区は焼却処分する方向で検討する。
 堀之内小では今年1月から、校庭の芝生を霜から守るため夜間にシートをかけていたが、3月18日から4月6日までは1日中敷いたままだった。その後は体育館の脇にシートを積み、現在は区の施設内で保管している。
 区は「シートを広げた状態の空間放射線量は地上1センチで0.10マイクロシーベルトで、区内の他の地域での測定値と同じ水準にあり、児童の健康への影響はない」(危機管理対策課)としている。 

いつもお役所がコメン卜する言葉、「児童への健康への影響はない」。

9万600ベクレルのセシウムが検出される環境が健康に心配ないと言い放つ無神経さ、無謀さ、みなさんはどう受け止めるだろうか。

この感覚で行くと、第3次世界大戦が起こって、世界に核爆弾が投下されても、日本は同じことを言い続ける気がする。「健康への影響はない」・・・・・。但し死んじゃうけどね。

上の記事を見ても分かるように、東京も深刻な状況だ。マスコミもテレビも知ってか知らぬか、相変わらずゆるゆるの報道だ。年末、年始のお笑い番組の制作に余念が無いのか、それとも、東電や政府と同じく、諦めたのか、末期症状だ。

誰かが奇跡でも起こして、放射能を皆無にしてくれるとでも思っているのだろうか。僕が関西人だったらこう言うだろうな。

あほんだら!

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2011年12月13日 (火)

ジェラシー(嫉妬)についての一考察

ジェラシーとは、憧れが紆余曲折した感情だ。

誰かに嫉妬を感じたら、その人を目標にすればいい。

自分の能力を遥かに越えた人間に、人は尊敬はするが嫉妬はしない。

人にジェラシーを感じたら、あなたもその人と同じ可能性や能力を持っているということだ。だから心をクリアーにして目標とすればいい。

あなたが誰かに嫉妬されたなら、それはあなたが憧られている証だ。マイナスのイメージに耽溺しないで、前進すればいい。

ジェラシーについて、1つだけ忠告をさせて頂きたい。成功した人間を指して「単に運が良かっただけさ」という言葉は口にしない方がいい。その途端に運が逃げていく。

人間は平等ではないが、運は努力に応えて平等にやって来る。運をつかめないのは、不運だからではない。努力をしないからだ。僕はそう考えている。

どんな状況に於いても、幸運はやって来る。

そのことに気づけないのは、努力を放棄しているからだ。どんな時代でも、どんな状況でも、どんな境遇でも、不運を嘆いてはいけない。

努力の継続に、必ず運は微笑む。絶対!

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どんな仕事も3年やったら行き詰まりが来る

どんな仕事も3年やったら行き詰まりが来る。でもそこを乗り越えたら面白いことが必ず控えている。

仕事は根気でもなければ、根性でもない。わくわく感の連続が継続の源だ。だからつまらない仕事ではいけない。それは職種や担当部署のことではない。心(魂)のスタンスだ。

僕は30年近く塾教師という仕事をやって来た。1年頑張ったら3年は続けられると思った。3年続けたら、10年はやれる気がした。10年やったら一生やりたいと思った。だから今もやっている。

「よく続けてきたな」と自分を褒めてやる。すると、またヤル気が湧いてくる。とても単純だ。自分を知っているのは自分だ。自分を評価できれば、あとはやることが見えてくる。

多くの人に助けられて生きてきた。そのことの恩返しは、生徒・子どもを元気づけ励まし続けることで恩返しをいていきたいと思っている。今年1年は、僕なりに頑張って来たつもりだが、正直感情が入り過ぎた。強い絆が生まれたけれど、敵も作ってしまったようだ。反省をしている。

今回いろんな言動や活動を通じて学んだことがある。

人には3通りの方がいる。アクションを起こす人と、それを眺めている人と、そして「何かあったんですか」と尋ねる人。

そしてアクションを起こす人には、さらに2通りの人がいる。お金のため生活のために頑張る人。自分の中の熱意のために頑張る人。

本当のエリートというのは、自分の中の熱意のためにアクションを起こす人をいうのではないだろうか。学歴や職種や、経済力などではない。

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2011年12月12日 (月)

全てがメッセージです

表紙が気に入った本があったら即買いましょう。題名が素敵だと思ったならすぐ買いましょう。人生が豊かになるはずです。

素敵な玄関の喫茶店があったら迷わず入ってみましょう。窓から見える室内に、素敵な客がいたなら、コーヒーも美味しいはずです。

人との出逢いも同じだと思います。素敵な方だと思ったならば、話を聞いてみてください。さり気なく質問をしてみてください。生きるヒントが必ず言葉に現れます。

人生に偶然はないと思えば、全てがメッセージです。

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一杯のコーヒーカップにも、天使たちのメッセージがあるのかも知れません。生きることが辛いと思った時、風や光に五感を寄せてみてください。

僕らは一人じゃありません。孤独じゃありません。多くの実に多くの愛に守られています。

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小出裕章助教へのインタビュー

ルモンド紙は12月8日、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教へのインタビューを掲載しました。ここではその一部をご紹介します。(転載)

福島原発事故から9ヶ月が過ぎました。どんな教訓を引き出すべきでしょうか。

原発は人間が操作する機械です。失敗が起きないということは有り得ません。大学で勉強した後、僕は自分の人生を原子力に捧げたいと思っていました。僕は、どちらかと言えば保守的な学生だったと思います。そうしているうちに、1970年代の初め頃、女川原発の建設に反対するデモに同席する機会がありました。なぜ反対するのか、僕には分かりませんでした。しかし自分で調べるうちに、少しずつですが原子力の危険性について自覚が芽生えて行ったのです。日本に地震や津波があるから危険だと言うだけではありません。現在のレベルの科学では、原子力発電は危険なのです。どんな場所にあっても。

日本政府の態度についてどう思いますか?

