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2011年8月10日 (水)

『懲りない』という日本語は、電力会社とそれを支援する日本政府のためにある言葉だ

 定期検査中で調整運転している北海道電力の泊原子力発電所3号機(北海道泊村、91・2万キロ・ワット)について、最速で11日中にも営業運転に移行する見通しとなった。

 北電は営業運転に移行するための最終検査(総合負荷性能検査)の受検申請を9日、海江田経済産業相に行ったが、最終検査は9、10の両日に行われ、結果は11日に予定されている原子力安全委員会で報告される見通しとなったためだ。問題がなければ北電は定期検査の終了証の交付を受け、営業運転に移行する。

 泊3号機の営業運転移行に向けては、北海道の高橋はるみ知事が国に対して質問書を提出していた。国は9日に「泊3号機は再稼働でなく運転の継続として扱う」などと回答、北電には改めて最終検査を受けるよう求め、北電がすぐに申請に踏み切った。高橋知事は申請について、「地元軽視で、甚だ遺憾だ」と、不信感を表した。 読売新聞

作った物は使いたくなる。これが人間の悲しい性なのだろう。我が家ではエアコンがない。つければ使いたくなるのが分かっているので買わない。女房が2500円の扇風機を2台買ってきた。我が家にすればかなりの贅沢である。

『懲りない』という日本語は、電力会社とそれを支援する日本政府のためにある言葉だ。

「来年の今頃まで日本てあるのかしら?」突然女房が聞いてきた。僕はたまに山の神様に呼ばれることはあるけれど、超能力者でも預言者でもないので分からない。

ただ間違いなく言えることは、日本の借金が膨らみ続けて行くことだけは、ここ数年避けることができないだろうということだ。そして就職難も続くだろう。

アメリカの経済基盤も怪しくなってきた。世界恐慌が忍び寄っている感じもする。3.11以降の世界は、薄氷を歩むがごとくである。何が起きてもおかしくない状況だ。

アメリカのNASAが全従業員に対して、異例とも言える緊急時の対応を呼びかける文面を配布送信したらしい。一体NASAはなにを知っているのだろう。

それにしてもこの状況に及んで、原発を止めようとしない日本は、余程の極楽とんぼか、性格破綻者だと僕は思う。

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