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2011年7月

2011年7月31日 (日)

4年間で一番長いブログ記事

多くの人達が知らない事実というのがたくさんある。自分達に関係があることにはひょっとしてセンサーを張り巡らしているかも知れないが、知ったら頭がクラクラするようなことが一杯ある。

噂や又聞きの話ではなく、僕が体験したことを今日は話題にしてみたい。僕は高校時代から大学の4年間、そして塾を営むようになってからも多くのバイトをしてきた。

ゴルフのキャディー、測量助手、新聞配達、バーテン、家庭教師、論文の代筆、スーパーの店員、路上でのみかんやバナナ売り(笑い)、クーラーの取付、旅館の住み込み、高校での非常勤講師、農薬の散布、シクラメンの栽培、教育講演会、などなど思い出して並べるだけでもかなりの種類になる。単発のもの、数年間やったもの色々である。

今でもそうだ、本業はもちろん塾教師だけれども、週の半分は高校で英語の授業を担当し、授業のない日は百姓仕事に精を出している。毎週日曜日は中学校の卓球のコーチをやり、月末には納税組合長の仕事があり、秋の収穫が終われば地元の神社の祭りがあり、僕はその神社の総代をやっている。

小学校や地元のイベントで、歌を歌ってくれませんかと頼まれれば、愛用のギブソンのギターを抱え、おちゃらけソングをがなり立ててくる。そして每日夜中にこのグログを打ち込む日々である。

塾生達は、僕の話が学校の先生より面白いと言ってくれる。これだけの紆余曲折の人生を歩んできて、僕の話が学校の先生より面白くなかったら、僕はとっくに塾を廃業している(爆笑)。

僕のトークの引き出しの中には、膨大な裏話がストックされている(そのほとんどがシモネタであるが・・・笑い)。お陰でこのわくわく日記も、なんとか4年間每日更新を続けてこれたわけだが、健康を害することなく、このパソコンとブログシステムが存在する限り、書き続けていきたいと思っている。特に放射能汚染に対する警告と、政治不信に対する真っ向勝負は、検閲に引っかかろうが、嫌がらせのメールをもらおうが、やめるわけにはいかない。

今回の福島第一原発のメルトダウンに伴う放射能汚染の問題もそうであるが、日本人は安全基準だとか、OOの推奨だとか、公認などという活字に無防備というのか、洗脳されてしまっている。

かつて僕は、生鮮食品を扱うバイトの仕事を東京の大手スーパーでやっていたことがあるが、肉や魚は腐れていなければラップごと賞味期限のステッカーを平気で取り替えていたし、売り場に掲げる生産地などというものも、例えば、愛媛みかんの箱が置いてさえいれば愛媛みかんになってしまうし、静岡みかんのダンボールを積み重ねておけば、静岡産になってしまうわけで、全くいい加減なものだった。

塾だってそうだ。〇〇塾協会員などという看板を掲げる塾があるかと思えば、〇〇公認なんていう塾もある。ズバリ言おう。塾をやるのに何の制約も届けでも必要がない。儲かっている塾ならば、税金を払いさえすれば何の問題もない。

学校の教諭ならばもちろん教員免許が必要だろうが、塾教師には免許も学歴も必要がない。大学に入らずとも立派に何十年も塾をやっている先生がいるし、僕がこの業界に入った頃は、先輩諸氏に全共闘世代の先生方が多くいて、大学の中退者などは珍しくなかった。

生徒を大学や高校に受からせる力量と運を兼ね備えていれば、誰でも出来る商売である。塾のチラシに、やたらと免許の種類や資格を書き連ねている先生がいるが、僕らの業界では、本当に実力がある先生方はそんな物は書かない。逆に実力を疑った方がいいかも知れない。

寄り道をしてしまった。食品の話に戻ろう。そういうことで食品の真実を知ることは難しい。福島原発のメルトダウンを知って以来、僕は肉も魚も買わない。オーストラリア産と明記されていても、それを証明する手段はないのである。

売り場に食料品の放射線量を測る特殊な機械を設置し、安全を確認する以外になすすべがないのが実情だ。こんな状況を作ってしまったのも政府の無策故である。

放射線量の高いところは除染しましょうということで、庭や公園、そして道路のアスファルトをジェット噴射気で流すのはいいのだけれど、その泥水の多くはどこに流れていくのかというと、東北地区ではほとんどが田んぼの水路である。そしてそのほとんどが田んぼに入っていく。

お米が汚染されないはずがない。政府も農協もだんまりを決め込んでいるが、その理由はなんだろうか。僕が思うに、もし早い時期に、今年の水稲は汚染される可能性があり、出荷が難しいなどと言えば、だれも肥料を追肥しないだろうし、農薬など散布しない。農協のドル箱である農薬や肥料が売れなくなるのは目に見えている。発表が出るのは、おそらく出荷直前だろう。

書きたいことが山ほどあるが、書き始めてだいぶ時間も過ぎた。明日も朝から夏期講習の指導だ。今夜はこのへんで。

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2011年7月30日 (土)

マジで!

めったにテレビを見ない僕がたまたま目にしたCM。AKB48の新しいプロモかとおもいきやマジに家庭教師のCMだった。

一体どれだけのお金をかけたのだろう。申し込みをするとAKB48のメンバーの消しゴムがもらえるらしい。

これを見ていた高校生の我が息子、「まじでかよ・・・・」

うん・・・・やつもAKB48の消しゴムが欲しかったのだろうか

や~ひさしぶりに驚いた。会社の存続をかけている必死さが伝わり過ぎて、AKBの可愛らしさと華やかさが、霞んでしまう気がしたのは僕だけだろうか。

そう言えば教え子に、投票をしたくてAKBのファン会員になったのがいたな。まさか塾を辞めて、家庭教師にするなんて言うんじゃないだろうな・・・・・。今度きいてみよっと。

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宿題に思う

宿題を出されなければ勉強をしないという中学生高校生を作ってしまったのは、学校の責任なのか、教師の責任なのか、もしくは家庭の躾なのか、考えさせられる現状だ。

僕は公立高校を失敗し、優秀な私立高校に入ったのだけれど(爆笑)、30数年前のかすかな記憶をたどると、宿題なんてものはいっさいなかった。夏休みは思う存分本が読めたし、音楽を聞くことが出来た。

成績によるクラス編成などなかった時代なものだから、クラスにはアルファベットの小文字が書けない者や、正負の計算がままならない者が同居していた。統一した宿題なんてものは効を奏さないわけで、先生も諦めていたのだと思う。

今の私立高校のように大学講座や課外なんてものはなかったので、進学したい人は、予備校に通うなり、独学で頑張ってね♡、なんて言う時代だった。

僕の家は、父の闘病生活などでお金がなかったものだから、私立高校の授業料は奨学金とバイト代で自分で工面した。当然のごとく、塾や予備校に通うお金などなかったので、完全な独学だった。

国語などは、大学受験のために何をやったらいいのかさっぱり分からなかったものだから、早稲田や慶応の過去問を読んだりしたのだが、チンプンカンプンだった。早稲田等の問題を解いたのは、見栄や暴走ではなく、今と違ってなぜか本屋さんには、六大学や国立大学の赤本しか置いていなかったのである。

そのうち現代文を読んでいると、フロイトとかケインズだとか、マックスウエイバー、マルクスなど、ロックシンガーみたいなカッコイイ名前がどんどん出てきた。何か革命的な面白い話が載っているのだろうかと思い、岩波文庫に手を染めたのが、そもそも読書病の始まりだった。

不思議なもので、最初チンプンカンプンだった難解な本も、ある程度の語彙が分かってくると、チンプンカンプンがチンプンくらいになり、最終的にはチンくらいにまでになった(笑い)。

こうなってくると、今度は難解な英文法の参考書まである程度読めるようになるから不思議である。関係代名詞の非制限的用法であるとか、叙述形容詞による直前名詞の修飾の不可、などという説明が理解できるようになって行くのである。後は根性と忍耐力の勝負になる。

塾教師としては、出た高校も大学も四流、五流だけれど、読書体験だけは一流の人間に負けない自惚(うぬぼれ)だけはある。正直、自惚れの一つも無ければ、30年近くも塾教師などをやってこれなかっただろうと思う。

今の子どもたち、特に進学校に通う高校生達は宿題に追われる每日で、自分でチョイスした参考書をやる時間も、統計立てて誰かの著作を読む時間もない。

進学校の生徒は、ほっておいてもやる生徒はやるし、いくら宿題を出されても、答えを写すだけで、やらない生徒はやらない。実際高校生達を見ていると、それが現実だ。

あの大量の宿題を作る時間があったなら、もっと教科指導の工夫をし、授業を充実させればと思うのだが、きっと僕の老婆心ならぬ、老爺心なのだろうな・・・・。

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2011年7月29日 (金)

僕らは希望を失ってはいけない!

2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」について参考人説明より児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

ようやく真実を語る研究者が、登場することが出来た。政府や東電の太鼓持ちばかりがマスコミやテレビに現れ嘘八百を並べてきた。小玉龍彦先生は、同じ東大のいい加減な教授達の言動には、さぞかし激昂してきただろうと思う。

広島の水爆50個分の放射性セシウムが福島、東北に飛散した今、政府がやらなければならないことを、小玉先生は時に嗚咽をこらえて訴えている。

今の日本の科学者で、これほどしっかり政府に意見を言える科学者がいることを僕は誇りに思う。今まで政府や東電の圧力で出て来れなかった先生である。

公の場で、愚論を呈してきた東大の先生方を非難する小玉先生の姿に、僕は思わず目頭が熱くなった。日本にはまだ多くの正義が存在する。僕らも希望を失ってはいけない。

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2011年7月28日 (木)

僕が入塾をお断りする時

年に1,2度かかってくる電話。

「もしもし、〇〇中学校の生徒で〇〇さんという方がお宅の塾に来ていますか」お母さんの電話。

「〇〇さんはうちの塾生ではありませんけど」・・・僕。

「それじゃうちの娘を塾に入れたいと思うんですけど」

「何年生のお子さんですか」

「中学3年生です」

「申し訳ございません。中3はもう定員になっておりまして入会できなくなっております。」

〇〇さんがいるからその塾に行きたくない。〇〇さんがいるからあの高校に行きたくない。その子に暴力を振るわれるとか、授業を邪魔される、イジメがあるというのならまだしも、あの子の空気感が嫌だとか、気分的に関わりたくないという理由で、特定の人物を拒絶することはあってはいけない。

自分が頭がいいと思っている者の中には、馬鹿なやつとは一緒に勉強したくないと思っている者がいる。

露骨に言葉には表さないが、いくら頑張っても20点や30点しか取れない生徒を、記憶障害か何かのように思っている生徒がいる。

完璧な人間などいない。多かれ少なかれ全ての人間は障害を抱えている。かく言う僕も、色の識別障害を抱えているし、生徒の名前をなかなか覚えられないところをみると、きっと脳のシナプスに何らかの問題があるに違いない。