恥ずべきものだと思います。日本政府による福島原発事故への対応は、複数の面で非難を免れません。危険の過小評価、情報隠し、当初は原発から半径3キロ以内の地域の住民に対してのみ「念のため」避難するように勧告した、といった被災者の救出に関する遅れがありました。そして避難区域は同心円状に拡大されて行きました。放射能は風の流れによって(北西方向へ)動いて行ったのに、です。

日本政府は今後、どうすべきでしょうか?

今すぐ全ての原発を停止すべきです。福島原発事故のレベルの事故がもう一度起きたら、日本はもう立ち直ることはできません。原発で発電しなければ電気が足りなくなる、という脅しは嘘です。現在停止させられている水力発電や火力発電の施設を以前のように稼働させれば、従来通り電気が確保できるのです。

日本の研究者の大多数が政府の原子力政策を支持してきたのはなぜですか?

原子力の推進は政府の政策です。学術界やメディアはそれに追随してきました。そして、科学者たちは自分たちの世界に引きこもって、社会的責任を放棄してきたのです。政府と原発を動かす電力会社は、事故は起きないと信じようとしました―事故は起きないと信じるリスクの方を取ったのです。

あなたは、原子力の歴史は差別の歴史だと発言しています。

原子力による発電は、特定の社会層を犠牲にすることで成り立っています。原発は電気を使う都市の近くではなく、自らを守る術をもたない人々が住む地方に建設されています。そして、大多数が組合に参加している正社員ではなく、請負労働者に大部分の被曝リスクが押しつけられているのです。原発で働いたことにより被曝に苦しめられている被害者の86%が「原発ジプシー」、すなわち請負契約の労働者なのです。

日本政府は「新しい段階」へと移りたがっています。「復興」や「除染」といった言葉が何度も繰り返し聞こえて来ます。

原子力推進のロビー勢力―私たちは「原子力村」と呼んでいますがーは同じ場所に居座り続けています。除染が彼等の新しい収入源となり、「復興」は建設会社にとっての思いがけない贈り物となりました。本当に除染をやるというなら、福島県内の全ての地区でやらなければなりません。でも、放射能に汚染された土をどこに持って行くと言うのでしょうか。

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2011年12月11日 (日)

単なる偶然だろうか

僕のブログを読んでいる方はご存知だと思うが、僕の周辺では777の数字が頻繁に現れる。まるで新約聖書のヨハネの黙示録のように。

7つの教会。7つの霊。7つの金の燭台。7つの星。7つの封印。ヨハネの黙示録には本当によく7の数字が登場する。

かつて前世が牧師と言われたかねごんだが、この聖書の7と何か関係があるのだろうか。

一方666は悪魔の数字と言われているが、僕はとある本を読んでいて、最偶然と思えない数字の出現に、背筋が凍ってしまった。

2004年 インドネシアのスマトラ島沖のM9.0の地震が発生、津波による被害で日本人32人を含む約29万人が死亡。中部大地震。

1995年 阪神淡路大地震。神戸市、西宮市、芦屋市などは震度7の烈しい揺れに見舞われ、死者6,434人、重軽傷者者43,792人。全半壊家屋274,181棟。焼失家屋約7,500棟、避難者約35万人。

1986年チェルノブイリ原発事故。

1968年 十勝沖地震。

1959年 伊勢湾台風。死者5000人以上。

1950年 朝鮮戦争勃発。

1941年 真珠湾攻撃。太平洋戦争勃発。

1932年 世界恐慌。

1923年 関東大震災。

1914年 第1次世界大戦勃発。

近代史に起きた戦争や大震災の起きた年号を見て、何か気づいたろうか。

チェリノブイリの原発事故が起きた年、1986年。1+9+8+6=24・・・・2+4=6

関東大震災の年、1923年。1+9+2+3=15・・・・1+5=6

第一次大戦勃発、1914年。1+9+1+4=15・・・・1+5=6

全ての年号が6になる。単なる偶然だろうか・・・・。

2013年。2+0+1+3=6 今年の震災や原発事故を超えるカタストロフィが来ないことを僕は神に祈りたい。

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塾生を営業に使うのはいかがなものだろう

一関市内のフランチャイズ塾はどうだか分からないが、仙台の塾では、内部生による生徒獲得のために、図書券などの金券が飛び交うのは普通なのだそうだ。

友達を入塾させてくれたら、5000円分の図書券進呈というやつである。生徒どころか親までが図書券獲得のためにやっきになるケースがあるという。経営者の品格云々を言える立場ではないが、そんなことが仮にも塾とは言え、教育の現場でまかり通っていいのだろうか。

僕は21年塾を営んできたけれども、金券バラマキをやらなかったからこそ、塾を続けてこれたと思っている。塾生を営業に使うなど、失礼な話しである。

それと無料講習もいかがなものだろう。春期講習や夏期講習を無料でやる塾が増えている。お互いの首の絞め合い以外のナニモノでもない。かつても話したが、個人塾の先生が自分で社会奉仕でやるのならまだしも、朝三暮四の戦略は、生徒たちをなめているとしか僕は思えないし、授業をする講師の意図が違ってくる。やってはいけない。

塾を経営する社長さん方は、もちろん儲けるために塾をやっているのだろうから、何をやってもいいのだろうけれど、塾という学びの場が、将来存続出来る最低限のモラルと常識だけは持っていて頂きたいものだと思う。

さんざん儲け主義で地域の教育現場を蹴散らして、生徒が来なくなったからハイ退散。そんな大手塾の拝金経営のために、廃業に追い込まれる個人塾が後を絶たない。

資本主義の弱肉強食の構図の中、塾業界も熾烈な競争を強いられている。今年は10月に早々と受験学年の募集をやめた僕の塾だったが、その効果は塾生の成績に現れはじめている。

震災と放射能のダブルパンチをくらい、受験勉強どころではなかった塾生も多かったが、否応なしに受験は近づいてきた。冬期特訓も2週間後に迫った。気合いだ!

