電力予備率が計画停電寸前まで落ち込んだ
岩手の夏もここ2,3日猛烈な暑さが戻り、東北電力も供給の綱渡りで、昨日は予備率が2.8%まで下がり、計画停電寸前まで落ち込んだ。
この暑さで電気が止まれば、夏期講習の勉強会もOUTというところだが、今回の震災を経験してしまうと、そんなダメージもそれほど深刻じゃないというのか、本当はよくなのだけれど、諦観が身にまとってしまっている。
5ヶ月が過ぎた陸前高田市の風景である。毎年今頃は高田松原は多くの海水浴者で賑わう。あまりにも変わり果てた町の姿に最初は言葉もなかったが、先日流されず残った山車を繰り出し、例年の祭りがこの風景の中で行われた。鎮魂の祭りである。
お囃子を失った山車に、遺影が飾られた。東北の復興は、間違いなく一歩ずつ歩み始めた。七夕飾りの竹は、亡くなったばかりの方の魂が、道に迷わずお盆に戻って来るための、東北の風習に由来する。
亡くなった方々の殆どの自宅が流されて今はない。彼らはあの津波があった三陸の海岸に戻って来るのだろうか。それとも浄化された御霊はすでに、天界へ召されたのだろうか。今年もお盆がやって来る。
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