僕は何度も言ってきたが、出来が悪いのも個性だと思っている。暗記力のいい人間が優秀みたいな風潮があるが、僕に言わせれば、あれも一種の記憶障害である。

あらゆる情報が忘却されず、ストックされるが故のストレスや感情崩壊が、時に天才と言われる人間を襲うときがある。

塾教師からぬ発言で申し訳ないが、例えば500点満点の実力テストで、490点を叩き出した生徒を皆が賞賛するが、逆に僕は心配である。人間は完璧でなくたっていい。どこかに黄昏(たそがれ)や欠点があってこそ魅力的な存在ではないだろうか。

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人間の弱さ

威張ったり、人を見下したり、見栄を張ったり、他人の親切さに感謝しなかったり、これらは全て傲慢(ごうまん)から来る人間の弱さです。

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傲慢だと肝臓や胆嚢系の血管が縮み、その部分の病気になりやすいそうです。注意して下さいね。

一方強欲だと肺、大腸が悪くなりやすく、皮膚病や潰瘍性の病気、便秘や喘息を引き起こすと言われています。お金の亡者にならないように気をつけたいですね。

利己的だと消化器官を悪くし肥満も多いそうですが、僕はこの部類に属するようですね。太っていてそして消化器官が弱いです。気をつけます。

心の乱れは体の乱れに通じます。サプリメントを抱え込む前に、自分の心をチェックしてみませんか。今日はかねごんの健康ワンポイントレッスンでした。

*上記の写真は記事とは全く関係ございません(・・・苦笑い)。

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2011年7月27日 (水)

ようやく大人の仲間入り

僕の塾に、自家用車で往復2時間近くかけて市外から通って来ている児童、生徒が3人いる。もちろん車を運転してくるのは、仕事が終わったお父さんであり、お母さんなわけで、そのご苦労に頭が下がる。

もちろん3人が住んでいるそれぞれの町には、何軒かの塾があるわけなのだが、遠くの僕の塾を選択して頂いたその決断に心より感謝を申し上げたい。

かつてのブログでも書いたが、21年間で一番遠くから通ってきた生徒は、仙台市の南、白石から新幹線で毎週一関の僕の塾に通ってきた高校生がいた。

僕の指導にカリスマ性があるとか、塾の設備がいいとか決してそんなことがあろうはずもなく、さえないハゲ親父が営む塾にお金と時間をかけてきてくれる学びと達に、魂を込めて教科を教えることしかできないわけだけれど、本当にありがたいことだと思っている。

1991年に産声(うぶごえ)をあげた僕の塾も、人間で言えばようやく成人式を終え、大人の仲間入りをした青二才と言うところである。卓球と音楽を愛する僕は、気持ちだけは塾を始めた29歳の時からなにも変わっていないような気がするのだが、ただ残念ながら、100メートルをかつてのように13秒7で走ることは到底出来ないし、徹夜で酒を浴びることもなくなった。

つまりは肉体は間違いなく50を過ぎたオヤジであり、子どもたちから見たらいい年寄りである。無理はきかない。

今日は朝8時55分から、10時45分まで高校で夏期課外の授業をし、速攻で職員室を飛び出し塾に向かい、11時から夏期講習の指導に入り、それからほとんど休むこと無く、夜8時45分まで教科指導をやった。この分刻みのスケジュールをこなす体力だけはまだあるが、知力が伴っているかどうかは不確かである(・・・苦笑い)。

知力の維持もトレーニングが必要だ。久しぶりに堅い本でも読もうかな。

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2011年7月26日 (火)

その年齢でなければ咀嚼できない本というのがある

ここ2,3日また大きい地震が続いている。昼になく夜になく揺れ続ける大地に、またまた寝不足の日々である。不意を突かれる地震攻撃に、夏期講習二日目にして早くもバテ気味である。

先日ブログにて、夏期講習の受講生が例年の4分の1程度だという話をしたためたところ、昨日,今日で例年の人数の受講生が集まった。ほぼ定員である。塾の窮状を知って、卒塾生の親御さん方が、隣近所の中学生の親御さんにお声を掛けて頂いたようだ。本当に恐縮である。いつも皆様から救われるかねごんである。この場を借りて感謝申し上げます。

本日より一関市内の高校の体験入学が始まった。私立高校を含め、ほとんどの中3生が2校~3校申し込みをしている。近年生徒たちの志望校の決め手は、部活動のようである。どんな先輩がいるのだろう。どんな顧問の先生がいるのだろう。そういった事に一番意識が行っているようだ。

今の中学生たちを見ていると、部活をするために高校に行こうとしているような、そんな印象をどうしても受け取ってしまう。確かにスポーツやある種の芸術やパーフォーマンスは、生涯を通じて人生を豊かなものにしてくれるのではあるが、高校生活のメインは学問の習得であることを忘れてはいけない。

特に高校時代の読書体験は、その後の人生を左右すると言っても過言ではない。僕はガリ勉を奨励しているわけではない。ほどほどの勉強で十分だと思っている。しかしである。本を読むことは、学問の王道であり、精神の修復には欠かせないものだ。

かく言う僕も、人間形成が未熟だった頃(今でも未熟だけれど・・)、どれほど読書に助けられただろうか。その年齢でなければ咀嚼できない本というのがある。

老後の読書は単なる道楽かも知れないが、若い頃の読書は命の、いや魂の糧である。

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2011年7月25日 (月)

結果には必ず何らかの原因がある

結果には必ず何らかの原因があるというのが、僕の生活哲学である。

僕が営んできた塾も今年で21年を迎えたが、その21年の歴史の中で、本日新記録を達成した。一日で5名の入会者があった。

ほとんどがアポ無しのいきなりの入塾である。こんなことは全く初めてである。本日入会頂いた皆様、僕の塾をご利用頂きましてありがとうございます。感謝申し上げます。

新聞の折り込みチラシを入れたわけでもなく、学校の校門などでチラシ配りをしたわけでもなく、一体何があったのだろうか・・・・。

実は前回のブログでも書いたが、昨日家族総出で、地震で倒れ墓地の敷地から後方に吹っ飛んでいた100キロを超える石塔を、汗だくになりながら、数本の杭をテコにし息子たちと持ち上げ、何とか修復したのであった。

今日の入会の新記録は、きっとご先祖様のご褒美だったのではないだろうか。

僕はいたって軽薄な風見鶏的人間だけれども、信心深さに於いては、並外れた精神力を有する男である(‥笑い)。早い話が努力をしないで棚からボタモチを願うお調子者である。

空海さんが平安時代に唐より持ち帰った密教教典『宿曜経』というのがあるらしいのだが、簡単に言えば星座占いの類のようなもので、先日自分の誕生日を占ったところ、僕の性格は、苦労知らずの『タナボタ』タイプで、性格が明るく、人懐っこい人間らしい。

確かに逆境になればなるほど、それをゲーム感覚で楽しんでいる自分がいたりして、滅多なことでは弱音を吐かないタイプかも知れない。

年収が15万円の年も、なんとか塾を続けるタフさがあったのは、楽天的な性格が効を奏した故だったのではなかったかと自分では思っている。

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珈琲談話

今日から高校の課外講習と塾の夏期講習が同時スタートだ。気合を入れていかなければならない。

震災で僕のお墓の法名塔が倒れたままになっていた。お盆前に修理を頼もうと思っていたが、聞けば、かきいれ時とあって結構の金額を請求されるとのこと、お金のない僕は、ご先祖様には申し訳ないが、ためらっていた。

しかし、お盆がくる。我が家の墓石だけが転んだままというのもどうかと思い、昨日息子二人を連れてお墓に行き、てこと、石をスライドさせる杭を駆使し、人力で石を持ち上げた。見事成功!なんとか法名塔を元の場所に設置することが出来た。

重機を頼めば10分で終わる作業だったろうが、親子で1時間ほど悪戦苦闘した。しかし確実に4,5万の費用は節約できたはずで、なんとなく得をした気分になり、夕方久しぶりに息子と酒をのみ寝っ転がっていた。

二日前はギターの話を書いたが、本当に僕は内向的であまり外にでない人間だ。趣味と言えば、近隣の神社仏閣を散策することと、卓球をすることぐらいで、それ以外のことでほとんど一関の外に出ることがない。もちろん外に酒を飲みに出歩くこともない。

そんな僕が惟一道楽としているのが珈琲である。毎朝佐惣珈琲豆のカルモシモサカを手回しミルで挽き、布のドリップで85度のお湯を注いで入れるのが日課である。

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市内で飲むコーヒーは、ジャズ喫茶モリソンのブレンドコーヒーである。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

お気に入りのコーヒーを一口飲む安堵感、開放感は僕にとって至福のひとときである。何ものにも代えがたい。このブログ記事のテーマも、その日に口にするコーヒーで決まると言っても過言ではない。

太陽の恵みを存分に浴びたコーヒーの苦味は、私の感情を沈静化させ、ややもすると不安になりがちな日常をリセットしてくれる。僕にとって美味しいコーヒーを飲むという行為は、生きることそのものかも知れない。

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2011年7月24日 (日)

夏と言えばかぶとむしである

夏休みが始まった。夏と言えばかぶとむしである。作年僕の名曲(迷曲?)『かぶとむし』を僕のブログの師匠であり、塾屋の大先輩である神奈川のとよ爺先生が超多忙な中、わざわざ動画にして頂いた。僕の歌はともあれ、先生の技量は超アーチステックである。

本日YouTubeを久しぶりに見たら、アクセス数が1000回を超えていた。聞いて頂いた皆様に感謝である。50歳にもなってギブソンを片手にこんな曲を歌っている自分が実はとても切ない(‥激爆笑)。

本当は渋いブルースの歌も数多く僕の楽曲の中にあるのだが、結局行く着くところはこの歌である(笑い)。

先日卓球部の女の子が、「もしかしてかねごんコーチってあのかぶとむしを小学校に来て歌っていたおじさんですか」と、目をキラキラ輝かせて言われた。

この曲も生まれて7年になる。多くの幼稚園や小学校で歌ってきた。多くの中学生から『僕の中学校でもライブやってくれませんか」と言われるのだけれど、放射能の問題で、けちょんけちょんに校長先生方を非難した僕を呼ぶところなどないだろうと思う。

ということで、とよ爺先生のYouTubeでどうぞ聞いて下さい。

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往復16キロの自転車通学

ちょっと田舎の県立高校に通っている塾生がいる。駅から学校まで8キロの道のりを毎日自転車で通っている。

この塾生、元気な乙女なのだが、先日台風が近づいていた日、下校途中土砂降りにあい、全身ずぶ濡れになり、電車に乗ったらしい。周りの乗客から、同情やら好奇の視線を浴びたらしい。

本人には失礼だが、ずぶ濡れになった女子高生・・・・・、ちょっとセクシーだったかも知れない(・・・笑い)。

「雨宿りする場所くらいあっただろう」と僕が言うと、彼女がいつも通っている道の風景をケータイの写メーで見せてくれた。

これだ。

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確かに田んぼだけで何もない。濡れるしかないようだ。

岩手では、採算の合わないほとんどの田舎の路線バスが廃止された。学校と駅の間の路線さえ一日に3往復しかないところが殆どだ。

往復16キロどころか、なかには往復30キロを自転車登校している生徒さえいる。四国と同じ広さの岩手県、大変である。

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2011年7月23日 (土)

ちょっと休息

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僕が家族と塾生の次に大切にしているもの、ギブソンのアコギである。昨日決して暇だったわけではないが、弦を外し一生懸命磨いた。

今までギブソンにギブソンの弦を張っていたのだが、音がイマイチだった。今回S・yairiのスーパーライトを張ってみた。ビックリ仰天である。鳴るわ鳴るわ、想像を超える快音である。相性が合ったのだと思うが、ギブソンのあらあらしさが消え、まるでマーチンギターの繊細な音色のようだ。

ギターになど全く興味がない方には、「なんのこっちゃ」と思われるでしょうが、ブルースをシャウトするのにはギブソンが最高です!