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2011年12月10日 (土)

こんなダメ男ではあるが・・・

僕の塾は寺子屋式の小さな塾である。幼稚園の年長さんから高校生まで実に幅広い年齢層が通ってきている。

今年度は、学年の最下位をなんとか脱出したい生徒から、東京大学を第一志望にしている生徒まで、これまた多種多様だ。

僕には人に言えるような教育哲学のようなものはないのだけれど、『楽しくやろうぜ』というのが心情だ。知識はないよりはあった方がいいし、馬鹿であるよりは、馬鹿じゃないほうがいい。

僕は小学校、中学時代、勉強が嫌いだった。本当にしなかった。その反動で塾教師をやっている(笑い)。大学を終えて、塾教師をやるようになって、ようやく勉強意欲が湧いてきた遅咲きのダメ男である。

こんなダメ男ではあるが、取り柄が1つだけある。くじけないことだ。

とことん落ち込むことはあるが、くじけない。必ず起き上がるタフさだけは持っている。そのタフさを自己分析すると、心のいや魂のどこかで、死を恐れていない自分がいる。

いつだったかは忘れてが、死ぬことが怖くない自分を発見した。僕は毎年初詣の時に、『今年も世の中の役に立てるなら生かさせてください。そうじゃなければ明日にでもグッパイさせてください』そんなことを神様に申し上げている。

本年を言うと死ぬことは怖くないが、病気は怖い。早い話が、死ぬまでやりたいことをやっていたいのである。だから酒もタバコもやめた。

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ところで・・・・仙台の光のページェントが例年通り始まった。支援募金を募って。なんか違うような気がするのだが・・・・。

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2011年12月 9日 (金)

「文科省が放射線測定器の数値“改ざん”を求めてきた」

豊田社長がこう言う。
「文科省は、契約を解除したのは『測定数値が4割低いなど誤差が大きい』『技術仕様に沿っていない』と説明していますが、とんでもない。納品したのは米軍でも使われている測定器です。性能に問題はありません。それに文科省も入札時の技術審査で認めたからこそ、契約したはずです」
 確かにその通りだ。「アルファ通信」は10月上旬、県など行政関係者が見守る中で「福島第一小学校」への公開設置も行っている。測定器が「欠陥」なら、文科省はもっと早く指摘できた。
「納期遅延」も原因は文科省にあるという。
「600台中、130台の納品が遅れたのは事実です。しかし、それは文科省がムリな仕様変更を迫ったからです。測定器は測った放射線量の数値をそのまま表示するわけではなく、機器に内蔵されたソフトで計算して表示します。文科省はそのソフトに『補正』を求めてきた。米国製の測定器は、他の測定器と比べて数値が高く表示される。これを嫌がったのでしょう。文科省は表示される数値を2割程度、低くするように言ってきました。2割も補正するなんて、数値改ざんです。案の定、測定器メーカーに相談すると、『世界仕様なのになぜ、日本基準にする必要があるのか』と断られました。そうこうしている間に納品が遅れたのです」(豊田社長)
 これが本当なら驚きだ。文科省に事実確認すると、こう答えた。
「第三者機関の放射線計測協会で検査したところ、誤差が大きかった。(ソフトに)数値の補正を求めたかどうかはともかく、仕様書にのっとっていないと判断して解除しました」(原子力安全課)
 放射線測定器の性能をめぐるバトルで設置が大幅に遅れるのは確実。福島県民もタマったもんじゃないだろう。 日刊ゲンダイ

文科省が何をやっても、文科省は文科省のまま。権力という美味しい木の実を食べてしまったお役人は、自分が悪いことをやっているとは考えていないだろう。自覚が無いのでたちが悪い。

最近僕が思うことは、日本の教育のトップに文科省があっていいのだろうかという危惧だ。こんな組織の元で教育をしなければならない現場の先生方が気の毒である。そして何よりも子どもたちが可哀想だ。

腐れ切った果実は捨てなければならない。現場で頑張ろうとしている先生方のヤル気をどんどん奪い去ってしまっているのがトップにいる官僚やお役人だ。

ため息をついて教壇に立っている先生方の姿が見えてきそうだ。

怒りを諦観に変えてはいけない。支配に言葉を押し殺してはいけない。自分のプライドをかけて、子どもたちを守ってこそ、先生と呼ばれる言霊が尊厳を放つのだ。

こんな文科省を許してはいけない。

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本を読むことだ

人生を納得がいくように生きるために欠かせないことは、自尊心を高めることじゃないかと思う。他人との比較をやめ、自分と自分の持つ可能性を比較することで、負のスパイラルから脱却出来る気がする。

自尊心を高める一番の方法は、自分が何を信じ、何を肯定しているのかを確認することだ。自分を知らずして自分を高めることは決してできない。

僕らは愛に育まれ、そして育ち生きてきた。そうじゃなければこの世に存在などしていない。つまり特別な存在だ。多くの人達は残念ながらそのことを忘れている。つぶやいてみて欲しい。『わたしたちは特別な存在なのだ』と。

僕らは他人からコントロールされてはいけないのだ。遠慮することも、自分をけなすことも必要はない。ましてや他人と比較して、自分の幸福感をはかる必要もない。何度でも言おう。僕らは特別な存在なのだ。

他人と比較する癖は、資本主義という社会の枠組みで身につけてきてしまった習慣だ。個性であるはずのものを短所と言われ、人と違うことを欠点だと信じ込まされてきた。とても残念だ。

周りと歩調を合わせることを強いいるこで、資本主義という名を冠した支配者は、人間の尊厳を奪い取ってきた。

「夢なんてしょせん追ってもしょうがないよ」そんな言葉を信じてはいけない。信じるから夢は結実しないのだ。人は皆平等だなどという言葉も信じてはいけない。平等であるはずなどない。能力も容姿も、経済力も全てが不平等だ。だから人はそれぞれ努力しなければならない。

