ベラルーシの教訓
かねごんさんはメッセンジャーなんですから書き続けて下さい。訴え続けて下さい。そんなメールを多く頂くようになった。勇気を頂く言葉ではあるが、正直フレッシャーでもある。
ちょっとした会合などで、「ブログ読んでますよ!」などと声をかけられると、ドキッとしてしまいたじろんでしまう僕がいる。
昔のカルビーカッパえびせんのCMではないけれど、やめられない止まらないの状況に、自分が追い込まれた感じがして、2ヶ月前などは、ブログを休息しようと思った自分がいた。
50を過ぎた初老男のマスターベーション的な自己満足じゃないかと、一向に進展しない国や県や市の対応に苛立ちと絶望を感じていた。
今日の岩手日々に一関市長のコメントとして、「放射能の問題に強い危機感を覚える」みたいな記事が載っていたが、今まで危機感がなかったのかよと、マジにどつきたくなる気分だった。メルトダウンからもう何ヶ月が過ぎたというのだろうか。
広島水爆の40倍とも60倍とも言われる大量の放射能が降り注いでしまった東北、北関東。多くの町の空気線量が0.5マイクロシーベルトを超えている。
僕はチェルノブイリ事故で汚染されたベラルーシの現状を何度かこのブログで書いてきた。事故後、0.28マイクロシーベルト以上の放射線量の村が全て廃村になっている。事故の7年後あまりに多くの子どもたちが、甲状腺癌やリンパ癌にかかり、村が閉鎖させれたのである。
チェルノブイリから180キロ圏内のほとんどの村が消えた。
この事実を知って、黙っていられる人間はいないだろう。東北のほとんどとは言わないが、0.28を超えない町を東北・北関東で探すことの方が困難だ。
癌だけじゃない。0.3マイクロシーベルトを超えれば、心臓発作やクモ膜下出血等のリスクが急に増えることが、報告されている。
幸いにも、僕の自宅も教室も線量は0.06~0.09の値だ。しかしちょっと離れた田んぼを測ると線量はだいぶ高くなる。
市内の中学校では、教室内の放射能値が0.5マイクロシーベルトを超えている所がある。学校の先生は「安全です」を連呼しているが、僕は根拠を知りたい。
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