命が一番大切です
東日本大震災から3ヶ月目の今日、僕のブログ記事は1777稿目を迎える。
死者15405人、不明者はいまだ8000人を越えている。避難者は10万人、この未曽有の災害は未だ復興の糸口さえ見えていない。
福島原発はメルトダウンしたまま放射能を止めることができず、3ヶ月が過ぎ去ってしまった。新幹線で岩手に来た知人は、福島県に入ってから新幹線の中で、スイッチを入れていたガイガーカウンターが振りきってしまったと言っていた。
福島では、地域によっては5マイクロシーベルトを超える放射線量の中で、まだ子どもたちが暮らしている。何度もこのブログで警告してきたが、チェルノブイリ事故の時は、5マイクロシーベルトで避難をさせない政府に対して、軍隊が住民を国外に退去させた。それでも多くの子どもたちが犠牲になった。
昨日も先週も、僕は友人の小林先生と電話で40分以上話をしたのだが、政府は国民を捨ててしまったとしか言えない状況だ。制御できない悪魔を作った政府や電力会社の愚かさもさることながら、お金に目がくらみ、この悪魔の建設に加担した会社や組織も猛反省が必要なはずだ。
しかしまだ原発促進派の声がある事自体考えられない。僕はもっと日本という国はしっかりした国だと思っていた。こんな危険なものを安全だと言い続けるのには、よほどの技術的自信があるのだと思っていた。まったくのハッタリじゃないか。
このまま放射能が東北地区に降り注げば、秋の農作物の収穫は壊滅状態だろう。そして放射能値のたかい地域の子どもたちを、疎開さえさせない政府の対応の遅れは、甚大な健康被害をもたらすに違いない。
3月に震災のため職を失い、失業保険を支給されている方々のお金が10月にはでなくなる。多くの震災ホームレスの方が生まれる事態が心配される。
経済学者のシュミレーションは、3年後の国家財政破綻だ。公務員や学校の教員は我が身の保身のため、言葉を発せずだんまりを決め込んでいるが、その状況が、皆さんの給料さえ出なくなる事態を招くという危惧すら持ち得ていない。
公務員や学校の先生方、危険な事は危険だと言いましょうよ。特に福島や宮城県南の皆さん、子供たちや妊婦さんだけでも、安全な場所に疎開させませんか。
かってに避難してもお金の保証がないと言われますが、命が一番大切です。
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