自己を飛躍させるには、イメージが大切だ。それには本を読むことだ。読書のイメージ力は無限だ。よく小さい子どもには偉人の伝記を読ませなさいと言うけれど、あれは正しいと思う。成功者の人生を本を通じて一緒に歩むことで、ポジティブシンキングが生まれる。

人生はあっという間だ。それなのに低い自己評価に悶々とすることはない。過去にも未来にもこだわることはない。自分の人生を他人に委ねていてはだめだと思う。僕ら一人一人が、人生という小説の主人公だ。自由な脚本は僕らが書いていける。希望のないストーリーなど書かなくていい。

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2011年12月 8日 (木)

訓告か・・・

群馬大の早川教授が、群馬大学学長から訓告を受けたという。Twitterによる放射能や原発に対する揶揄的表現に対しての、訓告らしい。さすがに国立大学、国よりのイエローカードを出してきたなという感じだ。

ところで個人的な話なのだが、僕は塾教師を28年間やって来たが、近年は市内の私立高校で講師を仰せつかってやっている。知人から、過激な放射能警告、反原発ブログを書き続け、教育委員会などの批判を書き続けている僕に対して、高校から何らかのクレームや圧力が来ないのかと先日聞かれた。

全くない。3年半気持よく仕事をさせてもらっている。それどころか、高校の先生からも放射能に関する質問を承る。雇われているからヨイショをするわけではないが、懐の深い高校である。

今回の地震では、市内で一番の被害を被った高校である。それにも関わらず、いち早く津波の被害を被った沿岸部の支援に出向き、炊き出しをやった。大学の進学率を誇れる高校では決してないし、甲子園で活躍するような高校でもない。しかし、人情と根性は一流だ。

僕も私立高校で学んだので分かるが、口数が少なく、寡黙な生徒の中に、実は激情がくすぶっているものだ。一人一人全てが特別な存在だ。忘れないで欲しい。

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2011年12月 7日 (水)

ちょっと待った!

この年末になって、例年通りイルミネーションをやる所が多いという。

おいおい何やってんだよ日本人。いや東北人。

復興のつもりならば、おかど違いも甚だしいぜ。即刻中止だろう!

その電気何処から来てるんだよ、ふざけんなってぇの。感覚が麻痺しちゃってるよ。

やる方もやるほうだけれど、そんな電気代払う余裕なんてねえだろ。

LDライトだから電気代がかからないって!?

ライトそのものが高いだろうよ。もっと必要なものがあるだろう。

新聞も新聞だ。復興の光もへったくれもねえだろう。仮設住宅では、年が越せるかどうか格闘している方々が一杯いるんだよ。

夏祭りの花火もそうっだたけど、きれいごとじゃ放射能も貧困もなくなんねんだよ。

・・・興奮しすぎて言葉が乱暴でした。反省します。

でも、みなさん、イルミネーションをやめませんか。お願いします。

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アメリカに尻尾を振ってちゃオシマイだね

広島と長崎に原爆を投下された国が、原子力発電所を54基も作ってしまうのは、日本はアメリカの属国であり、見えない糸どころか丸見えの支配という糸にがんじがらめになっているからだ。

沖縄の問題も、貿易の問題も、防衛の問題も、根は同じ所にある。安保の意義をとやかく言うつもりはないが、いつまでもアメリカに尻尾を振っていると、日本の国はアメリカ合衆国、日本州になってしまうだろう。そしてアメリカともども消えてなくなる。

戦後日本を復興した僕らのオヤジ世代が、天国で嘆いているのではないだろうか。

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僕はジャズやブルースが好きだ。アメリカで生き抜いた黒人労働者の魂が込められている。差別と偏見の中で、希望を見失わなかったブラックパワーに僕はレスペクトしまくりだ。

南部の綿花畑での仕事が終わり、安いバーボンを飲みながら、がなりたてるブルースに僕はしびれるね。哀愁ってやつだね。

ジョン・ハートのギターと歌は僕の魂を揺さぶるね。今夜はこのブルースを肴に、バーボンでも一杯やりたいね・・・・。

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2011年12月 6日 (火)

共有の欠如

 厚生労働省は6日、今年8月に生活保護を受けた人が前月より9376人多い205万9871人に上ったと発表した。受給者数は7月時点で205万495人となり、過去最多だった1951年度(月平均で204万6646人)を更新したが、これをさらに上回った。
 併せて、3月11日の東日本大震災発生から10月までの間に、被災者から生活保護に関する相談が3745件あり、974世帯の受給が決まったとの集計も公表した。被災地では今後、受給者が急増する可能性もある。
 厚労省は困窮者対策や生活保護制度見直しのための総合的な取り組みが不可欠と判断。5日に発表した社会保障改革案で、来年秋をめどに貧困問題に関する「生活支援戦略」を策定する方針を打ち出した。 時事通信

豊かさの崩壊が叫ばれているが、僕は格差社会が生んだ末期症状的貧困社会だと思っている。

僕の記事をお読みになっている公務員の方や教諭の方には、まことに失礼な話になるが、日本社会は公務員のための共産社会のような様相を呈している。

30歳の青年がコンビニで每日働いても、1年の収入が、同年代の公務員の1年分のボーナスにも満たない。お金が全てではないが、この格差が、日本人の若者の精神性を歪ませている。

