陸前高田の一本松
塾屋サミットIN 一関パート4
二日目は気仙沼市を経由し被災地陸前高田に向かった。
津波が襲った町の風景は、ただただ戦慄を覚える悲惨な光景だった。崩壊した町を前にして愕然とする先生方の姿があった。
この光景を数回目にしてきた僕でさえ、ショックは大きい。まして初めて現実を目の当たりにする人間の衝撃はいかほどだろうか。
飴のように曲がった橋の欄干。鋭利な刃物で切り落とされたような鉄道のレール。多くの人達の人生を一瞬で飲み込んでしまった津波の恐ろしさに言葉はない。いくら文章にしても、確実に伝えることなど困難な状況であることは分かっているつもりだが、それでも書かずにはいられない。
奇跡的に残った一本松を眺めながら、僕は昨年の夏の賑やかだった陸前高田の町を思い出していた。どのようなアングルから眺めても、昨年の風景と一致する場所はない。
11時頃に陸前高田を出発する予定だったが、美しすぎる海とあまりにも対照的な残酷な風景を前に、塾屋軍団は時間をうばわれた感覚だった。高田を後にしたのは、12時を過ぎていた。
重い気持ちのまま、僕らは一関東山に向かった。
続く・・・・
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