これぞまさにブルースというのが、この曲でしょうね。いや~しびれますね。

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馬鹿じゃないだろうか!

行政の危機管理がなさすぎる。福島に続き宮城、岩手県産の肉牛から基準値をはるかに超える放射性セシウムが検出された。測定器が足らず安全性が示されないというが、福島原発がメルトダウンしたことが分かった段階で、フランス等から測定器を緊急輸入すべきだったのではないだろうか。

僕がセシウムの測定を市に要望した時も、岩手県にたった一台しかないことが分かった。県民や市民の健康を守ろうとする意識がない公の組織には呆れるばかりである。

お金がないというが、公共事業の無駄が一番の原因だろうと思う。一関の磐井川の土手の改修工事が始まっている。僕の塾がある磐井町での工事が本格化している。

塾の前に連日工事車両がやってきて、同じ所を何度も掘っては埋め、掘っては埋めている。馬鹿じゃないだろうか!

工事業者は、それぞれ電力会社、水道工事会社、ガス会社がそれぞれ違う日にやってきて、まったく同じ場所を掘り、そして埋めて舗装して帰っていく。一回の工事のたびに、多くの作業員と重機がやってきて、塾内で会話ができないほどの騒音をたてている。

二階から眺めていると、全く同じ所を何度もやっている。日本の行政は、よっぽど金銭感覚がないらしい。我々が支払う税金を何だと思っているのだろうか。公務員にいつものボーナスが出たらしいが、返還してもらいたい気分である。その金で食料品のセシウムを測定する機械を早急に買って頂きたい。

4月震災の影響で、実収入が5万円にも達しなかった僕の塾のところにも、例年通りの固定資産税や健康保険税、軽自動車税、そして国民年金の支払がやってきた。一日500円の僕の小遣いがさらに減っている・・・・・・。

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2011年7月22日 (金)

震災や不況の影響

一関市内、早いところは明日から夏休みに突入する。ここ2,3日、市内のフランチャイズ塾の夏期講習のチラシが入ってきている。どこの塾もきっと生徒が集まっていないのだろうと思う。

僕の塾も、被災地割とうことで昨年の半額の講習料にしたのだけれども、昨年の4分の1の受講数にも達していない。

一関市でも飼育牛の藁から高濃度のセシウムが検出された。放牧地がアウトなら、間違いなく風評被害を含め畑作も稲作も厳しい状況だろうと思う。

兼業農家の戸数が市内全体の30パーセントを占める一関市に於いて、先行き不安がおのずと消費意欲を渋らせている。商店街は閑古鳥が鳴き、夜の街も閑散としている。

今年県立一関一高の定員が、附属中学校からの持ち上がりによって160名となるが、そのためだけではなく、一高への志願者数がここ数年横ばい状態で、ほぼ1倍の倍率が続いている。塾が開催する講習会への出足が鈍っているのも、一関一高の志願状況が影響している気がする。

点数的には一関一高に入れる生徒が、二高や工業、もしくは旧郡部の県立高校に入っている。親の本音を聞くと、そこには近年の不況の影響が色濃く影を落としている。そして今回の震災が追い打ちをかけた。

「一高に入れると100%大学進路指導なので、一高には入れません」という父兄の声が聞こえてくる。就職指導がある高校で上位を狙わせ、就職をさせたいという親の希望が多くなっている。

岩手県では平均年収が200万円を割っている。子どもを大学に入れるどころか、自分たちの生活がままならない状況が増えている。危機的状況だ。

進路指導をしている公立の先生方の、配慮のない発言に傷つく親御さんや生徒も多いと聞く。学問を教えることに慢心して、大切なものを感知することを忘れてはいないだろうか。

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2011年7月21日 (木)

ささやかな楽しみが奪われていく

ガイガーカウンターを持ち歩いている僕の女房は、最近自分自身が放射能のセンサーになっていることに気づいたらしい。

歩いていて舌がひりひりする路上で放射能を測定すると、0.4マイクロシーベルトを超えていることを発見したらしい。あんまり嬉しい発見でもないのだが、うちの女房ばかりでなく、いろんな人達が放射能に対して様々な反応を示しているのではないだろうか。

ちなみに僕は6月以降、魚や肉が入った食事を摂るとすぐ下痢をするようになった。極力魚と肉を口にしないようにしている。例年この時期になると痛風の発作を起こす僕だが、下痢のお陰かどうか分からないが、どうにかおさまっている。

放射能の影響がどの程度、人体に及ぼしているのか具体的が数値が出てはいないのだが、世間でも下痢や頭痛の症状を訴える人が、例年より多いという。流通されている食品の放射能チェックをこまめにやってもらわないと困るわけで、スーパーで売っている野菜や肉、魚介類を前にして躊躇するかねごんである。

だんだん安心して食べるものが少なくなってきた。僕は死ぬほどそばが好きなのだが、今年の新そばは大丈夫なのだろうか。ささやかな楽しみを奪われていくのは辛いものがある。

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ところでかねごんさんは、どこのガイガーカウンターを使っているんですかと聞かれるのですが、ロシア製のSOEKSという機種です。ほぼ携帯電話の大きさです。アマゾンでは4万円から7万円で売っています。

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祖父のこと

僕の祖父は、僕が20歳の時79歳で他界した。

祖父は桶職人だった。祖父が庭で桶を作る過程を眺めていたが、まるで魔法だった。まっすぐであるはずの板が、いつの間にか湾曲に作りかえられ、桶になっていく。

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図面があるわけでもなく、感覚と熟練の業を頼りに、黙々と桶を作る祖父の姿はまるで修行僧そのものだった。

僕は本当に祖父には可愛がってもらった。酒と煙草を愛し、仕事を愛した祖父だった。

僕の息子は、祖父が死んで10年後に生まれたのだが、体型も歩く姿も祖父ソックリで、僕も僕の父もタバコを吸わないのに、息子はタバコも酒も好きである。ふと息子は祖父の生まれ変わりじゃないのだろうかと思うことがある。

息子は桶はさすがに作らないが、桶のような丸いターンテーブルを回しながら、毎晩演奏のようなことを部屋でやっている。

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祖父は桶職人、父は大工、そして僕は塾教師をやっていて、息子は工場勤務のサラリーマンをやっている。4人の共通点は皆んな農家の長男。そして祖父も父も歌が好きだった。そして息子もミュージッシャン気取りで毎晩ラップを歌っている。皆んなヘタの横好きだ。

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2011年7月20日 (水)

もはや競争社会は、人類が進化して行く過程での遺物でなければならない

先行きが見えない不安の中で、被災者でない方も精神的被災者になってしまい、日本のエネルギーが枯渇している。誰の言葉が真実で、誰の言葉がインチキなのか、判断に右往左往しているのが現状ではないだろうか。

ただ間違いなく言えることは、お金を得ること、悦楽を得ることを幸福感の第一主義としてきた現代人が、戸惑い始めていることだ。

食欲、性欲、快楽その追求の延長線上に待ち構えているものが、決して霊性豊かな社会でないことを多くの人達が感じ始めていることだ。

今生一度きりの人生を気ままに楽しく過ごそうぜ、という発想も悪くはないだろう。自分の命を自分なりの価値観で生きる他人を、否定する権利など誰にもない。

しかし、個人の幸福が社会全体の幸福に繋がるかどうかは別にして、社会全体の幸福は間違いなく個々人の幸福に繋がって行く。

教育の格差、経済の格差が幸福の格差になっている日本社会に於いて、いま必要とされているものは、個人の尊厳であり、命の平等感だと僕は思っている。

自分の命の価値を過小評価する人々があまりにも多くいる。

「頭が悪いから」 「キモイから」 「お金がないから」そんな呪縛を自分に向けて、生きることの尊厳と命の輝きを遮断してしまっている若者たちが大勢いる。

この世に生を受けた僕らの命は、所有物や能力で選別されるものなどではない。全ての命が全ての役割を持ち、全ての命が全ての命の糧であり、エネルギーだ。

学年でトップになった生徒は、学年で2番の生徒や、びりになった生徒がいるがゆえに、トップになれることを忘れてはいけない。

長者番付に載ったものは、自分に利益を与えてくれた多くの顧客や受益者がいたことを忘れてはいけない。

だから全ての命、全ての生活を救わなければいけないのだ。持てるものだけが、勝るものだけが利益を得る社会ではいけない。

もはや競争社会は、人類が進化して行く過程での遺物でなければならない。

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愚痴シリーズ第二弾

前回の愚痴シリーズでは、震災のどさくさまぎれの中、電話一本もよこさず、僕の塾を辞めて大手塾に移っていった生徒の愚痴を書いたが、全国の個人塾を営む先生方から多くの反響を頂いた。僕の塾だけのことではないらしい。

いつも言ってきたが、僕の塾は来る者拒まず、去る者追わずのスタンスで突っ走ってきた。辞めるという生徒を引き止めたこともないし、入塾すると言って来ない生徒に「いつから塾に来るの」などという電話を入れたこともない。

ある意味変わった塾かも知れない。

そんなわけでだいぶ僕も変わっているが、世の中には僕に劣らない強者の親御さんもいる。

必ず毎年一人二人はいるのだけれど、電話やメールで、4月から子どもを塾に通わせたいのでよろしくお願いいたします、という連絡が入る。待てど暮らせどやって来ない。しばらくして同じ親御さんから、10月から子どもを通わせたいのでよろしくお願いします、という連絡が入る。そしてそれが3度も4度も続くと、失礼だけれどもさすがの僕も、ちょっと精神状態を疑いたくなってくる。

僕をからかっているのだろうか。それとも子どもを説得出来ず、何度も諦めたのだろうか。真実は分からない。

町でばったり逢った知人などもそうだ。「今度お宅の塾に息子をお願いしたいと思っている」などと、逢うたびに言ってくるものがいる。まあこれは、挨拶がわりの冷やかしだろうと思って気にしないことにしているのだが、いろんな方がいるものだ。

わざわざ塾にやってきて、入塾の申し込みを書き、受付をしたにも関わらず、待てっも待っても音沙汰がないケースがある。肩透かしを食ったというのか、ぬか喜びというのか、まあ正直心地の良いものではない。

