震災があっても放射能に汚染されても受験はやって来る
東北の経済が冷え切っている。就職先もない状況だ。
この10月には、3.11で失業した人達の失業保険の給付が終わる。例年にない厳しい冬がやって来る。
岩手県の肉牛の出荷が解禁になったが、その出荷された牛から頻繁に基準値を超えるセシウムが検出されている。政府は畜産農家の保証が大変だから、やけっぱちで出荷を解禁したとしか思えない。
米の出荷も検査待ちで遅れている。僕の地域ではだれも稲刈りを始めていない。例年だと稲刈りが終わっている我が家も、今年はまだだ。と言うより、作業を委託したので、僕は今年は稲刈りをやらない。いつも稲わらを畳屋さんに売っているのだが、この放射能問題で諦めた。
今年は秋の味覚であるキノコも無理なようだ。例年だと、きのこ狩りにやって来る他府県ナンバーの自動車を山道で見かけるのだが、今年は皆無だ。
周りから、塾も大変でしょうねと言われる。確かに震災後の4月~6月は閑古鳥が鳴き、厳しい情況だったが、7月から例年の水準に達した。震災と放射能汚染が気持ちを暗くしていたが、一関市では進学校である一関一高の定員が附属の持ち上がりにより80名の減になる。塾通いがようやく復活してきた。震災があろうと、放射能が降り注いでも入試はやって来る。
4月に予定していた中3の修学旅行が今月になって始まっている。東京方面の旅行を北海道に切り替えた学校も多い。いつもなら修学旅行で盛り上がる会話も、今年はひっそりしている。正直修学旅行どころではない家庭が多い。
今年は受験学年が例年の半分の人数であるが、8月に告示したように、今年度は9月一杯で受験学年の全ての募集を終了する。
例年ならば40名まで指導を頑張るのだが、今年は3.11以降、走り続けたせいか、例年の人数を抱えては来年の3月8日までは、身体が持ちそうにない。この少人数で受験を迎えたい。そしてじっくり指導したいと思っている。
それが、この震災の中入塾してくれた生徒たちへの、せめてもの僕の恩返しのつもりだ。感謝をこめて受験指導をさせて頂く。
今年高3がいない我が塾では、10月の日曜日から、高校2年生を対象にした大学受験基礎講座の一斉授業を開催する。対象は地元国立大学、難関私立大学を希望する生徒で、英語の偏差値が50前後でアップアップしている迷える子羊達である。
詳細は後日配布しますので、迷える同胞にもお声をかけて頂ければ幸いです。
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