国の政治が弱者の救済に向いて行かないのは、政治を司る方々があまりにも優遇されているため、痛みを共有できないのだ。僕はそれが問題だと思っている。

生活保護を支給される方々に「働きなさい」と言うことはたやすい。職業訓練を受けない方の生活保護の支給を止めたいという自治体も出てきている。

お金がないんだから仕事をしなければならないことは、当人たちが一番知っていることだ。問題は仕事が無いことではなく、希望が無いことじゃないだろうか。

新卒を優遇する企業。資格を優先する企業。そして容姿端麗で社交的で明るい人間が採用されていく。

きっと多くの方が言うだろう。「それのどこがいけないの」

人は全てが違っていて当たり前だ。能力の差があって当たり前だ。それを共有できない社会や企業は、とても大切なことを忘れている。

僕らはそういった個性や違いの中で、初めて人間性が構築され、社会が成熟していくのだ。今のままでは、日本社会は大人にならないまま、老衰していく。

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オイリュトミー・ワークショップのお知らせ

 震災とその後の原発事故による放射能汚染が拡大するなか、

私たちは様々な不安を抱えながら生活しています。

 環境、水、食物に対する不安、子供の健康に対する不安。

また未来に向けての確実な展望が見通せない不安、あるいは不確実さ。

そして半年以上もそうした状況が続く中での閉塞感や疲労感・・・。

    放射能はすべての生命あるものに害を及ぼし、

 それは特にエーテル体への攻撃という形で生じてきます。

今回のワークショップでは、私たちの免疫力や再生力を高めることで、

 放射能にたいして内なる生命力を高め、また不安に対して、

      確かな心の中心(心の熱)を
生み出し、

    安定した心の状態をつくることができればと思っています。

12月23日(金・祝日)

     10:00~12:00 オイリュトミー

       13:00~15:00 マッサージ

場所:川崎生涯学習ステーション

講師:石川公子 ・ 鶴田史枝

参加費:500円

持ち物:オイリュトミーシューズ又は、底の薄い上履き又は、厚手の靴下。

     バスタオル1,2枚。

 この講座は「教育・芸術・医療でつなぐ会」のご協力により行われます。

対象:大人向け講座です。

   お母さん、お父さん、子どもに関わっている方、保育士の方、教員の方、ご自身のために。どなたでもどうぞ。

未来に向かう意志と勇気を皆様とご一緒に体験したいと思います。

オイリュトミーとは「西洋の気功」のようなもので、自己免疫力を高め、心に躍動感を与えて、心と身体のバランスを図る運動芸術療法です。

お申し込み:子ども教室「風と虹」

        kazetoniji@flute.ocn.ne.jp

   件名 「12月23日、申し込み」

①お名前、

②お電話番号

③ご住所

記載してメールでお申し込み下さい。

お電話での申し込みは、080-1827-2514(金田)までどうぞ。

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2011年12月 5日 (月)

ガイガーカウンターを買って初めての数値

岩手の農村では、何処の家でも『いぐね』と呼ばれる防風林の林を家の周りに持っている。杉や檜の林が北風から家を守っている林だ。(下の写真は小さい頃よく見かけた家を守る防風林の写真です)

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僕の家も代々農家を営んできた。樹齢100年以上の杉林であるいぐねがある。自宅の庭が0.12マイクロシーベルに対し、その林の放射能線量が1マイクロシーベルトもあった。その影響で林に面している息子の部屋が、0.18マイクロシーベルトになってしまっていた。緊急事態だ。

そこで先週我が家では、業者を頼み10本以上の杉の木を伐採してもらい、全て産業廃棄物扱いとして処分してもらった。二日前、屋根も除染した。

新車を一台買える経費が飛んだ。これで22年目の僕の愛車・スバルの軽トラックは、まだまだ僕の愛車で居続けるだろうし、結婚25年目の旅行も夢と消えた。

しかしである。息子の部屋の線量を測ったところ0マイクロシーベルトになっていた。ガイガーカウンターを6月に買って以来初めて見る数字だ。いぐねを切ったことで室内の線量が、ほぼ0になった。

昨日の強烈な北風が岩手の上空をきれいにしてくれたのだろうか、久しぶりに目のかゆみも、鈍痛もいっさい感じない一日だった。

8ヶ月ぶりに僕はマスクを外してこのブログを打ち込んでいる。鼻水もくしゃみもでない。やはり放射能が原因だった。

実際に0.2マイクロシーベルトという環境がどのような影響をあたえるのかを知るには、ガイガーカウンターが0という数値を経験してみなければ分からないことを、今日知った。

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メルトダウンの日僕の塾は開校記念日だった

僕の塾の卒塾生の方々が、最近僕のブログを発見して読んでくれている。放射能関連の記事を追ってわくわく日記にたどり着いたようなのだが、みんなそれぞれ家庭を持ち頑張っているようだ。

今年は開塾20周年記念のイベントをやるつもりだった。開校記念日が3月15日なのだが、まさかその日に、メルトダウンが起ころうなど夢にも思わなかった。記念すべき20周年の日、電気も水道もガソリンもない状態で、僕は暗中模索に陥っていた。

岩手県一関市、福島第一原発から170キロ離れているこの街が放射能のホッ卜スポットとなり、10マイクロシーベルトを超える線量が検出されるなど、誰が予想しただろうか。3月に感じた家内や僕の身体異常が単なる思い過ごしであればと願ったけれども、残念ながらそうではなかった。

例年ならば4月に修学旅行が終わり、3年生は受験モードに突入するのだけれど、震災の影響ははかり知れないものがあり、放射能の問題が日常の学業にも多大な影を落としたことは否定できない。

だるさを訴える子どもたちが例年になく多い。気力や精神力が受験モードに切り替わらない生徒も今だに多いようだ。

2011年が歴史に刻まれる年であることは間違いない。この悲劇を、この人災を、教訓としてエネルギー問題や社会システムをどう変革するかが、人間としての叡智の真価が問われるところだと思う。

よちよち歩きのお子さんを、平気で芝生の公園で遊ばさているお母さんの姿を多く見かけた。雨の日に小学生を外で走らせていた教諭もいた。放射能という言葉を聞いただけで、顔を曇らせ、耳を傾けない親御さんがいた。