普通は、「入塾の申し込みをしましたが、これこれ云々の理由で入塾をキャンセルします。」ぐらいの電話なりメールなりが一本あってしかるべきだと思うのだが、いかがなものだろうか。

このシリーズ今後も続いて行くと思います。それでは・・・・・

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2011年7月19日 (火)

miwaのアルバム『guitarissim』

次男を毎日軽トラックで高校まで送って行っているのだが、軽トラックの中で最近親子で聞いているのが、miwaのアルバム『guitarissim』である。ジャズのCDしか買わない僕が珍しく買ってきたポップスだが、彼女が高校生の時に書き下ろした楽曲の歌詞に惚れ込んで買ってきたものである。

僕がお気に入りなのは上の曲『つよくなりたい』で、息子が好きなのは下の曲『changE』である。ここに親子の歌に対する相違が如実に現れるわけだが、父と子のコミニュケーションのいい起爆剤になっている。

  

ちなみに彼女が弾いているギターは僕と同じギブソンのアコギである。高校生でギブソンを買ってしまうあたりが彼女の大物ぶりを示しているだろうと思う。

スポーツにしても音楽にしても道具は大切である。良い道具にはいい魂が宿る。本気で上を目指すならば、ちょっと無理をしてでも道具にはお金を かけるべきである。

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2011年7月18日 (月)

ミレーの『落穂ひろい』がなぜ多くの人達に感動を与えるのか

俗にいうスピリチュアル系の出版物が増えてきている。心理学者であるフロイトやユングを引き合いに出したり、聖書や仏教の仏典を引用したり、今進行している日本の国難が、まるで日本人の深層意識が創りだした悲劇であるかのような表現をする著作物が増えている。

良いことも悪いことも、人々が望んでいる深層心理の反映だというのが、精神世界のトレンドらしいのだが、僕は決してそうは思わない。

家族がいて、家があって、仕事があるという当たり前の暮らしが、突然なくなってしまう現実など誰も望んでなどいない。放射能に汚染された土地で暮らしたいなどと誰が思うだろうか。

今回の自然災害が、エネルギーの転換を促すための神の采配だなどと言い放つ人達がいるが、そんな神様など要らない。そんな話を捏造してはいけない。

日本の原子力を推進してきたのは、当時アメリカに媚を売り、甘い汁を吸おうとしていた自民党の政治家であり、破壊兵器である原爆を作ったアメリカが、ウランを持て余し、核の平和利用などというキャッチコピーを連呼して、拝金主義の日本の政治家に原発を押し売りしてきたのが偽りのない事実だ。

水力発電は自然破壊だ、お金がかかるなどと言って国民を洗脳し、原子力発電を推進してきたのは、お金のためなら人間の命などなんとも思わない、資本主義という名の仮面をかぶった悪の化身達だ。

自称スピリチュアル系の人達は「悪を思えば悪を惹きつけます。悲しい現実ばかり目をやれば、悲しみに染まります」などと綺麗事を言っているが、じゃ誰があの瓦礫と化した街を復興すると言うのだろう。誰が放射能にまみれた街を元に戻すと言うのだろう。神様に頼むのだろうか。天使に頼むのだろうか。もしくは宇宙人にでも頼むのだろうか。間違いなく僕ら人間がやらなければならないのだ。

多くの人達が被災し苦しんでいる時に、高価なブランド品を身にまとったおばさん方が、日本の浄化やら、世界の浄化やらを祈りの力で覚醒しようなどというセミナーを、エアコンのビシッと効いた会場で開いている暇があったなら、おにぎりの一個でもにぎって、被災地に届けてもらいたいものだ。

宗教だかセミナーだかスピリチュアルだか知らないが、勉強会をやって地球が救われるならば、とっくに地球は救われているはずだ。

聖書や聖典をいくら読んでも、祈りを捧げても、行動が伴わなければ、そんなものは自己陶酔に過ぎない。

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ミレーの『落穂ひろい』がなぜ多くの人達に感動を与えるのか。それは労働そのものが祈りだからだ。

35度を超える暑さの中で、高濃度の放射能を浴びないよう、防護マスクをし、防護服を着て作業を続ける方々に、僕は祈りの姿を見る。

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日本女子サッカー栄光のゴール

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日本国民の祈りが、日本国民の勇気が、彼女たちに素晴らしい輝きを与えた。

震災の復興と、福島原発の修復に日々頑張っている人々に、光と希望とそして力を与えてくれた日本女子サッカーのワールドカップ優勝だったのではないだろうか。

今回の優勝は奇跡でもなんでもない。大会の随所にきらめいたプレーはまさしく王者のプレーそのものだった。体力、ボールタッチ、そして頭脳的戦略、世界を制するに値するチームだった。

沢の存在なくしては語れない日本サッカーであるが、彼女の意思をチーム全体が掌握した技術は賞賛に値する。彼女の栄光のゴールは、他の20名のプレーヤーが居て生まれたゴールだった。

7月14日のブログに僕はこんなことを書いた。

塾から家に帰る途中の山中で、思わず車を止めて僕は月を眺めた。うまく言葉では表現できないが、月が変わったような気がする。

暗かった日本に、なにか朗報があるかも知れない。

ひょっとすると日本を照らす満月が、今日の優勝を教えてくれたのかも知れない。

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2011年7月17日 (日)

参ってしまう

昨日の土曜日は水沢総合体育館で岩手県県民体育大会の卓球大会があった。今年は大船渡市での開催の予定だったが、津波により大災害を被ったため、水沢に変更し開催された。

僕は13年連続の出場となったが、練習不足と体力不足のため、2試合中1セットも取れずに敗退してしまった。おまけに足まで挫いてしまい、全くいいところがない試合だった。

被災地である陸前高田市、大船渡市、釜石市は例年通りに選手団を送ってきた。選手の皆さんは卓球をやれる喜びに、辛い日々をほんの少しは忘れることが出来た一日ではなかっただろうか。

昨日と今日は、久慈市で卓球の中総体の県大会が行われた。中学校の練習がなかったので部活指導もなく、35度の猛暑ゆえ草刈も出来ず、僕は5月の連休以来久しぶりの完全休だった。

座敷で5時まで昼寝をした僕は、ブログに思い出の曲などを貼りつけ、その後友人の上野先生宅から頂いたピーマンと玉ねぎを炒め、カレーチャーハンを作り、家族に振舞った。

今年はなにやら太陽の活動が100年に一度のものすごい活動期の年らしい。岩手も7月の頭からものすご猛暑が続いている。水分を補給しても補給しても、すぐに汗になって滴り落ちる暑さだ。参ってしまう。

明日の早朝はなでしこジャパンの決勝戦だ。アメリカの高さとパワーを封じ、なんとか技ありのシュートを決めてもらいたい。なんとか起きれたならばテレビ観戦をしたいのだが、果たして起きられるだろうか・・・・。

夏期講習が近づいてきた。全国の塾ブログを見ると、あと定員残りわずか!などという記事が飛び回っているが、僕の塾は正式に申し込んだ生徒が一人。電話で夏期講習をやりたいんですけどと打診してきた生徒が二人。やろうかなとつぶやいてる塾生が3人ほどである。

被災地岩手の状況はどこもこんな感じのようだ。

夏期講習の準備をしようにもこんな状況なので、今日は暑さの中、思い出の曲を聞いていたわけである。こんな日々もたまにはいいだろう・・・・。

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夏の思い出・メドレー

青春時代、夏に僕が聞いた曲をセレクトしました。50代の皆さんには懐かしいメドレーだと思います。

クリストファー・クロスは1981年夏、本当によく聞きました。いろんな意味で暑い夏だった。

ダンフォーゲル・バーグの澄み切った歌声は夏を癒してくれましたね。

やはり最後はこの人、ジャクソン・ブラウンですね。夏の夕暮れに彼の曲は最高でした。

 

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希望の唄

多くの出会いは偶然なんかじゃない。

走り続ける人生に無駄なことなど一つもない。小さかった頃夢見ていた未来を、実現するのは子どもたちの特権だ。

その特権を僕ら大人が奪う権利などあるはずがない。

お金や権力や欺瞞のなかで、子どもたちの輝きを失わせてしまっているのは、僕ら大人が作ってしまったこの社会だ。

窮屈な価値観を背負いこみ、身動きがとれなくなってしまった道化師たち。経済優先の思想を、腹いっぱい貪り食ってしまった太った体は、もうとっくに融通が効かなくなってしまった。

どこまでも、どこまでも走り続ける勇気は、愛が原動力だ。その愛までもお金に加算してしまうような世の中で、もがき苦しんでいる魂を救済するのは、何だろう。

それは真実の言葉だ。

幸せは出会いからやって来る。その出会いを探すツールは分かち合いだ。それは子どもたちだけじゃない。僕ら大人もそうだ。

一杯のコーヒからでも希望は生まれる。『おはようの』挨拶からも希望は生まれる。だから愛を携えた言葉なら、地球さえも救える。

真実の言葉によって。

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1万7020ベクレルの放射性セシウム

◇児童ら清掃
 常総市の市立小学校が5月にプール清掃を教員と児童で行った際にかき集めた泥土から、1キロ当たり1万7020ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが分かった。環境省が放射性物質汚染がれきについて定めた埋め立て許容基準の2倍に当たり、この学校は泥土を隔離。これを受けて市教育委員会が4日、全小中学校のプール泥土の残存状況を調査したところ、同校の他に4小学校が敷地内に泥土を置いていることが明らかになった。【安味伸一】
 同校PTA関係者が敷地にあった泥土を6月11日にバケツ1杯分採取し、うち3キロの試料を専門検査会社に送付。同29日に届いた検査結果によると、セシウム134が7700ベクレル、セシウム137が9320ベクレルだった。
 環境省が先月公表した汚染がれき処理基準では、8000ベクレル以下については埋め立て処理を認めるが、これを超すと放射線遮へい措置が必要となる。文部科学省はプールなどの泥土もこれに準じるとしている。
 同校の教頭は「愛校作業として5、6年生が掃除に携わった」と話しており、放射性物質汚染の認識はなかったという。市教委は5月25日、プール清掃に際し児童生徒の健康に配慮するよう各校長に指示したが、既に同校を含む4小中学校で児童生徒が清掃に参加していた。
 市教委は同校のプール泥土を産業廃棄物として業者に処理を委託することを決定。他の4校の泥土については5日に放射線量を測り、校庭よりも高い数値が出た場合は産廃として処理する方針。坂巻幸一教育部長は「プール清掃は学校の指導の一環だが、配慮が足りなかったかもしれない」と述べた。(毎日新聞)

1万7020ベクレルの放射性セシウムのプールを掃除させた学校の判断。あれほどプールが危険だと言われていたにもかかわらず、配慮をしなかった事実は、多くの学校の現状を象徴している。

