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2011年8月 9日 (火)

今の子供たちは残念ながら労働力がない

先生と呼ばれる仕事を始めてちょうど30年になる。家庭教師・塾教師、そして時に高校の講師をやってきたわけだが、東京で3年、岩手での27年の教師人生が過ぎ去った。

延べ人数でいうと一体どれだけの生徒と関わってきただろうか。間違いなく2000人は超えているだろうと思う。50を過ぎた昨今、教え子の名前が、記憶の片隅から蘇って来ることが難しい状況になってきたが、30年間の子どもたちとの出会いは本当に教師冥利につきる素晴らしい体験だった。

学校の先生をやっている同級生や、塾の同業者の同世代は、ぼちぼち偉くなり(笑い)ほとんどが管理職になり、授業に入ることがなくなったようだが、僕はと言えば、名刺の肩書きこそ校長などと印字されているが、教室のトイレ掃除やら、自宅教室の草刈やら、小中学生の全教科指導まで、全てを日々こなすマルチ教師である(爆笑)。

震災以降それに付け加え、嬉しくないのだが、放射能に関してとても詳しくなってしまった。僕の人生は、どういう訳か次から次へとやるべきことが、いややらされることが増えていく。年を重ねるたびに、次から次へと新しい駒が、僕の人生の将棋盤に打ち込まれて来る感じだ。

ところで、30年も教師をやってくると、教え子たちの10年後、20年後の姿を目にするわけだが、中、高時代出来た生徒は、概ね間違いなく幸せな人生を歩んでいる。

僕が言う出来るという言葉の意味は、決して良い高校や大学に入ったという意味ではなく、神様に与えられた能力を惜しみなく発揮しているかという点について言及してのことだ。

人間は集中をすると、感性が研ぎ澄まされてくる。小学校、中学校時代の前半は、大勢のエネルギーの中に身を委ね安堵していた精神も、中3から高校生ぐらいになると、自我が強烈に芽生え始める。

既成の学問から逸脱する者。大人が敷いたレールを脱線するどころかぶち壊してしまう者。様々な個性の塊が、いい意味でも悪い意味でも、エネルギーを放射し始める。

その時に大切なことは、集中することだ。自分が向かおうとするエネルギーの行き先をしっかりと捉えることだ。集中するためには、本を読むこと。スポーツをすること。音楽を奏でること。そして労働をすることが大切だ。

今の子供たちは残念ながら最後の労働力がない。勉強だけじゃダメだ。机上の学問だけで大成するなら、日本人はもっと優秀になっていたはずだ。

今のような弱体化した政治家も、偽善者ぶった教育者も存在しなかったはずだ。日本人は豊かになりすぎて真の労働を忘れてしまった。他人の為に汗を流すという真の労働を。

自分の魂に問いかけてみればいい。自分が何をなすべきかが分かるだろう。難しいことではない。

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