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2011年10月28日 (金)

なんのために書き続けているのだろうか

一関市は10月20日、9月26日から10月17日までに、市内の小中学校など138施設の放射線量一関中、花泉中、川崎中の中学校3校と無認可保育所のマルキの家ニコニコ託児室で、毎時10マイクロシーベルトを測定した。
高い放射線量が測定されたのはいずれも排水口、軒下等雨水が集まりやすい地点だった。
いずれも10.00ジャストなのは測定機器の上限値が毎時10マイクロシーベルトだったため。仮に毎時10マイクロシーベルトだった場合、年換算では87ミリシーベルトとなり、発ガンリスクの増加が指摘されている100ミリシーベルトに近い数値となる。の測定をしたところ、92施設489カ所で文部科学省の線量率目安を上回ったと発表した。

僕がブログで発表した数値がデマであるとか、アクセス数を稼いでお金を稼ぐための捏造である等の、厳しいお叱りを受けたが、上の文章は新聞等が発表した文面そのままである。僕が捏造した数値でも何でもない。

下の放射線量は先ごろ一関市が発表したものだ。

city.ichinoseki

ちなみに僕のブログにはアフィリエイトも一切掲載していないし、田舎の個人塾がブログランキングで上位にきた所で、何も変わることなど無い。ましてどこからかお金を頂くわけでもない。

日々粛々と4年間每日ブログを書き綴ってきただけである。何故にか。きっとそれは書かずにはおれなかったからだろうと思う。

多くの方からコメントを頂いた。全部に返信文を書きたいところだが、寝れなくなるので、途中でギブアップしたことをお許し願いたい。

それとあまり心臓が丈夫でないので、脅迫めいた文面も出来ればご遠慮願いたい。世の中には多くのご意見があることを学ばせて頂いた。

思えば4月からずっと放射能の記事を書き続け来た。前回も書いたが、さすがに筆を置こうとしたことも何度かある。そのたびに多くのご父兄や読者の方々から励まされ、そして書き続けてきた。

一番いいのは、かねごんはあんなに放射能の警告を書いてきたが、なんでもなかったんじゃないかと、将来言われることが僕の希望である。しかしその希望はどうも厳しいようだ。

僕が生きている間に、何らかの結末を見ることはひょっとしたら出来ないかも知れない。でも僕は子ども達が心配だ。

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コメント

こんばんは。
昨日の記事、私も絶句しました。
伺ったときに「汚染量は増えています」と聞いて驚きました。

コメントを読みましたが、記事に批判的な方もいましたね。
それでこそ、議論が芽生えると思います。

私も多くの嫌がらせを受けたこともあります。
しかし、だからといって、自分の思いは変わりません。
まして事実を伝えているのですから、ご自分を責める必要
はありません。
一関が大きな被害を被っていることは、誰でもが知ってい
ます。
どうかお大事にしてください。

(かねごん)
とよ爺先生のコメントを見てほっとしました。コメントメールを開くのがだんだん怖くなりますね(・・苦笑い)。
亡くなられた生徒さんは持病があったようです。皆さんからメールを頂いたように、10マイクロシーベルという中庭の一部の放射能が直接の原因ではないかも知れません。
しかしその高濃度の場所が放置されていたことが問題だと思います。対応が早ければ、彼女は高校生を来年も再来年も送っていられたかも知れません。

記事読ませていただきました。
貴方の様な方は絶対に必要です。
私も私の出来る事を一生懸命にやっています。
お体にお気をつけて
今後とも頑張って下さい。

(かねごん)
yasumaro様コメントを頂きありがとうございます。
每日落ち込んだり、立ち上がったりの繰り返しです。
でも多くの人達に支えられています。
見えない敵との戦いは、困難を要する日々ですが、老体に鞭打って頑張りたいと思います。
温かい言葉、ありがとうございます。

初めまして。
中学校3年生の生徒さんがなくなられたとの記事に
驚きそして悲しい気持ちでいっぱいです。

私も岩手県人です。現在、海外在住ですが
海外にいると故郷の自然の豊かさや人々の朴訥さが
本当に懐かしく貴重なものに感じます。

3.11以降はその豊かな故郷が、せめて安心して
住める場所であってほしいと、切に願い続けていました。

でも…現実は残酷ですね。

東北の復興は時間はかかっても、
いずれゴールが見えてくるはずです。

でも原発の被害は違います。
今はまだ目に見えないし、「気にしすぎ」と言う人も
多いようですが、兆候はどんどん出てきているし、
いずれ目を背けることが出来ない日がやってくると
思います。

政府、官僚の無策ぶりやマスコミも加担した
情報操作や統制には本当に腹が立ちます。

でも、もっと大きな問題だと感じるのは
自分には関係ないと「事実を知ろうとしない人達」です。

(海外にいると、そういう人が多いように感じてしまいます。)

結局、国を最後に方向転換させる事が出来るのは
国民だと思うのですが、今の大多数の日本人に
そのタフさは感じられず、それが最大のネックに
なっている気がするのですが…。

