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2011年8月31日 (水)

何も知らない者は何も疑わない

He that knows nothing, doubts nothing. (何も知らない者は、何も疑わない)

世の中を知ることはたやすいことではない。しかしあえて言わせてもらえば、知らいないことは悪いことだ。さらに言わせてもらえば、知ろうとしないことはもっと悪い。

見たくないこと、知りたくないことは多々あるかも知れない。しかし、知ることでしか起こせないアクションがある。知ることでしか変えられない現実がある。

The more one knows,  the less one believes.(知れば知るほど、信じるということは減る)

今年の夏、原子力発電所の殆どが止まっている状況で、電力供給が100パーセントを超え、停電になった地域があっただろうか。知ることは大切だ。

チェルノブイリでは、0.4マイクロシーベルトを超えた村は全て廃村になった。それでも目を覆うばかりの悲劇が数年経って起きてしまった。一関市内では校庭が0.4マイクロシーベルトを超えているのに、普通に体育をさせ、児童を遊ばせている小学校がある。知ることは大切だ。

今回自らの足と、自らの耳と、自らの目で、僕は多くの真実を知った。残念ながら、僕は政府も政治家も信じることが出来なくなった。

もともと公教育の闇を垣間見た僕だからこそ、30年近く塾教師をやってきたわけだが、僕の疑念は確信に変わった。

政府もそれに付随する文科省も環境庁も、国民の生命の安全を最優先しない組織であることが判明した。残念である。

僕らは豊かになる権利がある。負の連鎖を断ち切り、プラスの連鎖に変えなければならない。そのためには強く生きる決意が必要だ。これまで僕らが生きてきた道のりは、人生を生きる上での大きな力であるし、障害ともなる。そのどちらかに振り子が動くかは、僕らが現在それをどう使おうかと決意するかにかかっている。

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