子ども守るべき立場の人間が子どもを守らずして、誰が守ればいいのだろう。息子の通う高校に『放射能が心配です。プールは大丈夫でしょうか』という1枚のメモを体育の先生に渡したところ、プールの使用を延期し、安全を確認したうえでのプール使用を実施して頂いた。学校の配慮に感謝している。

岩手県奥州市では学校の校庭のみではなく、雨の影響の大きい箇所の放射線量を測定している。公表されている奥州市のHPによると、衣川中学校の体育館軒下の放射能数値が2.41マイクロシーベルト、前沢保育所の園舎軒下が1.79マイクロシーベルトという非常に高い放射能数値になっているが、下記のような文章を補足している。

対策
・測定値が比較的高かった学校や保育園などでは、念のため測定値が高かった場所に子どもをなるべく近づけさせないような措置を講じます。
  ・学校や保育園等では、外で活動した後には衣服の埃を掃ったり、うがいや手洗いを励行するよう指導します。
  ・今回測定した以外の市内の全小中学校、幼稚園、保育園の測定を近日中に実施します。
  ・放射能に対する正しい知識などについて市広報、市ホームページ等を通じて啓発して参りますので、冷静なご対応をお願いいたします。

学校の校長先生は僕と同じ50代の先生方であるはずだ。躊躇せず子どもたちの安全を守ってほしい。こんな事は勘ぐりたくないが、『もう1年半勤め上げれば、もう半年勤め上げれば定年だ。ここは文科省や教育委員会の裁量に任せ波風を立てず、無事定年を迎えよう』などと考えているなんてことはないだろうか。

少なくとも校長職に就く力量があるのだから、チェルノブイリ事故の放射能がどのような影響を過去にもたらしたか、その概要は認めたくなくとも、理解は出来る筈である。1マイクロシーベルトという値がなぜ安全基準のボーダーとして設けられたのか。セシウムという放射線が子どもや幼児にどのような健康被害を与えるのか、理解出来るはずである。

国の安全基準が・・・という言葉を本心で語っている、もしくは考えている校長がいるならば、子どもたちのためにも即刻辞表を出し辞めるべきである。学校のトップにいる資格はない。

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2011年7月16日 (土)

上野先生の諸法無我のパワーに感謝

岐阜の上野先生が宮城県石巻市にボランティア支援で、自らの車にキャベツなどの食糧支援を搭載しやってきた。今回は教え子の中学3年生も同行した。

多くの愛の手が東北の被災地に差し伸べられている。命のバトンタッチが毎日毎日、全国から世界から福島、宮城、岩手に差し伸べられている。

多くの欺瞞や絶望が渦巻く中で、何の見返りを求めることなく、汗を流す支援者の愛と勇気とそして行動に、ただただ感謝を述べたい。

見えない放射能との戦いはずっと続くだろう。福島が、東北が、悲しみの土地とならないように、僕らは真実を語る勇気を持ち、権力や心無い暴君と戦っていかなければならない。

一人でも犠牲者をこれ以上出してはいけない。繋ぎあった手と手をはなしてはいけない。

ブッタの言葉に『諸法無我』という言葉がある。全ては繋がっているという意味だ。岐阜から頂いた支援が、また多くの諸法無我の魂を放射して行く。本当にありがたい。

本日上野先生が丹精込めて作った野菜を、自宅に送っていただいた。セシウムの汚染が怖くて自宅で作った野菜を、自宅教室に通う子どもたちに出すことを躊躇していたが、安全で新鮮な野菜を出すことが出来る。ありがたい。先生から頂いた『諸法無我』のパワーで、暑い夏を乗り切れそうだ。上野先生!本当にありがとうございます!

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人間性の二極化

世の中を見回してみると、人々の人間性が二極化している。弱者や困っている人のために何とかしようと頑張っている人と、自分の利益のことしか考えない人達。

自分の仕事も顧みず被災地に駆けつけ汗を流す人達。被災している方たちからもお金を搾取しようとする暴君達。

東北の大津波や放射能の問題ほど、生きることの意味を考えさせられたことはいまだかつてなかった。戦争であれば戦っている相手が分かっている。そして戦う愚かさを知っている。

今回の震災や原発の問題は、電力会社や政府の対応に、当然ながら非難が集中しているが、我々日本国民が危険だと知りつつも惰眠を貪っていた責任は大きかったのではないだろうか。

社会科の教科書で、原子力の安全性を宣伝する政府の暴挙を許してしまった背景には、真実を語ろうとする人達の声に耳を傾けないでしまった我々の奢りと、お金に翻弄され続けてきた精神の弱体化を否定は出来ないだろう。

生きることに負いを背負うことだけはあってはならない。権力もお金もくそくらえだ!

What is  important  in my life is ____. 私の人生で大切なものは____。

先日僕が高校2年生に提示した問題である。クラスの半分の生徒がfamilyと書いた。残りの回答はfriend とmoneyそしてfreedomだった。

人生で一番大切なものは家族と書いた高校生の回答に、僕は嬉しさよりは切なさみたいなものを感じた。

今回の震災で一番大切な家族を全て失ってしまった子どもたちが200人を超えてしまった。子どもたちの心の中に、お母さんやお父さんの思い出が刻み込まれている。優しい笑顔や、声のひびきが刻まれている。

悲しみが癒されるには多くの歳月が必要だ。喪失感は一生涯埋めることが出来ないかもしれない。来月には盆の墓参りがやって来る。お父さんやお母さんの墓標に手を合わせることすら出来ない子どもたちが多くいる。

これからが本当の復興だ。

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2011年7月15日 (金)

不条理を感じるのは僕だけだろうか

暑い、暑い、暑い!

我が家にはエアコンがない。愛車の軽トラックにもない。暑い。

冬はめちゃくちゃ寒かったし、最近は30度を超える毎日だ。

仕事が終わって居酒屋でぐいっとビールでも飲みたいところだが、懐が寂しくその余裕もない。

暑さのせいかもしくは放射能のせいか、最近カラスの死骸をよく見かける。昨日は2羽死んでいた。そう言えば今年はホタルも飛んでいない。

高校の教室では扇風機が2台全速力で回っている。でも、したたり落ちる汗に授業のテンションは残念ながら上がらない。本当に暑い。

この不景気でも公務員の方や公立の学校の先生方はボーナスがでる。羨ましい限りだ。自慢じゃないが、僕は学校を卒業して29年間ボーナスを一度ももらったことがない。

個人塾の塾教師にボーナスなどない。指導をして、いただく月謝が全てである。ボーナスをあて込んで、何かを買うなどということもない。

今年のように春期や夏期の生徒が来ない年は、ゆえに生活が厳しい。津波や地震に腹を立ててもしょうがないが、放射能には超腹を立てている。そして対応をなにもしてくれないお役所にもっと腹を立てている。

震災の影響で収入がなくても、容赦なく固定資産税や健康保険税、そして年金の支払いがやって来る。

あんたたちは勝手に自営業をやっているんでしょと言われれば、それまでだが、不条理を感じるのは僕だけだろうか。

*明日の土曜日は県民の卓球大会が奥州市水沢で行われます。選手として出場しますので、明日の中学、高校のゼミはお休みします。振替はありません。よろしくお願い致します。

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言論統制が始まる

① ツイッター、ブログなどインターネット上の原子力や放射線等に関する情報を
常時モニタリングし、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切
な情報を調査・分析すること。モニタリングの対象とする情報媒体及びモニタリ
ングの方法については、具体的な提案をすること。
② 上記①のモニタリングの結果、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報
又は不適切な情報及び当庁から指示する情報に対して、速やかに正確な情報を伝
えるためにQ&A集作成し、資源エネルギー庁ホームページやツイッター等に掲
載し、当庁に報告する。

上記の記事は何か分かるだろうか。資源エネルギー庁が、放射能や原発に関するブログやツイッターを監視し啓発する民間事業団体を募集する入札ホームページの記事である。

日本の政府は中国と同様、思想及び言論統制に入ったようだ。日本の皆さん、これが僕らが住んでいる日本の現実です。テレビも新聞も真実を公表しなくなる恐れがあります。

今後放射能汚染によって生まれる健康被害や疾患を、日本政府が隠蔽する恐れもあります。これ以上国の暴挙を許してはいけません。

皆さん声をだしましょう。

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2011年7月14日 (木)

かぐや姫

今日の満月はとても美しかった。人生で一番印象に残るだろう満月だったかも知れない。

僕の身辺で特別なことがあったわけじゃない。いつもの一日だった。でも何かが違っている。

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満月を見るとかぐや姫の歌を思い出す。脈絡のない僕の思考だが、今夜も僕の頭の中でこの曲がリフレンしていた。

塾から家に帰る途中の山中で、思わず車を止めて僕は月を眺めた。うまく言葉では表現できないが、月が変わったような気がする。

暗かった日本に、なにか朗報があるかも知れない。

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まるで戦時下だ

節電のためスーパーはどこも薄暗く、冷房はどこに入ってもヒンヤリ感がない。国道沿いのパチンコ店は閉店し、外食レストランも幾つか店仕舞いをした。

いつも混んでいるのは100円ショップと大手フランチャイズの古本屋さんとリサイクルショップだ。

3月の震災後10日間塾を開けれなかった。再開し春期講習をやったが、受講生は一人だった。例年ならこの時期30名ほどの受験学年が在籍する僕の塾だが、今年はまだ二桁に達していない。

夏期講習も今月になってチラシを作ってみたものの、今日現在で申し込みは1名である。4ヶ月を過ぎても、毎日のように揺れ続ける余震。高濃度の放射線量。確かに塾どころではないのかも知れない。

かと言って35度を超える暑さのなか、冷房を止めるわけにもいかないし、勉強するのにライトを暗くするわけにもいかない。教室の維持費は生徒がいてもいなくても変わらないのが現状だ。

メルトダウンを知ってから、百姓をやっているのにもかかわらず、自分の畑で採れる葉物野菜は今年はなるべく食べないようにしている。関西方面や四国九州産の野菜を買ってたべている。食費代がかさむ。

一関市の糞尿処理施設からは、高い濃度のセシウムが検出されている。多くの市民が内部被爆している。にもかかわらず、市は野菜をはじめとする食料のセシウム等の検査を実施していない。何故に牧草地の検査だけなのか、わけが分からない。

今回の署名運動に関しては、僕が教諭や公務員の方々に対して厳しい意見をブログで書いたにもかかわらず、多くの先生や公務員の方から心温まる多くのメールをいただいた。

「公僕ゆえに表立って意見が言えません。かねごんさん危機的状況です。ブログでこれからどんどん発信してください。応援しています。」そんな声を、公務員の皆さんや、学校の先生から頂いた。

ガイガーカウンターで学校周辺の放射線量を個人で測り、ツイッターで公表していた先生は、上層部から厳しい勧告を受けたという。日々過激なブログを書いているこの僕が公立の先生ならば、即刻クビになっていることは間違いない。

多くの情報操作が行われている。まるで戦時下だ。多くの方々が勇気を持って内部告白を僕のメールボックスに送って頂いている。感謝である。僕は書き続ける。

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2011年7月13日 (水)

