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2011年6月25日 (土)

前世の記憶?

僕も家内も高所恐怖症で、なおかつ水泳が全くダメである。特に僕は水に対する恐怖心が強い。水を飲んでむせたりするといい知れない恐怖を感じることがある。

そんな僕が、高校を卒業して東京で一人暮らしをするようになってから頻繁に見るようになった夢がある。

高層ビルで自分が仕事をしていると、巨大津波がやってきて建物が崩壊し、津波に飲み込まれる夢である。科学技術がとてもすぐれている時代の光景なのだが、間違いなく遠い昔の時代の夢で、津波の高さは途方もない高さである。

10年ほど前に、家内にその夢の話をしたところ、家内も同じ夢をみることを僕に教えてくれた。単なる偶然にしては、不思議な共時性である。

今回の東北を襲った大津波の予知夢と言うよりは、自分が遠い昔に経験したような気がする、リアルな夢だった。僕は一度も溺れかかった経験がないのだが、もがき苦しむ感覚と言うのだろうか、水に飲み込まれる感覚が本当に実体験として蘇ってくる。

高いビル、津波、これらのキーワードが、僕が高所恐怖症で、水が苦手なことと何らかの関係があるような気がするこの頃である。

ひょっとすると前世の記憶だろうか、もしくはパラレル世界と呼ばれるような世界が存在し、もう一人の僕が、経験している感情なのだろうか。繰り返し現れる不思議な夢である。

巷では、3月11日の大震災、そして福島原発のメルトダウン以降、世界の終焉を示唆する書物が多く出回っている。

世界が終焉するかどうかは分からないが、危機管理が全く出来ていない今の日本の政治家や、公務員の体質を見ていると、この日本という国の未来は残念ながら明るいものには感じられない。

自分で学習し、自分の感覚を研ぎ澄まし、自分の判断で、生きるスタンを確立するしかないのが、今の我々の現状なのだと、お役人に接するたびに実感する今日この頃である。

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