『人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響』
チェルノブイリの子供を救おう会代表・茨城大学名誉教授 久保田護先生は、チェルノブイリから100㌔少し離れたベラルーシ、ゴメル医科大学学長のバンダジェフスキーさんの著書『人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響』という専門書を翻訳されたのだが、その本を久保田先生本人より送って頂いた。
内部被曝を研究した本の中では、世界的にも非常に貴重な本である。本日送られてきたばかりなので、細部まで読み通してはいないが、チェルノブイリのメルトダウンによるセシウムの人体への影響が、多くの症例をもとに詳細に書かれている。
チェルノブイリのメルトダウンによって汚染されたベラルーシは0.2マイクロシーベルトで、現在の、福島、宮城、そして岩手一関と同じ放射能値である。そのベラルーシはその放射能汚染のために廃村になっている。
緊急事態なので、大切なことだけ今夜は報告したい。日本政府は1マイクロシーベルトを安全基準としているが、セシウムの内部被曝は、0.2マイクロシーベルトでも十分考えられる危険値で、放射線の種類によっては幼児のガン発生率は急増する。
セシウム137が肉と魚に取り込まれている場合は、塩をいくらか加えて煮ると70%の放射性セシウムが煮汁に残る。同様にじゃがいもも45パーセントが煮汁に残る。
女性より男性のほうがセシウムを体内に取り込みやすく、男の子の内部被曝率が高い。ニコチンやアルコールの摂取は、セシウムの体内被爆を促進する。放射性セシウムはまず心筋を損傷させる。
食料は塩水で洗うとセシウムの被爆量が減るとのこと、ぜひ実行して頂きたい。
リンゴに多く含まれる植物繊維のペクチンが、体内のセシウムに付着して排泄を促進することが分かっている。久保田先生は、セシウム排泄促進剤を日本に紹介したいと、現在活動中である。
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