いやなことは聞きたくないという気持ちはよくわかる。人によっては商売の邪魔をするなと言いたい方も多いだろうと思う。

お金の問題が多く絡んでくるだけに、それぞれの家庭事情がある。故郷を離れた多くの方々の慟哭が聞こえてくるようだ。避難をしたからと言って、それで済む問題などでは全くない。

日本という国が、福島の悲劇を何処かよその国の出来事のように感じ始めた時、きっとこの国の終焉がやって来る。

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2011年12月 4日 (日)

冬到来


アメダスをみると、時間の経過とともに、物凄い風が吹き荒れていることが分かる。12月にこんな強い北西の風を経験するのは、初めてだ。台風でさえこんなには吹き荒れない。

青森市では最大瞬間風速36,6メートルを観測した。人間が飛ばされる風である。青森では1882年の観測以来12月ではもっとも強い風を記録した。

一関も早朝から凄い風が吹き続けた。風が怒り狂ってでもいるかのような強風だった。日本海側は吹雪になるとのこと。いよいよ本格的な冬の到来だ。

塾業界では冬期講習会のチラシが入ってくる季節になった。僕の塾では今年もチラシは一度も入れなかった。正確に言うと入れられなかった(・・苦笑い)。

塾の前に冬期講習の立て看板を置いたが、全く目立たない。なぜなら磐井川堤防の工事で、一高前に抜ける西側の道路が封鎖され、塾のそばにバリケードができているからだ。バリケードに負けてしまっている。

先日工事を請け負っている会社に苦情を入れた。髭面の怖いおじさんだと思ったのか、冬期講習中のキャタピラーの作業中止と、一高前の道路に、僕の塾の案内板を置いてくれることを了承して頂いた。ありがたい。

僕の塾の冬期講習はまだ7名ほど入れますので、希望者は申し出ください。内部生で受講しない生徒がいますので、外部生も若干入れます。よろしくお願い致します。

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児玉龍彦氏の告発(転載)

かつてブログにYouTubeで貼って削除された児玉氏の告白内容を、今回は文章で再掲載した。今一度多くの方々に、放射能の現実を認識して頂きたい。

東京大学 児玉龍彦氏の告発(転載)

わたくしは東京大学アイソトープ総合センター長の児玉ですが、3月15日に大変に驚愕いたしました。

私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり放射線の防護とその除染などの責任を負っております。それでわたくし自身は内科の医者でして、東大病院の放射線施設の除染などにずっと数十年関わっております。

3月15日に、まずここの図にちょっと書いてあるんですが、我々最初にまず午前9時頃、東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験しまして、それを第10条通報という文科省に直ちに通報いたしました。その後、東京で0.5マイクロシーベルトを超えるその線量が検出されました。これは一過性に下がりまして。

次に3月21日に雨が降り、0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これがこんにちにいたるまで高い線量の原因になっていると思っています。

それでこの時に枝野官房長官は「さしあたり健康に問題はない」ということをおっしゃいましたが、わたくしはその時に実際にこれは大変なことになると思いました。

なぜかというと、現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射性物質が少しあるものを処理することを前提にしています。このときは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロメートル圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。

われわれが放射線障害をみるときには、総量を見ます。それでは東京電力と政府はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであるか、はっきりとした報告はまったくされておりません。

そこで私どもはアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出していると換算されます。さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの放射線の残存量は1年に至って、原爆が10分の1になるのに対して、あ、すいません、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。

つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。

そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子です。

粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というのは、ようするに砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。

これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが、今回の稲藁の問題です。

例えば岩手の藤原町では、稲藁5万7千ベクレルプロキログラム、宮城県の大崎1万7千ベクレルプロキログラム、南相馬市10万6千プロキログラム、白河市9万71千プロキログラム、岩手6万4千プロキログラムということで、この数値はけして同心円上にはいかない。どこでどういうふうに落ちているかは、その時の天候、また例えばその物質が水を吸い上げたかどうか。

それで今回の場合も、私は南相馬へ毎週末700キロメーター行って、東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染をやっておりますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。農林省が通達を出したという3月19日には、食料も水もガソリンもつきようとして、南相馬市長が痛切な訴えをウェブに流したのは広く知られているところであります。

そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水にその日から代えています。

そうするとわれわれが見るのは、何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測量ができるようにすることを保障しなければいけません。われわれが5月下旬に行ったときに先ほど申し上げたように、1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って、教えてあげて実際に使いだしてはじめて20個での測定というのができるようになった。それが現地の状況です。

それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。

第二番目です。私の専門は、いわゆる小渕総理のときから内閣の抗体医薬品の責任者でして今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療にやる、すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。

そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていただきます。内部被曝というのの一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起こるかというと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的です。

これが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。この過程のところがもの凄く危険です。そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。

さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛、貧血、それから腸管上皮に影響しますが、これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。

それで私どもが内部に与えた場合のことで具体的に起こるので知っている事例を挙げます。これは実際にはですね、一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。最初の放射線のヒットが起こったあとにもう一個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーションとか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。

プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というかっこうで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。

要するに内部被曝というのは、さきほどから一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。I131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンやっても、まったく意味がありません。

トロトラストの場合、このちょっと小さい数字なんで大きい方後で見て欲しいんですが。これは実際にトロトラストというのは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるということが分かってまいりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、最初にトロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。

われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子、全部、配列を知っていますが、一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。ですから人間を同じとしてやるような処理は今日ではまったく意味がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。

トロトラストの場合は、第一の段階でP53遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくるということが証明されております。

次にヨウ素131。これはヨウ素はご存知のように甲状腺に集まりますが、甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの研究者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。なぜそういったかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。

しかし統計学的に有意だということが分かったのは、さきほども長瀧先生からお話しがありましたが、20年後です。20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。いわゆるですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまでだいたい証明できないです。

ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がずうっとチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生が、ウクライナの医師と相談…集めて、500例以上の、前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます、これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリッターと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかもその、増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、それからNFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されております。

それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名で検出されているということがすでに報告されていることであります。次のページお願いします。

われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週700キロメーターだいたい1回4人ずつの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。

南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方がぜんぜん意味が無くて、その幼稚園ごとに細かく測っていかないと全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。

ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないと。参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。

それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけて考えていただきたい。緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。例えばここの図表にでています滑り台の下、滑り台の下はここは小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。それで、こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。

それからこういう様々なコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、例えばですね、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。

だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、一か所だけを洗っても全体をやることは非常に難しいです。

ですから除染を本当にやるというときに、一体どれぐらいの問題がかかり、どれぐらいのコストがかかるかということをイタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費の投入が必要になるのか。

ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。

第一番目に国策として、食品、土壌、水を、日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、もう半導体のイメージング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしてシャットしていって、やるということでの最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の日本の科学技術力でまったく可能です。

二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。私のやっている、現在やっていることはすべて法律違反です。現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。東大の27のそのいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ておりません。

車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生に高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置しているのは国会の責任であります。

全国には、例えば国立大学のアイソトープセンターというのは、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。

第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店などさまざまなところは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごくもっております。

国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって本除染を本当にやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。以上です。

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人生の街角

初めて訪れた町に行くと、曲がり角がとても気になって仕方がない。どんな街並みが現れるんだろう。どんな風景が飛び込んでくるんだろう。僕はわくわくする。

昔ながらの駄菓子屋があったり、古ぼけた懐かしいペプシの看板があったり、可愛らしい子猫が寝転がっていたり、どの町にも通りにも、ストリートにはまさにストーリーがある。

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僕は21年間每日自宅と塾を往復してきた。花泉の自宅から一関一高前にある塾までは、片道17キロほどの道のりだが、ほぼ同じ距離で、5通りの通い路がある。その日の天候や気分に合わせて僕は道を選ぶ。

每日通いなれた道にも、日々違う顔があり、風景があるものだ。そしてその風景の中で、多くの命が過ぎ去り、そして多くの命が出会っていく。僕らもその風景の中の一こまであり、風だ。

この20年間で、長年お世話になったお店がいくつか店じまいをした。主人が居なくなった思い出の空間は、いつしか更地になり、そこに集った客たちも、一人一人と天に召されていく。年を取るということはそういうことなんだろうと思う。

街角を曲って、入るつもりの店が消えていた時の寂寥感は結構きつい。

師走だ。もうすぐおやじの22回忌がやって来る。そう言えば、亡くなる前におやじと一緒に入った蕎麦屋も、今は駐車場になっている。

多くの方々が曲がり角を歩いて行って、逢えなくなった。現実と思い出が今日も交差する。

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2011年12月 3日 (土)

手が離れた

いつもやって来る郵便屋さんの営業トークで、思わず年賀はがきを買ってみたものの、その年賀はがきの束を前に、今年の僕はいろいろ考えてしまった。

明けましておめでとうの気分ではないし、謹賀新年の気分でもない。来年は僕の大好きな辰年だ。龍好きの僕は、例年なら一番気合を込めて年賀を作成するところだが、今年はその気力が湧いてこない。

塾生の中には、父親の会社が全て津波で流されてしまった生徒がいる。住まいが地震で崩壊して、引越しを余儀なくされた生徒もいる。親戚が亡くなった保護者のかたも、友人を亡くした生徒もいる。

今年は年賀を出さないことに決めた。遠方の友人や親戚には後日寒中見舞いのはがきを書こうと思う。

生協からはおせち料理の注文書が来たようだが、我が女房は、「今年はいいかな」とつぶやいて片付けてしまった。

12月に入り、急に冷え込みが厳しくなった。昨日は厚い氷が張った。一関から眺める栗駒山が完全に冬景色に変わった。

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市内の高校2年生の多くが修学旅行中である。京都は紅葉が綺麗だろうと思う。暖かい春が来たなら、僕も旅行をしてみたいな。

結婚して25年になるが、新婚旅行以来、二人で旅に出たことは一度もない。息子たちを連れて神奈川の女房の実家に行くのが、唯一の遠出だった。

息子たちも無精髭を生やす年齢になった。手が離れた。そろそろ旅に出てみようかな。

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2011年12月 2日 (金)

塾ブログの機能を果たしていない

僕はいつも月初めには、神社や仏閣に朔日参りをする。ここ20年ほどの慣習だ。

昨日は衣川の三峰神社に参拝してきた。おみくじはかなり確信をついたものだった。神様に脱帽するしかない。

それにしてもおみくじというものは不思議だ。水沢の駒形神社の神様は、いつも応援のメセージを僕にくれる。一方厳しいのは宮城の塩釜神社だ。いつもけちょんけちょんに萎えてしまう。お陰で有頂天にならずに済むわけだが、程良くバランスが保たれている感じだ。

しかしブログもおみくじに劣らず不思議なものだ。僕はブログ界のカリスマでもないし、原発反対派の代表でも何でもない。岩手の小さな町の、建坪が10坪にも満たない小さな小さな塾のオヤジだ。

なのに、日々コメントやメールを発信してくださる方の中には、失礼だけれども勘違いをなさっている方がおられて、「すごい影響力のある方だからそんな表現は・・・・云々」とか「右翼から攻撃されますよ」とか「世界の陰謀団と戦ってください」とか(・・笑い)、明らかに妄想が入っている方がおられる。

僕のブログなどは、吹けば飛ぶような塾ブログだ。アクセスが凄いですよねと言われるが、1ヶ月に10万前後のアクセスブログなどどこにでもあるだろうし、4年、5年と每日書き続けるブロガーなどざらにいる筈だ。

震災があって、やるべきことをやらない政府や政治家の対応に腹がたって、そして放射能を隠し、全くくだらない番組をやっているテレビにぶち切れ、小さな子どもたちが被曝の危険に晒されているのに、まったく感知できない学校の先生方に、なんとか分かってもらいたいと書き続けてきた記事だった。

