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2011年6月26日 (日)

平泉世界遺産決定

フランス・パリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第35回世界遺産委員会は26日、日本政府が推薦した「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)を、世界文化遺産に登録することを決めた。遺産委は「世界遺産にふさわしい顕著で普遍的な価値がある」と認定、登録の要件を満たすとした。
 平泉は2008年の遺産委で登録が見送られ、「浄土思想」を軸に金色堂で知られる中尊寺など対象を絞り込み、再挑戦していた。東北地方では初の世界文化遺産で、東日本大震災からの復興を目指す被災地の人々の励みとなるとともに、観光振興などでもプラス材料となりそうだ。河北新報 6月26日(日曜)

平泉が世界遺産登録を果たした。僕の塾には平泉小学校、平泉中学校の子どもたちが通ってきている。僕の塾から平泉毛越寺までは車で10分だ。シュタイナー教室『風と虹』に通う子供たちは、年に何度か毛越寺まで行って自然観察を行っている。

平泉と言えばもちろん中尊寺金色堂が一番脚光をあびるわけだが、初めて訪れる人はこの下に藤原三代、清衡、基衡、秀衡のご遺体がミイラとして収められてことを知る人は少ない。

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中尊寺がある関山は、多くの仏閣が点在しているが、僕が一番好きなスポットは白山神社に隣接する茅葺きの能舞台だ。

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この能舞台の前に立っていると、悠久の時間のなかで東北人が営んできた人生の喜びや悲しみ、そして歴史の重みを感じる。関山の一番奥に鎮座する神社なので、中には金色堂を見て帰る人もいるようだが、ぜひ立ち寄って頂きたいスポットである。

そして鎮魂を意味を込めて最後に紹介したいのは、義経が自害した高館からの北上川と束稲山(たばしねやま)の展望である。

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東北の復興に向けて、ユネスコが取り計らってくれた善意との見方もあるが、間違いなく大きなエネルギーとなる世界遺産登録の朗報だ。

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