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2011年8月12日 (金)

僕らは上を向いて歩いて行かなければならない

震災で、新学期のスタートが遅れた岩手の今年の夏休みは短い。一関市内は8月18日にはもう二学期が始まる。

夏期講習も後2日を残すのみとなった。7月は涼しい每日だったが、8月に入っていつもの猛暑がやってきた。陽射しが痛い。

震災から5ヶ月が過ぎた。震災後僕が目にした三陸の惨状が、記憶から消えることはない。1000年に一度の大地震、そして巨大津波。そして放射能汚染。

就職難で苦しむ僕の故郷は、ますます若者がいなくなり、そして老人と荒れ果てた田んぼが増えていく。

市内で個人塾を営む先生方の年齢も、高齢化してきた。50歳を過ぎた僕が一番若い。フランチャイズ塾に参入する若者はいても、個人塾を開講するものは皆無だ。

僕は子どもたちが好きだ。勉強やスポーツに励む姿は、宝石のように輝いている。彼らは僕らが失ったものをいっぱい持っている。夢・希望・そして未来。

今福島や東北が抱えている苦悩や悲しみは、一体誰の責任だろう。もちろん東電や政府を許すつもりはないが、愉悦を享受してきた日本人に何がしかの油断があったことは否定できないだろう。

ゲーム・ケータイ・テレビに漫画、そして飽食。便利さと享楽の中で、大切なものを僕らは忘れてしまっていた。それは命だ。震災後いろんなCMが流されたが、僕が惟一心を動かされたCMがこのCMだ。僕らは上を向いて歩いて行かなければならない。命の輝きのために。

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