偶然を装った時間の神様
例えば一本の桜の枝が、何十年かの歳月を経て小さな子どもたちが腰掛けられる太い枝になっていく。ある日、そこに腰掛けた恋人同士が愛を育んで家庭を築いていく。そんなドラマは何処にでも転がっているように思えるけれど、そこに桜の木があった偶然を考える人は少ない。
人は常に自分で自分が行動を決定してきたかのように思うけれど、偶然を装った時間の神様が、瞬間瞬間の時間を彩っている可能性も否定はできないような気が僕はする。
朝元気に家を出て、また家に帰ってくる日常でさえも、本当は奇跡の日々なのかも知れない。歩いてきた道や、乗ってきた電車、そしていつものように手にするドアノブに感触。
当たり前の日常が、多くの人間の努力と刹那的な感情の発露によって支えられ、そして築かれている。
頑張ろう東北、頑張ろう岩手、市内の至る所で目にする文字だ。この言葉の想いを一番噛みしめている人達のところへ、大きな大きな枝を伸ばし、僕らは偶然ではない必然を形作って行かなければならない。
*震災にあい、一関に仮住まいをされる方々で、小学生や中学生のお子様がいっらしゃるご家族の皆様にお願いがございます。大験セミナーでは、被災された子どもたちのために、無料の日曜教室を隔週で行います。僕の塾がやれることはこんなことしかありませんが、落ち着きましたら当塾まで連絡頂ければ幸いです。
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