被災地での酒宴
石巻市庁舎で震災3日目から毎晩飲み会「誘いを断れなかった」
宮城県石巻市などは18日、東日本大震災の発生3日目から約1カ月間、
災害対策支部のある石巻市役所桃生総合支所で毎晩飲み会を開いていたとして、
総合支所長だった部長級職員(58)を減給10分の1(2カ月)、
次長級職員(58)と課長級職員(56)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
市によると、3人は3月13日から約1カ月間、地元の消防団長=当時=の男性(61)らに誘われ、
震災対策などを協議する会議終了後の午後8時ごろから
支所1階のロビーや2階の和室で、焼酎を飲むなどした。 スポニチ8月18日
石巻は甚大な津波の被害を受け、多くの救助支援、災害支援にも関わらず多くの犠牲者を出した町だ。市の幹部が、それも総合支所で酒を飲むという行為の不謹慎さと常識のなさにはがっかりである。
震度5弱の余震が頻繁に起きていた時期である。酔っ払った状態で緊急の連絡も行動もとれるわけがないことぐらい、50を過ぎた人間なら分かることだろう。自分達がどういう状況に置かれている立場の人間であるのかを全く理解していない。上記の処分は甘過ぎるのではないだろうか。
すぐ近くで、寒い中粗末なテントで寝泊まりをし、必死の救助活動を敢行した自衛官や警察官そして消防団を彼らはどんな気持ちで眺めていたのだろうか。普通の神経をしている人間なら決して酒など飲んでいられないだろう。
僕は今回の震災で、本当に身勝手な多くの公務員の状況を見聞してきた。今回の飲酒のような状況は氷山の一角だと思っている。「休みもなく働いてるんだよ!」という職員の声を何度も聞いた。選挙の時と税務処理の時に忙しい皆さんのようだが、多くの市井の人々は、この不況下で每日365日休める日々がない。
謙虚に誠実さをもって仕事をすることが、当たり前の世の中ではなくなってしまったのだろうか・・・・。残念である。
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