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2011年6月 3日 (金)

絶望の淵から蘇った奇跡の勝利

支援と努力で優勝候補破る 高田

 1部男子学校対抗は、高田が優勝候補筆頭の専大北上を大激戦の末に3-2で破り、29年ぶりの優勝を飾った。東日本大震災で練習場所や道具を失いながら、周囲の支援と自らの努力で栄冠を勝ち取った。

 昨年の県新人大会は決勝で専大北上に0-3と完敗。メンバー全員が「練習試合を含め、ほとんど勝ったことがない」強敵だ。伊藤仁士監督が「勝つとすれば前半に1勝しダブルスも取り、後半のシングルスに回すしかない」という想定通りに試合は進んだ。

 1試合目は落としたが、第2シングルスの村上雄一(3年)が奮闘。フルゲームで競り勝ち、流れをつくった。勢いに乗り、続くダブルスで金野晋一主将(3年)、今野文陽(3年)組が3-0で快勝。優勝まであと1勝に迫ると、会場が大きくどよめいた。

 2-2で迎えた最終シングルス。今野は2ゲーム先取し、第3ゲームも10-5とマッチポイントを迎えたが、ここからが遠かった。連続7失点してゲームを落とし、流れは完全に変わったかに見えた。

 「今までなら完全な負けパターン。でも自分のプレーを見失わず、してきたことをすれば奇跡は起こる」と今野。粘り強く球を打ち返して第4ゲームを11-7で奪い、熱戦に終止符を打った。勝利の立役者は「何か不思議な感じだった」と、うれし涙の仲間と抱き合った。

 金野主将は「練習場所を提供してくれた人々や送迎してくれた父母、監督に感謝したい」と言葉に詰まり、「県大会で優勝することしか考えていなかった。インターハイのことは、これからみんなで話し合う」と勝利の余韻に浸った。  岩手日報

卓球県大会9連覇の王者、専修大学附属北上高校が陸前高田市の高田高校に破れた。卓球の県大会から帰ってきた息子から聞いてこの記事を書いている。

新聞の記事では触れていないが、高田高校の卓球部の選手の中には、家族や親御さんを亡くしたり、津波に自宅を流されてしまった生徒がいる。体育館は避難所になっており練習が出来る状況ではなかった。選手たちの想いを考えると、涙がこぼれてくる勝利だ。

絶望の淵から蘇った奇跡の勝利だと思う。両校の選手層を見れば、専北の勝利は固いものだった。「高田が優勝したよ」という息子の言葉に、僕は最初耳を疑った。その後にじ~んと感動が湧き上がってきた。

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あの絶望の風景、悲しみから、よくぞここまでチームがやってこれたと思う。高田高校男子卓球部の優勝は、岩手の被災地に大きな感動を与えてくれた優勝だ。おめでとう高田高校卓球部の勇者達!

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