そうか車もか・・・
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はじめまして。
私は中古車の輸出の仕事をしている者です。妻からあなたのHPを教えてもらい、お知らせしたいことがあるのでメールします。
原発事故以来、オークションに出回っている車の中に、輸出できる規制値0.3μSV/h以上の車があり、ケルヒャーとロシアからとりよせた特殊洗剤で洗車におわれています。福島ナンバーの車はもちろん、土浦ナンバー、宇都宮ナンバーなど北関東の車で放射能の高い車が多いです。柏の車も高いです。洗車で0.3以下にできる車もありますが、たとえば震災前から郡山のオークションに置きっぱなしになっていたプロボックスという車は、結局いくら洗ってもだめで、そのままオークションに流しました。
ほかにも数台、輸出ができずに国内に流通させたものがあります。良くないと思ってもそうせざるを得ない状況です。
最近は、福島あたりで安く入手した車に他県で新たに車検をつけ、他県ナンバーにした車を流通させている業者があるとのことです。もちろん、一度抹消した車に他県で車検を取り直すことは違法ではありませんが、このようにして全国に被曝した中古車が出回るのが心配です。
ここ1ヶ月の間に、私の知る限り3名の方が急死されました。心臓死です。(8/28)一人は茨城と千葉で、車の関係の仕事をしていた40代男性。(9/14)新潟で車関係(解体か輸出か分かりませんが)の54歳男性。また福島で車関係の仕事をしていた人の奥さんも。
私はパキスタン出身で現在は帰化していますが、パキスタン人のコミュニティ内でこういう話が出ているので、誰かが亡くなったという話では、嘘が出てくるはずはないです。
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上記のメールは家内に教えてもらってウエーブ上で見つけたのだが、パキスタン人が友人に送ったメールである。
僕自身全く考えていなかった事項であり、放射能の問題の大きさに改めて心が痛んだ記事だ。どういう経由で被災地の車が流失しているのかは分からないが、ますますガイガーカウンターの必要性は重要になってきた感がする。
何度も繰り返すが、雨の日は、岩手の南部でも0.4マイクロシーベルトを超える。外に駐車されている車はもちろん汚染されるわけだが、車の除染までは考えなかった。迂闊だった。小さな子どもを乗せている方は、土足禁止にするとか、こまめに室内の放射線を計る等の防衛が必要なのではないだろうか。
被災地から所有者が居なくなった車を処分することは、普通に考えられる。売却する方は何も作為があるわけではないだろうが、高濃度汚染地区からの車の移動に対して、ある種の法規制も必要なのかも知れない。
宮城や岩手に於いても、エアコン等のフィルターをこまめに変えることが必要かも知れない。本当に厄介なものが東北の空を汚してしまった。とにかく動くしかない。
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