僕は何ら権力もないし、お金もない。今日も高校生からからかわれたが、髪もない。あえてあるとするならば、外部の雑音に屈しない根性だろうか。

自分で言うのもなんだが根性だけで生きてきたような男だ。頑固で負けず嫌い。そして情に脆い、何処にでもいる中年オヤジが、僕の実態だろう。

僕の塾に通って来ている生徒たちも、僕が私立高校で教えている生徒たちも、僕がこんなブログを書き続けていることを、殆どが知らない。一応塾の看板や月謝袋等にはこのブログのURLを書いているが、なんかのデザインに見えているのだろうと思う。

それが証拠に、この塾ブログに休日のお知らせを書いても、塾生は全く気づかず、平気で塾にやって来る。残念ながら塾ブログの機能を果たしていない。ドンマイである。

塾生が言っていた「なんかね、一関のどっかの先生が、放射能の警告をインターネット上で書いているんんだって」・・・・・・俺だよ。

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いつまで言い続けるつもりだろう・・・

先日戦後の日本のがん患者の増加率の表をネットで検索して見ていた。1950年代中頃から急激にがん患者が増加している。

昭和30年代のなかば頃から、国語辞典に公害という言葉が掲載され始めていることからも分かるように、高度経済成長にともない食物、空気汚染が深刻になったことが原因と考えられてきたわけだが、今回の福島原発の放射能問題を契機に新たなデーターが浮上してきた。

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1950年代後半から始まった先進国の核実験によって、当時の日本は、貿易風によって東日本を中心に、0.4マイクロシーベルトを超える空気線量だったことが露呈した。

日本人のがん増加率と恐ろしいほどにリンクしている。単なる偶然とは言えないだろう。一部の政府御用学者は、1960年前後の日本も高濃度の放射能汚染をされていたが、甚大な影響はなく、みんな元気だったと言っているが、この表を見るかぎり元気どころか、多くの方が甚大な健康被害を受けている。

ましてや今回は0.4マイクロシーベルトどころではなく、地域によっては放射能値が1マイクロシーベルトを超えている所がたくさんあり、避難も出来ず、政府は何もせず、日々の生活を送らざるを得ない人達が多くいる。

「ただちに健康を害する値ではない」いつまで言い続けるつもりだろう・・・・

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2011年12月 1日 (木)

貴重な情報に感謝申し上げます

このユーチューブは本日板宮さんという方から教えてもらったのですが、この頃萎えかけていた僕の心に、また激情を注入してもらった感じです。テレビやラジオでは絶対流れないと思いますし、ひょっとするとアホ政府が実施している検閲にひっかかるかも知れませんが、とにかく聞いてください。

僕らは本当に声を上げることが大切だと思います。くだらないお笑い番組を見て笑い転げている場合ではないですよ。愚痴を言って酒を煽っている場合ではないですよ。マスコミや報道に催眠術をかけられるのは、油断があるからです。目覚めましょう!

もう一つ紹介します。これは昨日ナツママさんという方から紹介頂いた絵本です。これもすごい本です。魂をむんずと掴まれました。図書館で借りられると思います。ぜひ読んで頂きたいと思います。

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政府が国が、国民を本当に守るつもりがあるならば、このような本を読んで、怒ることはないのです。怒りがわくのは、今の日本が最悪だからです。

ブログを公開することで、多くの方から貴重な情報を頂いております。本当に感謝申し上げます。

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他の電力会社にも連帯責任がある

タバコと酒を每日ずっとたしなめていても、90,100まで生きる人がいるんだし、個人差があるんじゃないの。そんなことを放射能の問題と関連して話す方がいる。

放射能を浴びたからといって全員が何らかの影響が出るわけじゃないんだし、ジタバタするなよとでも、言いたいのかも知れないが、人間の尊厳が微塵も感じられない言葉である。

タバコや酒は、少なくとも自分の選択で摂取しているのだから自己責任だとしても、放射能の拡散に関しては全く次元が違う。原子力を推進してきた国と、それを実質所有してきた東京電力に全て責任がある。そしてそういった土壌を作ってきた他の電力会社にも連帯責任があると僕は思っている。

電力会社が電気代を上げるなどと言うのは言語道断だ。福島、宮城、岩手の高濃度汚染地帯で、不安に苛まれている住民に対して、慰謝料等の補償をするべきであるし、各家庭が捻出した除染費用を国や東電は今すぐ支払うべきだ。

0.2マイクロシーベル卜以上の汚染地域に住む住民の電気代を、東電が肩代わりするくらいの誠意があってしかるべきだと思っている。放射能対策に散財を余儀なくされている方々に対しての、誠意が全く感じられない。

さんざん儲けるだけ儲け、甘い汁を吸っておきながら、困った時は国に助けを求めるのはお門違いだ。かつてバブルが崩壊した後の銀行もそうだったが、巨大企業を救い、中小企業を見捨てる日本政府のやり方は、陰湿ないじめそのものである。

力のあるものが優遇され、力なきものは淘汰される社会。まさに資本主義の象徴であるわけだが、長年に渡り敗北してきた企業人や自営業者の怨念が、まさに現代社会を崩壊させているかのように僕は思える。

今日から師走である。いつもの如く、テレビでは年末の特番が始まる。その殆どが、お笑い芸人による娯楽番組だ。

3.11の後の沿岸部の風景は、猛烈な衝撃を伴い、全国に放映された。しかし瓦礫が片付けられ、仮設住宅に入った人々の生活は、絵にならないと思うのか、全く報道すらされない。本当に大変なのはこれからだというのに。

そう言えばテレビも巨大企業だ。タバコのCMこそ自粛したようだが、放射能の問題も自粛してしまったようだ。誰かの顔色を伺って・・・・・。

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