ちょっと感情的な今年度の塾生募集についてのお知らせ
震災から6月まで、入会した受験学年の生徒数が0行進というワースト記録を作ってしまった僕の塾でしたが、夏休みを前にして塾生や卒塾生の保護者の皆様より生徒をご紹介頂きまして、今年度もどうにか通年の在籍数に近づいてきました。心より感謝申し上げます。
今年は受験学年の在籍数が例年の3分の1にも満たない状況ですが、他の学年の子どもたちが多く在籍し、なんとか塾の運営が成り立っております。重ね重ね御礼を申し上げます。
勝手ではございますが、今年度は入会者数に関わらず、高校3年生は8月いっぱいで、中学3年生は9月いっぱいで募集を終了させて頂きます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
また中1学年は、すでに受験学年の在籍数を超えており、定員があと3名となっております。退出者が出ない限り、来年度以降に於きましても入会が難しいと思います。入塾希望の方はお早めにお申し込み下さい。よろしくお願いいたします。
高校3年生に関しましては、在籍者が居ないのにもう締切かと思われるかも知れませんが、大学受験英語にしても、AOの入試論文にしても、2ヶ月や3ヶ月でどうにかなるものではありません。
2年前県立花泉高校より数十年ぶりに東北福祉大学の合格者を出しましたが、高校サイドの論文指導を踏まえ、塾での半年間の論文指導を要しました。また県立一関二高より9年前、100年の歴史の中で初の早稲田合格を我が塾生が果たしましたが、その時も夏休み前からの論文指導でありまして、指導を振り返りますと、ぎりぎりの日程だったと思います。
大学入試の英語に於きましても、「高校入試の時も残り3ヶ月で何とかなったから、大学受験英語も何とかなるだろう」と塾にやって来る高3生がいるのですが、お断りしております。
自分でかなりの勉強をやってきて、仕上げに最後塾を利用するというのならまだしも、最初から英語を3ヶ月でどうにかと言うのは、失礼ですが大学受験をなめています。
入れる所に入れればいいやという発言を聞きますが、それも大学受験をなめています。そんな気持ちで大学に行っても、遊んで終わるだけです。
僕は受験指導を真剣に考えているからこそ、今年のような震災があったにも関わらず、受験学年の募集を終了するのです。『最後まであきらめるな!』などと宣伝し、入試直前まで受験生を入塾させようとする大手塾を見ていますと、腹立たしくなってきます。
実際そういった宣伝文句に揺れ動き、直前の冬期ゼミを他の塾に受講しに行く塾生が、毎年一人二人います。脅かすわけではありませんが、志望校に受かったためしがありません。
なぜ僕が経営的な不利な少人数個別指導を、今の指導料金でやっているのかをご理解頂いているご父兄の皆様には、言うまでもないかも知れませんが、僕は『お金がないから教育を受けられない』という現在の日本の格差社会が許せないのです。
家族年収が300万円に満たない家庭が増えている東北で、大手フランチャイズの塾だけになってしまったなら、2万円から5万円の月謝を払って、誰が塾に子どもを通わせられるんですか。公務員や教師や、大手企業に通う親御さんだけじゃないですか。
僕の塾の月謝は、同業者からは安すぎると苦言を頂きます。家計を切り盛りする女房からも叱られます(‥苦笑い)。でも僕が塾をやめるまで、僕の経営スタンスは変わることはありません。入会途中で月謝が倍になることなどありません(笑い)。
そんなわけで、今後ともかねごん塾をよろしくお願いいたします。
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