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2011年11月16日 (水)

修学旅行がやって来る

定期テストが終わると高校は修学旅行の季節だ。岩手の高校は関西方面、沖縄が定番だ。このご時世、さすがに外国への修学旅行はなくなってきたが、やはり高校生にとっては、高校時代の最大のイベントであり、多くの生徒達が心待ちにしている。

かつては、修学旅行の行き先で、高校を選ぶ中学生がいたりもしたが、リーマンショック以来の、不景気の波が襲ってはからは、そのような選択肢も少なくなった。それどころか、県内の私立高校では、家庭の経済理由で修学旅行を辞退する生徒も多いと聞く。生徒たちの心情を思うと心が痛い。

僕も高校時代は修学旅行は行かなかった。学費を自分で工面していた僕は、はじめから行く気はなかったが、学校から渡された紙に、『お金がないので行きません』と書いて出したら、担当の先生に、学校の行事なので本当は参加しなければならないのですが、むにゃむにゃ・・・・となんか分けの分からないことを言われた記憶だけは残っている。

バイトと音楽に明け暮れた僕の高校時代、思い出作りはそれで十分だった気がする。今でもそうだが、団体行動が苦手な僕は、旗を持った添乗員のあとをぞろぞろと歩くことが苦痛な人間である。自由に歩きたいところを歩かせてくれという感じがしてしまう。

まあ単なる僕の我がままなんだろうけれど、そんな僕だからずっと一人で私塾をやって来たんだろうと思う。

そう言えば、僕が每日コーヒーを飲んでいるカップは、我が女房が高校の修学旅行で九州から買ってきてくれた有田焼のコーヒーカップである。30年以上愛用している。

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修学旅行で、彼氏にコーヒーカップを買ってきてくれる女子高生なんて今はいるのだろうか。今度高校で、女子高生達に聞いてみよ・・・。

来年結婚25周年を迎える。夫婦でどこか旅行にでもと考えていたが、今回の震災と放射能のために、どんどんお金が散在していく。また今回も旅行はおあずけだな・・・・。

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コメント

私は北関東の那須塩原に住んでいましたが
東北の自然が大好き、こんな素晴らしい所は
日本国中、世界中どこえいってもない
と勝手に思っていました。周りの人が遠くへ旅行へ行った話を聞いても、少しもうらやましいと思ったことがありませんでした。心の中でこの地が一番
そう思っていた私が今は西日本暮らし、
京都も山に囲まれた町ですが、でも東北の山にはかなわない、隣の兵庫、岡山どこえいっても
東北の風景と比べてしまう自分がいます

(かねごん)
そうですね。旅行をすると故郷の良さが分かるものですね。
東北の山河は、いにしえより変わりません。守っていかなければなりません。

彼氏にコーヒーカップを買って帰る女子高生(奥様)と、それを長年大事にしている先生。
とても素敵です。
感動の余り、コメントしてしまいました。

旅行は無理になっても、お二人がお元気で仲良く暮らしている、そのことだけで「お祝い」なのではないでしょうか。

羨ましいです~^^。

(かねごん)
しろ様コメントを頂きありがとうございます。
お金が無くとも髪がなくとも【笑い】なんとか仲良く暮らしてきました。
完全に主導権は握られていますが・・・。

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