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2011年11月 6日 (日)

中年談義

僕が20代のなかば頃、バブルが始まった。東京はジュリアナが象徴的な場所だったが、真昼のようなネオンがまたたき、喧騒が渦巻いていた。

土地の値段と株価が天井知らずのごとく高値を更新し、企業は大学生をまるで王子様やお姫様のごとく扱い、求人に必死だった。

今はその面影すらない。バブル当時以降乱立した大学は、今や火の車。入試があってないような状況の中、因数分解どころか、分数の計算がままならない大学生がわんさか修士過程を終えていく。

僕の塾にやって来る営業マンの方が嘆いていた。「電卓を持っても消費税の計算がままならない社員が、大卒で入ってくるんだから困ったもんです」と。

私立大学はAO入試で定員の半分をとる。AO入試などと言うと格好はいいが、早い話が、作文と面接だ。極端に言ってしまえば、親に経済力さえあれば、どこかの大学には100%近くの確率で入ることができる。

30年近く高校生を指導してきた僕でさえ、最近は大学名を聞いて、分からない時がある。僕らが高校時代、日本の大学は300ぐらいだったと記憶しているが、現在はその倍をはるかに超えている。

放射能や原発に一番関心を寄せているのが、小さいお子さんを持っているお母さん方だが、最近行われている反原発のデモの様子などを見ると、大学生や若者の姿が少ない。

関心がないのか、諦観を装っているのか、言っちゃ悪いがどうでもいいのか、僕の世代から見るとつかみ所がない。

先日僕の身体をいつもケアーしてもらっている千厩・伊庄整体院のしゅうちゃん先生とも話していたのだが、中学や高校から、ケータイやPCで、丸見えの絡みのシーンなどを見ていたら、絶対感性がおかしくなるよな~という中年談義をしていた。

僕らの世代は、エロ小説で十分盛り上がっていた(笑い)純朴な少年だった。もし僕が中学や高校時代に現在のようなエロ環境があったなら、絶対本などは読まず、社会に目を向けず、ひたすら快楽を求めていたに違いない。そして間違いなくその延長線に大学時代が暴走する。

しゅうちゃん先生と二人で出した結論。

法律を作って、中学生や高校生にメールと電話しか使えないケータイを持たせるべし。中、高生にとって、インターネットが見えるケータイは百害あって一利無しである。

あの発情期悶々の中高時代を過ごした大人なら分かりそうなものだが・・・・。

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コメント

 カネゴン先生、いつもお世話様です。

 もちろん子供たちだけに問題ありとは言わないが、考えてみりゃ~ その悶々とした大人が今や携帯片手にポチポチと出会い系メールやってるんだからね~まわり見てると30も過ぎたいい大人が変な遊びおぼえるとろくなことないですね。

 私たちの感性を磨くのは想像力、マニュアル通りにいかないのが世の中、そこで臨機応変に行動するには右脳を鍛えることですね、妄想も想像もたくさんしてそこから創造、そしてデートをかさねるのさ!

(かねごん)
しゅうちゃん先生先日はありがとうございました。
バリバリとはいかないまでも、バリまで回復しました。極楽トンボの昔のかねごんに戻ることはなかなか難しいわけですが、気長にそして情熱を持って進んでいきたいです。
今後ともよろしくお願いします。

 

法律による規制には反対で~す。
第一に、子どもたちが基本的な勉強をしない主たる理由がエロにあるわけでないから。
第二に、電話会社は未成年者名義の携帯端末契約に関し保護者の同意を要求しており、親の問題を素通りにはできないから。
第三に、携帯端末で制限してもパソコンがネットでの調べ物、宿題の提出なども含めて「文房具化」している(且つすべき)現状下では、たいした効果が期待できないから。
第四に、ネットで憂慮すべきはエロでなく裏サイトだから。
という理由で、単に「子どもたちにも自由にエロを閲覧する権利がある!」と言いたい訳じゃありません(笑)。

勉強しない理由としては①過度の個性尊重の風潮②勉強して出世しなくても生活できる裕福さ③勉強して「いい大学」に入っても終身雇用が保障されなくなった不安定さ④株やFX、アフィリエイトなど「楽して収入を得られる(かもしれない)」道があることを知っていること、などが考えられます。

私自身は「ひょうたん島」でサンデー先生が教えてくれた、「人間になるために勉強する」という考えに共感しているので苦になりませんが、勉強の目的を提示することが重要ではないかと思います。

(かねごん)
めぐ様中年エロ談義ごとくに貴重なコメントを頂きましてありがとうございます。
拝聴させて頂きました。

めぐさんの意見、すばらしいですね。
大震災のせいで忘れられてしまった問題に、東京都青少年健全育成条例(エロ漫画などの規制)があります。多くの人が問題があるといって、大反対していました。
エロ漫画等についてはすでに規制があり、それで十分対応できるのに、過剰にきびしい条例を作ろうとしていたわけです。
結局、その条例は可決されてしまい、その後、他の自治体にも波及し、震災直前まで、関心をもたれ、反対運動も続いていたのですが、震災のために忘れられた感があります。

東京都では一度、条例が通らなかったので、その後、都の職員が学校をまわり、先生やPTAにエロ漫画を見せたりして、なんとか抱き込もうとしていました。都の職員がこういうふうに工作をして、条例を通すようにするのはおかしいのですが、先生やPTAというのはこういうことにはわりと簡単にだまされるというか、思う壺になりやすいような気がします。

この条例を押し通した都知事が、震災で天罰発言をし、これでこの人も知事には当選しないだろうと私たちは思ったのですが、それでも当選してしまい、今度は放射能を心配する人に黙れ発言。ああ、つながっているんだな、と、怒りを新たにしました。

(かねごん)
じゅん様コメントを頂きありがとうございます。
全くそのとおりだと思います。エロ漫画を禁止することの是非ではなく、手段が問題ですね。
エロといえども表現の自由があってしかりべきですし、子どもに有害なモノは結局大人にも有害なわけで、そもそも18禁という線引きは僕は嫌いですね。
性欲を刺激するもはあってしかるべきですが、過激すぎると今度は精神が麻痺してしまう。
家庭での教育方針や、親のスタンスが重要になると思います。

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