そういう人達に、少しでも「事の重大さに気づいてもらう」きっかけを作るためには、
やはりブログなどでの情報発信は必要だと
私自身ずっと思ってきました。

書き続ける事は、時にはしんどいです。
でも、頑張って欲しい。そう思います。

初めてのコメントで長文になってしまい
申し訳ありませんでした。
お体、ご自愛ください。

(かねごん)
priva様遠い外国の地よりコメントを頂いたことに感謝申し上げます。
この時代に、この地に生まれ住んでいることは、偶然ではないと思っています。
人は何一つ無駄なことをしている人はいません。僕に応援のメッセージをくれる方々も、そして非難のメールをくれる方々も、それぞれの役割、意味があるのだろうと僕は思っています。
もし僕が塾教師ではなく、電力会社の社員だったらどうでしょうか。
今回の震災では、岩手は甚大な被害を受けました。陸前高田や大船渡の風景には言葉もありません。
亡くなった方々の無念さのためには、僕ら岩手県人は言葉を声に出していかなければと思っています。
心強いコメントに感謝申し上げます。

ご心痛、お察しします。
同じように線量が高めの茨城県にいます。
教育委員会や自治体は腰が重いです。
事故以降、事実を明らかにしようとしているのは、それこそ普通の市民です。ネットという情報発信の力を借りて。
いろいろなご意見をいただくこともあるとおもいますが、頑張ってください。

(かねごん)
ひつじさんコメントを頂きありがとうございます。
大丈夫です!立ち直りは早いですから。
正義ズラも紳士ぶるつもりもありません。一市民として頑張るつもりです。応援ありがとうございます。

こんにちは
真実を訴えているあなた様はすごいと思います。
震災以降、省庁、電力会社、都庁、市役所区役所に電話をしていますが
やっと線量を測り公表しだしましたが何もかも遅すぎるし危機感が感じられません。真実はもっと沢山あるのに面倒になるのは縦社会で擦り合い…イメージが悪くなるのを避けるという馬鹿馬鹿しいことばかりですよね
なぜ、いづれは大変な事態が身体に起こりるかもを想定して行動しないのか…本当に呆れ悲しいです
一関市の市長もバカげてますよね…専門家に抗議文を送るなんて考えるられません。
子供のこと未来のことなんにも考えてないのでしょうか?
是非今後も書き続けてください!
応援してます!
武田教授が中学生の死亡について述べています

(かねごん)
ゆいゆい様コメントを頂きありがとうございます。
武田先生も書きましたか。
僕のところには今回の事で多くの情報が寄せられています。ブログに書けない案件も多数あります。
知ってもらわなければならないことは、書くつもりですが、老体ですのであまり無理をせず、粛々と書き続けていきたいと思います。

反原発や放射能汚染の批判記事に対して、中傷や非難のコメントをする工作員と呼ばれる人たちが存在するそうです。
お金を貰ってそういう仕事をしている人に、構う必要はありません。
あまり気に病まないで下さいね。

(かねごん)
noza様励ましのお言葉感謝です。
本当にありがとうございます。

原発関係のツイートを手繰ってきました。

正直、今は訳もわからず騒いでいますが
いずれこれがちょっと笑える思い出話として
「あの時はなんか世間が騒いでたよねー」
「ウチなんかあせってガイガー買っちゃったよ、無駄になったな」
なんて思い出話で済んでくれると良いですよね。

(かねごん)
本当にそう思いたいですね。でもという逆説の接続詞を使うことのない世の中になってほしいです。

初めまして私は阿修羅掲示板でkanegonのペンネームで記事投稿している者です。
管理人様はブログで「かねごん」を名乗っていらっしゃるんですね。
この記事の前に一関中学の女子中学生がくも膜下出血で死亡した記事を書いてその後誹謗中傷のコメントが来たのですね。その中に「iyao」「iyao1」「山下派」なるHNなどを名乗ったり副島隆彦とか副島とかいう人物を罵倒するなとか訳の分からないメールがこなかったでしょうか?もしそうでしたら私とかねごん先生を間違えて阿修羅掲示板でもアラシ扱いをされて迷惑がられている問題人物のコメントですので過度に気にしたり的外れな、罪悪感などを持たないでください。今後同様のコメントが来てもデーンとしていてください。

私は2日前にiayo氏が訳の分からない誹謗して、次第に事情が分かってきました。
一体どこのブログのことかiyao氏に問い合わせても返答しないので捜してもしかしてこのブログかと思ってコメントした次第です。
 
(かねごん)
kenegon様コメントを頂きありがとうございます。
ご指摘のライターネームの誹謗中傷が確かにありました。
お気遣い頂き恐縮です。
おなじネーミングを使用しているにも、何かの縁だと思います。今後もよろしくお願いいたします。

かねごん先生、阿修羅掲示板でkanegonを名乗っているものです。
先のやりとりを阿修羅掲示板で掲載したのですが,
そのコメント掲載後、iyao氏は「かねごん先生と阿修羅掲示板のkanegonは同一人物でないという証明にもならず、自作自演である。」と認めようとしませんでした。

しかも心理学的なことに詳しい方がiyao氏は刺激したら却ってだめだと警鐘を鳴らしていたのでそちら再びiyao氏の誹謗中傷コメントが来ませんでしたでしょうか?それとも大丈夫でしょうか?

(かねごん)
kanegon様ご心配のコメントを頂きありがとうございます。
あれ以来誹謗中傷のメール等は来ていません。
ブログの内容を自重しているせいかも知れませが(苦笑い)。ご心配頂きありがとうございます。

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