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2011年6月 1日 (水)

石に魅せられた古代人

ここ数年、東北の古代人(ひょっとすると弥生、縄文にまで遡るかも知れないが)が信仰してきた、荒覇吐(アラハバキ)の神様が気になってしょうがない。

荒覇吐信仰のかつての聖地を訪れると、そこには必ず巨石が点在する。先日書いた平泉三峰神社の裏山もそうであるし、岩手山や早池峰山、五葉山、そして束稲山なども荒覇吐信仰の対象だったことは間違いない。

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奈良時代の聖武天皇による仏教崇拝、そして坂上田村麻呂による東北鎮圧の祈願所とされた八幡神社(祭神は応神天皇)等の中央集権がもたらした新しい神仏によって、信仰されてきた東北の神荒覇吐は名もない塚と変わり果てていくのであるが、しかし、何千年の時を経ても、巨石のエネルギーは衰えることなく、今も異彩を放っている。

荒覇吐の聖地は、中世に入ると山伏などの修験者の修行の場となり、山岳信仰の拠点となっていく。

古くから石を拝み、祭ってきた日本人の精神性には、命を鼓舞するパワーに感応した、古代人の叡智が刻まれているのだろう。

多くの現代人が、手首にストーンブレスレットを付けている。まるで数珠のようだが、石に感応する日本人の歴史を遡ると、ひょっとすると荒覇吐の神にたどり着くのかも知れない。

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コメント

 こんにちは、
 ぜひ、丹内山の巨石へ、そこは天と直結してます。未だ太古より押さえつけ縛られた”何か”がふつふつとしています。

 その荒覇吐神の方角を向き睨みを利かせているのは、近くにある田村麻呂建立とされる兜跋毘沙門天です。これ、ぶっこわしちゃったら・・どうなるべが? 荒覇吐さんお出ましとなるかな。

(かねごん)
しゅうちゃんまさにその通り、平泉の西光寺もそうだけれど、荒覇吐の神様を毘沙門天が封じているんですよ。
そこで僕は仕事場やいろんな所に毘沙門天を祭っているんですよ。毘沙門天様への介入政策(・・笑い)を必死にやっているんですね。
正面からでは太刀打ちできませんので・・・・。

神々にまつわるお話、楽しみにしています。
アラハバキ神についてはほとんど無知なのですが、何となく浮かぶのは、タタラとか、火山とか。地龍とでもいいますか、マグマの流れとしての龍神も。
縄文神である出雲、諏訪などの事も。
とりとめのないコメントですみません。

(かねごん)
関東の主婦様コメントを頂きありがとうございます。
スルドイ指摘ですね。
荒覇吐と龍神は深い関係にあると思います。僕のかってな想像の世界ですが、時々危ない話をしていきたいと思います(‥笑い)。

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