悟りって何ですか
秋の花粉症が始まった。春のスギ花粉ほどの大変さではないが、結構シンドイ。
今年の春は通常2ヶ月間で収まる花粉症が、3ヶ月半も続いた。多くの方がそんな感じだった。放射能の影響が花粉症を長引かせたような気がする。
目にみえないものとの戦いに明け暮れた半年間だった。危険度に対する温度差が激しいのも事実だが、命に関わることだけに、情報に敏感であることは大切なことだと思っている。
放射線セシウムの値が、野菜類に於いてはだいぶ低くなっており、一安心だが、一方果物や栗などは土地の放射線量に比例して高いようだ。経験値の少ない出来事に対して、どう対処するかは情報の取捨選択と、冷静な判断が必要だ。
人類の舵取りは、僕ら自身の判断と決断にかかっている。誰かがやるだろう、ではいけない。最近僕は、『人間の尊厳』という言葉をよく使う。震災後、生きるスタンスが変わったせいかも知れないが、生きるという日常性が、とても重くそして神聖なことに感じられる。
昨日小6の女の子から、「悟りってなんですか」と尋ねられた。国語の文章読解に出てきた言葉だが、タイミング的に僕は詰まってしまった。状況を理解することだよと答えればいいものを、ブッタとかキリストとかいろんな悟り人が頭を駆け、「人生を知ることだよ」などと答えている僕を、周りの中学生が笑っていた。
鼻をかみながら、悟りとは何だろうと考えていた僕は、鼻水が出そうなら、服の袖などで拭かないで、ちゃんと鼻紙でかむことが悟りじゃないかと、綺麗な夕日を教室から眺めながら考えていたかねごんであった。
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