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2011年8月20日 (土)

こんな日もあるさ

今日はブルーである。青森の光星学院が優勝できなかったからではなく、また仕事が忙しいからではなく、ブールーである。きっと急に秋風がそよぎだし、心がメランコリーになっているのかも知れない。

昨日で予備日も含めて夏期講習が終了した。每日地震で揺れる夏期講習だったが、今年も暑かった。夏休みに入って4名しかいなかった受講者も、終わってみれば20名近くの申し込みがあり、なんとかガイガーカウンターと自習室に取り付けたクーラーのお金を払うことが出来た。ほっとしている。

春にたった6名だった中3生もなんとか2倍になった。震災後閑古鳥が鳴いていた僕の塾もようやく活気づいてきた。一関附属中学校を受験する小学生を入れても20名に満たない今年の受験学年だが、先日も公示したように、今年度は9月一杯で高校・大学の受験学年の募集を停止する。

毎年受験指導に明け暮れてきた。塾屋として当然のことだが、さすがに3・11の震災を経験し、放射能の恐怖に晒されてきたここ数ヶ月の疲労が、つもり積もっている。今年はこれくらいの指導人数が僕には限界だと思う。

震災後、家庭の事情で塾を休みますと言って、来なくなった塾生が3名いて、僕は親の仕事が大変なのだろうか、生徒が精神的に参っているのだろうかと心配していたのだが、その3名が全て大手のフランチャイズ塾に通っていることを先週知ったことも、ひょっとしたらブルーになっている原因かも知れない。

僕の塾の3倍の指導料金の塾に行っているということは、親の仕事の問題ではなかったわけで、それはそれで安心したのだが、一抹の寂しさは正直ある。

相変わらず『がんばろう岩手』の幟旗が風に揺れている。嘘つきの政治屋と嘘つきのメディアに翻弄される每日、正直何ががんばろうだと、胸ぐらを掴んで恫喝したい気持ちになるのだが、僕らは進まなければならない。

スーパーで福島産の桃が売っていた。一箱700円。いつもなら4000円はする高級品がである。なんだか知らないけど、涙がこぼれてきた。

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