修行がたりないようだ

暑い夏がやってきて、一見いつもと変わらない夏の日々が過ぎていく。照り返すアスファルトの暑さは尋常ではではなく、エアコンのない僕の軽トラックは、むせ返るような風を巻き上げめまいがしそうだ。

飼い猫はこの暑さでヘタリ込み、紫陽花もだらりと頭を垂れている。暑さのせいだけではないだろうが、どうも最近の僕は切れ気味で、まだまだ修行がたりないようだ。

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自分の価値観で社会や相対する事象を眺めるから、きっと腹立たしくなるのだろうと思う。もうこれからは「自分だったらこうするのだが」という考えは相手に持たないことにする。僕が腹を立てたからといって相手や世の中が変わるわけではない。時には静かに傍観することも大切な気がするこの頃である。

先日も書いたが、人も出来事も全ては僕が引き寄せていることだ。わざわざ腹ただしい人を見つけてこちらから近づいて行くこともないだろうと思うのだが、懲りない僕の性なのだろうと思う。

毎日毎日女房からは「あなたは短気ね」と、愛を込めて言われ続けている(笑い)。3日前も女房と言い合ったが、僕は人一倍他人に気を使う。気が弱いからそうせざるを得ないところがあるのだけれども、気を使わない横柄な人間は僕はダメである。それでもって金持ちズラをしてふんぞり返っている人間はアウトである。一緒の空気を吸っているだけで具合が悪くなってくる。

僕の家は築35年を過ぎて、あちこちが傷み始めてきた。お金のない僕は、数年前から自分でプチリフォームを始めた。今月は廊下の天井をリフォーム中だったが、本日終了した。腹ただしい時は、金槌を片手にトントンと修復作業に集中するのがいい。その間だけは放射能のことも、嫌なことも忘れることができるかねごんオヤジである。

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2011年7月12日 (火)

良識ある学校長および関係者各位の判断と行動を切にお願いしたい

福島県南相馬市の畜産農家が出荷した黒毛和牛から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、同じ農家が出荷した牛肉が流通していた自治体では12日、学校給食で牛肉の使用を自粛したり、飲食店で既に客に提供されていたことが次々に判明するなど影響が広がった。各自治体や流通業者は対処に追われる一方で、消費者に冷静な対応を呼び掛けている。(毎日新聞)

恐れていたことが起きてしまった。これは残念ながら福島に限ったことではないだろうと思う。東京電力や政府が、メルトダウンの発表を遅らせたばかりに、東北の肉用牛たちは、4月5月の一番草を食べてしまっている。

春野菜や山菜を食べてしまった我々人間とて、セシウムは体内に入ってしまっているはずだ。日本の安全基準など全く当てにならないものだ。

何度でも繰り返すが、0,4マイクロシーベルト以上の校庭や運動場での子供たちの使用を制限すべきである。これ以上の内部被曝を子どもたちにさせてはいけない。一関市はHPで今月から全ての幼稚園、小中学校の放射能値を発表しているが、国の基準値を超えていないとして対策をいっさいとらないでいる。

良識ある学校長および関係者各位の判断と行動を切にお願いしたい。川口市は0.38マイクロシーベルト以上の学校での校外活動を2時間以内に制限している。県も市も動かないのなら、校長サイドの判断で子どもたちを守って頂きたい。そうでないと事態は牛だけの話では済まなくなる。

地区  測定施設   測定日時 測定値(マイクロシーベルト/時)   備  考   
一関 萩荘幼稚園 平成23年7月12日11時00分

1.0メートル:0.36

0.5メートル:0.38

花泉 花泉小学校 平成23年7月12日10時00分

1.0メートル:0.35
0.5メートル:0.34

大東 渋民小学校 平成23年7月12日11時00分

1.0メートル:0.31
0.5メートル:0.34

千厩 千厩中学校 平成23年7月12日 9時45分

1.0メートル:0.38
0.5メートル:0.41

東山 松川小学校 平成23年7月12日10時00分

1.0メートル:0.33
0.5メートル:0.34

室根 折壁保育園 平成23年7月12日13時35分

1.0メートル:0.47
0.5メートル:0.51

川崎 門崎保育園 平成23年7月12日14時40分

1.0メートル:0.39
0.5メートル:0.40

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ブログの休業宣言のつもりが・・・

毎日ブログを書いていると、もう書くのはいいかなと思う時がある。

ネタがなくなったとか、疲れたとかそういうことではなくて、僕が発する内容が価値があるんだろうかという疑心暗鬼に襲われるからだ。

4年間短いような長いようなそんな気がする。400字詰めの原稿に加算すると4000枚を超える下書き記事を書いてきた。

記事に関して700件程のメールやコメントを頂いた。皆さんのコメントには本当に書き続ける元気をもらってきた。

震災から4ヶ月が過ぎた。二日に一回は原発と放射能の話を書いてきた気がする。震災前までは鳴かず飛ばずの僕の記事も、震災後の記事によって5000弱あるブログ村の教育ブログの中での順位が20番以内に入って来た。驚いている。そして感謝をしている。

ブログを書く前の自分は、モヤモヤとした闇の中にいた。40代も半ばを過ぎて、次の目標が見えてこなかった。そして何よりも孤独だった。

ブログを書くことで、自分との対話が始まった。決して楽な対話ではなかったが、自分が求めていたもの、自分が見失っていたものを少しだけだけれど見つけられたような気がする。

塾稼業という孤独な作業を精神的に救ってくれたのがこのブログだった。

僕の心の中では、当初のブログの目的は果たしたような気がした。僕は何事も惰性でやることが嫌いな人間だ。だから21歳を境に15年近く音楽も封印した。卓球もそうだった。

僕は間違いなく年を取った。本当は年を取ったなりの生活の変化と言うものがあってしかるべきだろうと思うのだが、毎年忙しくなることはあっても、暇な時間が増えていくことは決してない。

今年の元旦の時に、9月一杯でこの教育ブログをしばらくの間休業しようと決意した。ところが3月11日の大震災を経験し、福島原発がメルトダウンし、休業宣言どころか、書かなければならないテーマが山積みされてしまった。

決して教育を語りつくしたわけではないし、教育を語ることに嫌気がさしたわけではなかったが、ただ塾屋として教育を語ることに限界を感じていた。それとブログ記事を書くためのネタ探しに夢中になり過ぎて、自分探しの読書や山登りなどの時間を全くとれなくなってしまっていた自分がいた。

しかし事態は変わった。

東京電力が撒いてしまった放射能が子どもたちに危害を加えなくなるまで、僕はブログを書き続けるつもりだ。

何事にもいつかは終わりが必ずやって来る。しかしそれが悪による善の終焉であってはならない。

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2011年7月11日 (月)

僕は阿修羅である

女房からヤクザ顔だと言われる。今までにブログにアップした塾生が描いた僕である。

自分で言うのも何だが他人からは優しい顔と言われる(爆笑)。しかし不条理な人間や物事に対して怒る僕は阿修羅である。ブルースで鍛えた声量と迫力は、国会議事堂で野次っている議員さんをはるかにしのぐ。

卓球でのベンチコーチでもそうだ。僕はなんらまともなアドバイスをするわけではないが、僕がベンチに座っただけで相手選手の調子がイマイチになる(笑い)。僕がコーチとして頼まれている大きな要因だろうと思う。

僕の強面(こわおもて)に関するエピソードがある。

エピソードその1。僕の塾に娘さんを入れて頂いたお父さんの話なのだが、幼稚園の時に僕の息子が何かいたずらをやってその子を泣かせたことがあったらしい。娘さんのお父さんが僕に一言苦言を呈しようとしたらしいのだが、僕の顔をみてやめたらしい。ちなみにそのお父さんも若い頃はかなりのヤンキーだったらしいが、僕を見てこの男はヤバイと思ったらしい。ある種当たっている(‥笑い)。

エピソードその2。次男が中学校に入って、僕が軽トラックで息子を学校まで送っていったところ、クラスメートから「お前のお父さん小指あるのか」と真顔で言われたらしい。そのお陰かどうかは知らないが、うちの次男は一度もケンカをふっかけられたことがない。

昨日、花巻市で県の卓球大会があった。節約と言う事で冷房がストップされた体育館は1000人を超える熱気で蒸し風呂状態。準々決勝を迎えた僕のチームの選手のベンチに、他所のチームのおじさんが何を勘違いしたか座っている。

大会役員だかなんだか知らないが、はた迷惑なので僕が恫喝したら出て行った。大会の組み合わせを決定する立場にいる人間のようだが、またうちのチームがイジられるだろな・・・。

どんな組み合わせにされようが、強いものが勝つ!新人戦は必ず優勝だ!生徒達のやる気と気概に、僕らコーチ陣も応えたい。

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2011年7月10日 (日)

引き寄せの法則

相手を怒鳴ったりけなしたりする行為は、相手のエネルギーを枯渇させる。相手の思考を奪い、従わせる手段としては効を奏するだろうが、残念ながらお互いに幸福感は味わえない。

お互いのエネルギーが低下することこそあれ、豊かさはやって来ないようだ。

自分は世の中で必要とされている。自分のやっている行為は正しいという自信が生きるパワーとなる。故に褒める褒められるということが、とても大きな力となる。

怒鳴り散らす方にしても、「俺はこんなやつと一緒に仕事をしなければならないのか」という想いがあるうちは、パワーはなかなか充満しない。

人は全て縁があって結び合っていく。自分の想いが相手を引き寄せていることを自覚しなければ、排斥だけに意識が行ってしまい、なかなか学びは訪れないだろうと思う。

『来る者拒まず、去る者追わず』の姿勢を、20年ちょっとの塾経営の中で実践してきた僕の想いが、ようやく僕の中で熟成してきた感がある。

僕が関係した全ての人達は、僕が引き寄せてきた人たちである。人称を変えて表現すると、あなたが関係している全ての人達は、あなたが引き寄せた人たちである。

080510_085831

方位磁石が常に北を指すのは、地球の北に巨大が磁界が存在するからだ。僕らの想念も目に見えないが、間違いなく特定の人たちを引き寄せている。そのことが意識できれば、日々の人間関係が違う側面から見れるのではないだろうか。

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2011年7月 9日 (土)

いたこさんという職業

080925_085418

突然ですが、この人僕じゃありません。ヒゲと雰囲気は似ていますが、髪が多すぎます(爆笑)。

いたこ28号さんです。怪談話を生業とするアーチストさんです。今日はいたこについて書こうと思って画像を探したらこの人がヒットしました。それだけのことです。

僕が小さい頃、近隣で亡くなった人がいると『いたこ』さんを呼んで、死んだ人に憑依してもらって伝えたいことを家族に言ってもらうのが恒例でした。青森では『いたこ』と言いますが、僕の地域では『口寄せ』と言っていました。

こどもながらに、笑っちゃいけないのですが、明らかにいたこさんの演技であることがバレバレなんですね。だれが亡くなっても話すことは同じなんですよ。「寒い暗い」とか「私を呼んだのはだれじゃ」とか、いつも同じパターン。

