壁に耳あり障子に目あり
高校での授業が終わった後、僕は某喫茶店でコーヒーを飲みながらブログの下原稿を書いていた。
お店に元気印バリバリのオバチャンたちが3人入ってきた。そのオバチャンたち、こっちのテーブルがいいだの、こっちが寒いだの言って、2度も先客である僕を移動させた。
図々しいババー達(笑い)と思いつつ、50を過ぎたヤングおじさんは、お年寄りにたてつくことも出来ず、ストーブに近い席を譲ってあげた。
しばらくすると、そのオバチャン達のうちの一人のケータイが鳴った。僕がいるにも関わらず声が大きい。
「その件は文科省に直接私が言うわ」
「ダメダメ時間がかかりすぎるわ。◯◯政務次官に言ってみるけど、念をおして◯◯に直接私が話しを通しておくわ」
政治音痴の僕でさえ知っている政治家のビックネームがおばちゃんから発せられた。
僕は、なんだこいつはとしげしげとババーいや失礼、おばちゃんの顔を見ると、テレビで時々見かける某女性代議士であった。このおばちゃん代議士は、すぐさま文科省に電話を入れ、何やら下っ端の役人を脅かしている(笑い)。
ちょうどブログ記事の下書き原稿を書いていた僕は、その時その会話をメモすることも出来たが、どうでもいいような裏工作の話だったものだから、全く興味もなくなり、コーヒーをすすり、晩秋の風景を眺めていた。
そのおばちゃんにしてみれば、まさか席を譲ってもらったしょぼくれたハゲ親父が、自他ともに認める政治批判に燃えるブログ依存症の塾オヤジだとは知る由もない。
岩手のど田舎に来て、きっとセンサーが緩んでしまったと思うのだけれど、おばちゃん!壁に耳あり障子に目ありですぞ、お気をつけあそばせ・・・・
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