やはり生徒たちの笑顔や元気な声はいい
3月11日の震災以来、昨日は初めての高校での授業だった。僕が講師で行っている高校は、1週間遅れで新学期がスタートした。
津波で実家の家を全て流されてしまった先生や生徒がいたが、震災によって教職員、在籍生徒が一人も欠けることなく新年度を迎えることが出来たことにほっとしている。
やはり生徒たちの笑顔や元気な声はいい。生徒たちからエネルギーをもらった一日だった。
塾に戻った僕は、再開したホームセンターに行き、地震対策用のつっかい棒を買ってきて、2階教室の本棚を補強した。地震のたびに参考書や問題集が錯乱してしまう教室。補強がどこまで効を奏するか分からないが、とりあえず地震対策を施してみた。
住んでいた住宅が損傷し、塾に来れない生徒が何人かいる。立て続けに起きる余震のため、怖くて夜に家を出られない塾生もいる。まだまだ通常の指導ができる状態ではないが、ようやく暖かい春の日差しが降り注ぎ始めたことが救いである。
明日は息子の高校の入学式だ。僕は高校での授業があって行けないが、自分の将来に向けて心をしっかりと保ち、一歩を踏み出して行ってもらいたい。
僕は昨日、新しく担当する2年生の女子生徒たちに、今年という1年をどう過ごすかについて、僕からの提案をした。
一つ明日を心配いないこと。寝て目が覚めれば間違いなく朝はやって来る。
一つ気軽にやること、緊張したり硬直してうまくいくことはあまりない。気持ちをやわらかに。
一つ楽しいことを考えること。暗い想念は暗い現実を引き寄せてしまう。明るくスマイルで。
今年は女子クラスを2クラス受け持つことになった。男子クラスと違って、秘伝のシモネタ英語を連発出来ない寂しさはあるが(・・笑い)、元気な楽しい授業をやっていきたい。
*震災にあい、一関に仮住まいをされる方々で、小学生や中学生のお子様がいっらしゃるご家族の皆様にお願いがございます。大験セミナーでは、被災された子どもたちのために、無料の日曜教室を隔週で行います。僕の塾がやれることはこんなことしかありませんが、落ち着きましたら当塾まで連絡頂ければ幸いです。
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