生前『だれじゃ』などという言葉遣いをしない人が、いきなり『だれじゃ』はないだろうと思うのですが、遺族や家族は結構真剣な顔で聞いている。一種の儀式だったんですかね。

今はさすがに口寄せをやる家族はいませんが、岩手の北部ではいまだにやっているところもあるらしいです。費用は2万円程度。不思議な商売もあるものですね。

亡くなった方の霊を呼び寄せるというかつての風習を見ても、東北人は霊魂の存在を信じていたのだと思います。

青森の恐山に行くと、いたこさんがいて、お金を払うと、亡くなった人の霊を呼んで、いろいろなアドバイスをくれるらしいです。興味がある方は夏のイベントに如何でしょうか。

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2011年7月 8日 (金)

理性と創造力を失った人間は、野蛮な動物でしかない

若いつもりでいても50を過ぎた老体には、日々押し寄せてくる仕事が正直きつい時がある。年を取って図太くなったせいか、精神的な疲労感はさほどではないが、肉体的無理が続くと肩凝りや持病の腰痛に、悲鳴をあげる昨今である。

サラリーマンであればぼちぼち管理職という年齢だろうけれど、零細企業の個人塾ゆえ、教務からしもじもの雑用まで、一人三役どころか十役ほどこなす毎日である。

特に今年は、高校1年生が化学やら数学やら、僕の専門外の教科を尋ねてくるので(・・・笑い)、頭の疲労度が加速している。

それに付け加え、福島原発がメルトダウンしたことを知ってからは、放射能の勉強に没頭し、チェルノブイリ事故の被爆データーや健康被害のHPの記事に目を通さない日はない。哀しいかな専門教科よりも放射能の知識がだいぶ増えてしまった。

いつの日か、今の日々を振り返った時に、2011年という年が世界のターニングポイントになたことを確信するのは、間違いないことだろうと思う。

人類の繁栄は、その恩恵の大部分が科学技術の発展によるものだ。情報伝達のスピード化や医学の発展を見ても、ここ数十年の激変は目を見張るものがある。しかし残念ながらその科学技術のスピードに、我々人間の倫理哲学が追いついて来なかった。

つまり僕らの価値観が、あまりにも経済という呪縛に陥ってしまい、抜け道のない迷路に迷いこんでしまった感がする。

正義という仮面をかぶり、お金のために人を殺戮する国家が存在する。

3月11日の大地震の後、日本を取り巻くプレートが非常に不安定になり、地震が多発し続けている。この時期原子力発電所を再稼働させようとする動きがあるが、これとて経済優先の悲しい性(さが)であり、倫理感の欠落以外の何ものでもない。

理性と想像力を失った人間は、野蛮な動物でしかない。

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2011年7月 7日 (木)

ステージクリアー

夏の暑い季節がやって来ると、恒例の生徒たちからのリクエストがやって来る。

「先生何か怖い話して」

残念ながら、僕は物の怪やお化けとは遭遇したことがないし、会いたいとも思わない。

今年の夏は福島原発の放射能が一番怖いわけで、これ以上怖いものはとりあえずないように思えるのだが、相変わらず子供たちはおばけ話が好きなようである。

それにしても死んだらどうなるんだろうという興味は、人間なら誰もが抱くことであり、ひょっとすると、人生の中で一番知りたい真理ではないだろうか。

僕は、我々人間は星の旅人じゃないかと思っている。地球という星に生れ、様々な時代を経験し、様々な国や地域に生まれ変わり、学びそして去っていく。

ちょうどゲームのステージクリアーのように、ある星で学び終えた魂は次の星へと向かう。サン=テグジュペリの星の王子さまのように。

一生懸命生きた者にとって、死は恐怖ではないかも知れない。僕のように中途半端な人生を歩んでいる者にとっては、死を達観することなどとても出来ないし、正直怖い。

ステージクリアーどころか、また生まれ変わって同じことを繰り返すのじゃないだろうかと、ドキドキしている(・・・苦笑い)。

ポツリポツリと天国へ行ってしまう同級生を見ていると、死は身近なものに感じられる。残された僕の人生は、あとどれほどなのか知る由もないが、7月7日の雨の夜空を眺めながら、自分は今度はどこへ向かうのだろうかと、妄想するかねごんであった。

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2011年7月 6日 (水)

川口市に出来ることが・・・

  1.時間当たり0.31マイクロシーベルトを超えた場合

   保育所・幼稚園・小中学校の屋外の保育・授業時間を3時間以内とします。

  2. 時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合

   屋外の保育、授業時間を2時間以内とします。

  3. いずれの場合も、各保育所、幼稚園、小中学校から保護者のみなさんにお伝えします。

   そして、家庭生活においても、外出の時間への配慮、判断の参考としていただきます。

   時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合には、マスクの着用等を呼びかけます

上記の文面は埼玉県川口市が独自に設けた基準である。市の職員の方々やトップの裁量に敬意を払いたい。

一関市でも0.38マイクロシーベルトを越えている校庭がある。校庭での活動を自粛して頂きたい。

国の基準が・・・・もうそんな言葉は聞き飽きた。公務員よ、職員よ、教諭達よ目覚めてくれ、お願いです。

ロシアのチェルノブイリでは、5・24マイクロシーベルトで、周囲30キロが、25年経った今でも立ち入り禁止区域になっている。

この基準をこの日本に当てはめたら、やがてこの日本は、全土が、立ち入り禁止区域になる。いやすでに3月のメルトダウン時に日本の半分は立ち入り禁止区域になっていた。
だからフランス人もドイツ人も東北から自国に帰って行った。当然の事だったと思う。

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多くの署名を頂きありがとうございます

放射能より子供を守る会の活動として、一関市内の学校、幼稚園施設の放射線量を定期的に測ることや、子どもたちが口にする地元産の農産物のセシウム等の放射線量を測ることを一関市長に要望した嘆願書の署名を、600名以上の方々から頂いた。

本日シュタイナー親子教室『風と虹』に通うお母さん方と子どもたちが、その嘆願書を一関市役所に行き手渡してくる。

今回の署名運動は先月の13日から始めたが、お陰さまで市民の皆様から多くの賛同を頂いた。学校のプールや校庭の放射能値の測定も随所で行われるようになり、子どもたちの健康を考える親御さん方の心配も少しは軽減されたのではないかと考えている。

市内の牧草地からは依然として500ベクレル以上の高濃度のセシウムが検出されている。露地物野菜の放射能値が心配である。何としてでも子どもたちの内部被曝だけは阻止しなければならない。

なんども繰り返すが、日本の安全基準は世界の安全基準には程遠い値であり、日本国政府の暴挙は、殺人幇助に値する犯罪行為である。

市の担当者が語る「国の基準を超えてはいませんから」という発言が、虚しく僕の頭の中でリフレンする日々なのだが、この見えない敵を侮ってはいけない。今回の署名運動が終りではなく、スタートである。

日々児童が食べている給食の問題。今後秋に収穫を迎え水稲の問題。0.5マイクロシーベルトに近い放射能が計測される校庭がある市内の現状は全然安全などではない。

絶対放射能に慣れてはいけない。市や県が動かなければ、個人が自衛しなければならない。お願いします。どうか子どもたちを守ってください。

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2011年7月 5日 (火)

太陽の色は何色ですか

今日は不思議な感覚を味わった。高校2年生の英語の授業で、アボりジニーの国旗の黄色いボールは太陽だと説明したら、女子高生達がきょとんとしている。反応がおかしい。

080510_090311

「かねごん先生太陽は赤ですよ」

僕は脳天に膝蹴りを食らったショックを覚えた。「子どもの頃太陽を黄色く塗った人は?」誰も挙手しない。

これはただごとではないと、塾でも同じ質問を今度は中学生にした。全員赤だった・・・。

僕は小さい頃から太陽は黄色に塗ってきた。友人のアメリカ人も太陽は黄色だと言っていた。ちなみに中国でも黄色だ。50年以上日本に住んでいて気付かなかった。太陽が赤だなんて・・・・。

家に帰って女房に尋ねた。「うちのシュタイナー教育では太陽は何色と教えているんだ」

「黄色ですよ」女房の答えにほっとした。

女房の説明によると、日本の幼稚園では、太陽の色は赤と教えているらしい。納得である。がしかし、違和感は拭えない。どう見たって太陽は黄色である。

いくら日の丸が赤だからだと言って、赤はおかしい。これって洗脳教育ではないだろうか。

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液状化する日本政治

8月号の『潮』の特集タイトルである。

戦後最悪の首相を抱え込んだこの国の不幸というサブタイトルが踊っているが、今日本が直面している国難に対応できない政治の本質は、政治家の力量不足と言うよりは、優秀なブレンを抱えていないことに起因していると僕は考えている。

僕が仮に政治のトップになるとするならば、間違いなく各分野の優秀な人材、つまりは科学者や技術者、そして政治学者を探し出すことを最初の仕事にするだろう。優秀な人間とは、優秀な人材を探し出せる能力をもった人間のことを指すのではないだろうか。

原発の問題も、最初に東京電力お抱えの、カバン持ちである東大の馬鹿教授達をテレビに登場させ、放射能の安全性を言わせたことが、多くの内部被曝を生じさせてしまった。

地震による津波も、多くの研究者が危険マップを作成し発表していたにも関わらず、誰も政治家は見向きもしなかった。そして国民の危機管理意識を啓蒙しないでしまった責任は大きい。

僕は宮城沖地震がやって来ると言われ始めてから、家族を連れて海に行くときは、必ず避難できる小高い山と、避難できる道を確認してきた。それはかつても書いが、夢に登場する津波の恐怖の影響もあったと思うが、それ以上に、僕が得てきた情報によるところが大きかった。

石巻に隣接する女川原発が地震でメルトダウンしたときは、羽奥山脈を超えて、とりあえず秋田県側に逃げろと、僕は高校で授業中に3年前から言ってきた。巨大地震の起こる可能性は大であった。僕に言わせれは、想定外のという形容詞的発言は無責任も甚だしいものだ。

こんな大変な時に、あいも変わらずの権力争い、金脈争い、そして派閥争い。そんな馬鹿政治家を輩出してしまった責任は僕ら国民にあることは間違いない。僕らこそ平和ボケで液状化してしまっていたのかも知れない。反省しなければならない。

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2011年7月 4日 (月)

この一言が僕の人生を狂わせてしまった

ブロガーの命とも言えるものが共時性である。読み手の皆さんが求めている話題性なり精神性なりにアタッチメント出来たときに、反響も大きい。

風が吹くと桶屋が儲かるではないが、アクセスが増えれば検索エンジンの稼働も活発化し、店の名前や商品の名前が検索のトップページにやってくる。アフェリエイトの収益も上がるのだろうと思う。

