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2011年8月30日 (火)

ピコピコピコピコ・・・

ブローガーとして言わせてもらえば、原子力の話も、放射能の話も、完全に脳裏から消去して、楽しい話題を提供したいのだけれど、書かずにはいられない。

人類が作ってはいけなかったもの。原爆と携帯ゲームだと思っている。核の放射能は人間の命と尊厳を奪い、そして携帯ゲームは若者たちの生きる情熱と魂の闘争心を奪ってしまった。

勉強をしない子どもたちの原因の全ては、ゲームだと言っても過言ではない。僕の塾に来ている生徒で、思考能力が著しく低下している生徒の殆どがゲームとテレビ漬けだ。一体どれほどの時間を每日ゲームとテレビに費やしているのだろうか。

小さい頃からテレビを子守がわりに見せられ、ものごころついた頃にはサンタさんがゲームを持ってきて、子どもたちはピコピコの世界に耽溺していく。

若者になった彼らは、やはりピコピコから抜け出すことが出来ず、政治よりも仕事よりもそして原子力のことよりもピコピコが大切で、每日うつろな目で電子の世界を彷徨っている。

誰が総理大臣になるとか、1ドルが何円だとかいう話題より、次に出るゲームの攻略方が大切で、ピコピコの電子音の中に、彼らは埋没していく。

今の政治家や、先生と言われる人達を見ていて何がまともなのかは、僕もよく理解できていないのだが、少なくとも普通に育てたかったらゲームやテレビやケータイをやりたい放題にさせておいてはいけない。塾に通わせようが、家庭教師を頼もうが、ゲームと決別する勇気も決断も出来ない(親も含めて)生徒の学力が飛躍するはずがない。

「うちの子ども、さっぱり勉強しないんです」そう嘆く前に、こどもの周りの環境を眺めて頂きたい。ゲームを毎晩2時間して、メールを平均20件返して、それでテレビを家族と見ていて、勉強ができたら、それは奇跡だろう。

テレビとゲームだけでも、日本の子どもたちを痴呆化するのに十分なのに、そこにケータイという究極のおもちゃが登場した日本社会。

先日報道番組で、2マイクロシーベルトの高濃度汚染地区に住む、茶髪のうつろな目をした二十歳前後の女の子が、「この場所って本当に危険なんですか~」とガムを齧りながらケータイをジャラジャラさせながら質問していたが、これからの日本は厳しいな。

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