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2011年10月18日 (火)

スティーブ・ジョブスその叡智

Apple社の創業者でありCEOのスティーブ・ジョブスが2005年のスタンフォー ド大学の卒業式で行ったスピーチで、歴史に名を残す素晴らしい演説です。

彼の存在がなかったなら文明は20年遅れていただろうと思う。スティーブ・ジョブスのスピーチは彼の素晴らしい人間性を余すところ無く僕らに伝えてくる。

僕も一度44歳の時に体調を崩し倒れた時から、人は必ず死を迎えるという当然の真理を改めて実感した。何気なく過ごす每日が、いかに奇跡の連続であり、人類の叡智の集大成なのかを考え、そしてそのことに感謝を感じた。

我々は一人では何もできない。愚かであること、未熟であること、そして無力であるからこそ、僕らは村を作り、町を作り、そして文明を築いてきた。

多くの人々の死の堆積が、人類の栄光を作ってきたと言っても過言ではない。僕の友人であり塾屋の大先輩であるとよ爺先生もブログで同じ心境を語っておられたが、このブログを始めたきっかけの一つに、家族や息子たちへの遺言としての意図があった。

僕の父は55歳で他界した。父が残してくれた多くの遺産を僕は精神的に受け継いできたつもりだ。僕が息子たちに残せるものが何かあるだろうかと思った時に、愕然とした自分がいた。

お金も財産もなにもない。しかし、もちろん多くの思い出と、そして僕の血はDNAとして引き継がれて行くだろう。

每日書きしたためる僕の日記。いつの日か僕と言う存在が、この地上から居なくなった時、何らかのメッセージとなり、子供たちに伝わってくれれば、僕は本望だ。

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