老いの楽しみ
中学校、高校の同級生の中には孫が出来たものもぼちぼち増えている。つまりおじいちゃんになったものがでてきた。
孫を抱いているかつての悪ガキ仲間を見ると、それなりのジジイ顔になっている。僕らもそんな世代に突入したのかと、ちょっと感慨に浸るこの頃だ。
去年の今頃だったろうか、「かねごん先生、天国に行ったらね、生きていた頃のどんな年齢にでもなれるんだって。先生は何歳頃の姿がいい」そんなことを尋ねてきた塾生がいた。
20歳前後の姿ではちょっと生々しいし、40歳ぐらいでは中途半端、元気な頃の一番年老いた姿がいいななどと思ったかねごんである。
近頃年を取る良さを実感できるというとちょっと自虐的だが、枯れていく自分の姿も悪くないな~と思うようになってきた。学生の頃は50を過ぎた男性はすごいジジイに見えたが、その頃の僕はそのジジイの良さがわからなかった。
年を取るといろんな欲望が薄れていく。食欲だったり、性欲だったり(‥笑い)、いろんな欲望が削げ落ちていく。すると若い頃には見えないモノがいろいろ見えてくるものだ。僕の場合は少々弁舌が逞しくなりすぎたのが欠点ではあるが、年を取ることは実に気分がいい。
しかし世の中には60,70になっても愛人を囲ったり、天下り先を嘱望したり、なかなか欲望が削げ落ちない先生と呼ばれる輩が多くいらっしゃるようだ。
あと10日程で、高校の定期テストだ。僕も高校の定期テストを2学年分、3クラスの英語問題を作らねければならない。あえて年をとって大変なことといえば、老眼でパソコンや問題集のちいさな文字が見えなくなってきたことだろうか。
僕は50を過ぎても視力が2.0だ。しかし英語の辞書は老眼鏡が無ければ全く読めなくなってしまった。塾で虫眼鏡を使って辞書を読んでいる姿は、やっぱり紛れもないジジイである。
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