僕はいまだに携帯電話を持たない時代遅れの人間だが、さすがにパソコン無しでは仕事は不可能である。塾の指導日の変更や、悩み相談のほとんどがメールでやって来る。

ホームページを持たない僕の塾ではあるが、ブログへのアクセスはこの四年間で、毎年倍増してきた。読んで頂いている皆さんに感謝である。

入塾してくる生徒の保護者の皆さんの大部分が、僕のブログを読んで頂いている方々だ。直接のきっかけではないにしろ、僕の価値観や思考癖、教育に対するスタンスを理解してもらう手段としては、このブログは効を奏している気がする。

何度かしたためてきたが、このブログは家内のアドバイスで始まった。家内とは結婚して25年になる。結婚する前も6年の交際期間があった。この世の中で僕の作文好き音楽好きを一番知っているのが家内である。

僕が書いては捨て、書いては捨てている怪しげな小説や詩の原稿を、家内は見逃さなかった。「コラムのつもりでブログでも書いてみたら。書くの好きでしょう」この一言が僕の人生を狂わせてしまった(‥笑い)。

自宅に帰ると毎日浴びていた酒も、スポーツニュースも、ぱったりと放棄し、ブログを打ち込む日々に驀進しだした。ほとんど病気である。

4年後の僕のブログが、反原発・放射能警報ブログになろうとは夢にも思わなかった。そしてアクセスが増えれば増えるほど、正直フレッシャーを感じる毎日である。

今日のかねごんは何を書くのだろう、決してそんなことを思っている人などいないだろうけれど、僕自身がそんなかってな妄想をしてしまい、下書き原稿がゴミ箱に捨てられる頻度が増えているこの頃である。

時代に翻弄される日々、誰もが不安を抱えている。目にみえない恐怖との戦いは、まだまだ終わりそうにないが、僕は必ず正義が日本を修復すると確信している。

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2011年7月 3日 (日)

僕らは間違いなく生きていく

一体なぜ僕らはこの時代に日本に生まれてきたのだろう。そんなことを考えている日本人は多いのではないだろうか。

現在アセンションという言葉が巷で囁かれている。2012年12月人類は次元上昇をし、新しい時代に突入する、という言ってみれば世界の崩壊であり、ある種希望の展開なわけだが、日本を皮切りに未曽有の天変地異が地球を覆うと予言する書物が急増している。

人類の3分の1が滅亡するなどという本が山積みになっている本屋さんの状況は、1999年のノストラダムスと同様、売上不振に陥っている出版業界のやけくそ的購買促進計画なわけだが、「どうせ地球が終わるなら・・・」などという感情や思考が一定の人たちの間で蔓延する事態は決して好ましいことではない。

弥勒世界の復活とか、キリストの再臨、地球の古代文明に於いて宇宙に移住した祖先が救いに戻ってくる等の書物を眺めると、今回の大震災やフクシマの問題が僕らの根底を揺るがす緊急事態であることは否定できない。

40,50を過ぎた大人が、UFOに乗ったとか、宇宙人が放射能を除去する薬をくれたとか、僕の周りで真顔で言う方が増えている。

三陸の悲惨な光景を目の当たりにした人達が、絶望感や虚無感に襲われ、常識が瓦解し、一種の精神性やスピリチャル的な価値観に頼るのはとても危険なことだと僕は感じている。

人類は滅亡などしない。地球の地軸が変わることもない。この3次元の地球が、突然4次元に変わることもない。天空に無数の宇宙船がやってきて、地球人を救い上げることもない。

だから放射能汚染地域に住む子どもたちを一日も早く避難させなければならないし、フクシマの放射能を止める努力を日本政府も東電もやらねばならない。あきらめてはならないし、有りもしない夢想を描いて、自分たちの首を締めるような行動に出てはいけない。

2012年にアセンションが来るから、もう少しの辛抱だと言って高濃度汚染地区から避難しない住民がいるという。同じように、来年になればお金の価値などなくなるからどんどん借金しちゃえと、巨額の債務をしている人もいると聞く。

来年も、そして5年後も、100年後も、太陽は普通に昇り、人類は生きていく。いく度か社会システムは変わっていくだろうが、人類は日進月歩、進化と後退を繰り返し、喜びや悲しみを経験し生きていく。

僕らは間違いなく生きていく!

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僕の塾には究極の営業マンがいる

先週1週間で7名の生徒が入塾した。これで塾生の在籍数は2ヶ月ほど遅れて、例年の生徒数に到達した。正直ほっとしている。

チラシも撒かず、DMも出さず、生徒がやって来ることに対して、先日塾生が不思議がっていたが、僕が「かねごん宇宙パワーだよ」と言ったところ、納得されてしまった(・・笑い)。

僕の塾のパンフレット(チラシ単面刷り)は、月謝とシステムが変わっていないことをいいことに、3年間全く変えていない。折り込みチラシも、5年間で一度入れただけで、あとは入れていない。学校の校門でのチラシ配りも10年ほどやっていない。塾の前に合格実績を掲げることもしていないし、震災後はのぼり旗も立てていない。はっきり言って地味である。

ブログやツイッターをやってはいるが、これとて今は多くの塾がやっている。田舎でもめずらしいわけではない。ちなみにチラシを撒かないのは戦略でも何でもなくて、単にお金がないだけである。同じ理由で、22年目の軽トラックに乗って走り回っている。

そんな僕の塾に、生徒がやって来る理由が特別にあるとすれば、全教科指導の個別指導で、月謝が5000円ということ。塾生全員の指導に僕がたずさわっていること(個人塾なので当然なのだが・・・)ぐらいだろうか。

そしてもう一つ、企業秘密なので言えないが、塾生に対してある信念を持っていることだろうか。

その信念は何かって?これを言ってもし市内の塾長さんたちに真似されると困るな・・・。

でもきっとこんな僕の零細個人塾のブログなど誰も見てはいないか。言っちゃおうかな・・・。

僕の塾には僕が信仰する神社仏閣の御札を祀っている。毎日感謝の祈りを捧げているのだが、塾生が来ないピンチの時は「僕の塾に来ることで救われる生徒がいるのならば、どうぞお導きください」と神様、守護天使にお願いしている。

入塾してきた生徒は、神様が導いてくださったわけだから、おろそかになど決して出来ない。

なんだそんなことかと思われるかも知れないが、神様と約束するということは、いっさいごまかしが効かない世界だ。故に命がけの時もある。そういう訳で、僕の塾には究極の営業マンがいる。

この営業マンがそっぽを向いたら、僕が引退する時かもしれない。

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2011年7月 2日 (土)

大地の声を聞け



水素の放射性の同位体である三重水素(トリチウム)が米国内65ヶ所の原発のうち少なくとも48ヶ所で漏れ出ていることがわかった。APが老朽化する原子力発電所の安全性の問題を追う年間取材の一環でアメリカ合衆国原子力委員会(U.S. Nuclear Regulatory Commission)の記録を調べて判明したもの。 うち少なくとも37ヶ所では連邦政府の定める飲料水安全基準値を超える濃度が検出され、中には制限の数百倍のケースもあった。 AP 通信

日本で起きている原発の問題は、日本だけの問題ではなく、世界に拡散している。トリチウムにしても福島原発のセシウムにしても、自然界に本来存在しない物質を人類が作ってしまったことに問題があるのであって、原発の問題の根底にあるものは、我々人間の奢りと、地球に生かされていることの謙虚さえの欠如にある。

人間の進化は、何か大切なものを置き去りにしてしまった。利便さと悦楽のみを求めてきたわけではないだろうけれど、ここち良い住空間を追い求めてきた代償として、一番大切な命を危機に晒してしまう結果になってしまったことは、残念でならない。

地球は人間の存在のためにある、という慢心が、人間の進化を歪めてしまったと僕は考えている。

携帯電話で毎日1時間以上通話をしている人の脳は、確実に電磁波の影響を受けている。毎日防腐剤入りの菓子類を食べている人は、肝臓をおかされている。放射能1マイクロシーベルト以上の場所に住む人達は、DNAを傷つけられている。

そういったことを人間の進化と呼ぶならば、進化の先にあるのは人類の滅亡でしかない。僕らは生きる哲学を変えなければならない。僕ら人間の意識が自然との調和を失っては、真の進化はない。

風の歌に耳を傾け、大地の声を聞き、僕らは地球の息吹を感じなければならない。

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人生は長いようで短い

生きるというテーマ考えるときに、避けて通れないのが死だ。毎日小学生、中学生、高校生と過ごす時間が多い僕は、彼らの命の輝きに圧倒されるのであるが、間違いなく時は過ぎて行き、子どもたちも年を重ねていく。

僕が塾を始めた時、大学受験生だった教え子たちは、もうすぐ40歳になる。そしてもちろん僕も年を取った。

酒の量はめっきり減ったし、辞書は老眼鏡が無ければ読めなくなったし、残念ながら髪もなくなってきた(‥笑い)。

メメント・モリ、死を思えという言葉がある。人生を精一杯生きることは、いわゆる良い死を迎えるための必須条件かも知れない。

誰かが書いていたが、人生とは楽しむためにあるのではなく、良い死を迎えるためにあるのだと。後悔をしない人生とは、最後を迎えるときに、良い人生だったと思える自分がいることではないだろうか。

自分が良い人生を歩んでいるかどうかは、他人が決めることではない。日々の決断に、日々の行動に、自分が納得出来ればそれでいいのではないだろうか。

昨日より高校生は就職活動が解禁になった。親の助言や、先生方の意見はもちろん聞くべきだが、最後は自分の判断であり、直感を信じるべきだ。人生は長いようで短い。

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2011年7月 1日 (金)

耐え忍ぶことは美徳なんかじゃない

岩手県人は忍耐力があり、頑張る県民性だという評価があるが、それは全くの誤解であり、中央の人間の抱く幻想に過ぎない。

稲作栽培に於いては、長年の冷害との戦いがあり、貧困との戦いがあった歴史を持つが、そのことが岩手県人の忍耐力を培う土壌になったとは言いがたい。

人口比に於ける自殺率の高さが、毎年ワース卜3に入る高さを見ても分かるように、一番打たれ弱い県民性かも知れない。

子どもの指導もそうであるが、あいつは忍耐強い子どもだと傍観していると、一番危険な状況に落ちいたりする。我慢強い忍耐強いと思われる生徒は、実はそのような環境にいるからそうせざるを得ないだけで、本質は違う。

よくハングリー精神が大切だと言われる。しかし経済的ゆとりのある家庭に育つ若者と、貧困家庭に育つ若者を見たら、あきらかに前者の者の感性や感情は豊かである。ハングリー精神は大切かも知れないが、本当にハングリーでは、生きるエネルギーは生まれてこない。それが現実だ。

生きるエネルギーは愛によって培われる、忍耐力でも貧困などではない。津波で被災された方々や、放射能汚染で避難されている方々も、気丈にふるまっているように見えるが、不自由さや、孤独感や、将来に対する不安は、計り知れないものがある。

頑張っている人を見て、すごいな~ではなく、無理をしないように、あまり忍耐しないように、声を掛けてあげることが愛情であることを忘れてはいけない。

困っている人は、もっと我がままでいんじゃないだろうか。もっと権利を主張していんじゃないだろうか。耐え忍ぶことは美徳なんかじゃない。

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