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2011年4月27日 (水)

被災地は、風景も時間も3月11日から止まったままだ

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磐井川の堤防の桜が満開である。一関修紅高校の3年生達が満開の下、クラス写真を撮っていた。この桜並木も今年が最後だ。堤防工事にともない今年切り倒されてしまう。塾を始めて以来20年間見続けてきた桜ともお別れだ。

この桜並木の下を多くの高校生、中学生が通って行く。僕は塾の2階からこの桜並木の最後の満開の桜を眺めていた。

家内から電話が来た。「震災のボランティア登録に来ているんだけど、お父さんの支援する欄になんて書けばいいかしら」・・・・歌をうたうこと。

津波の大被害を受けた大船渡市の綾里小学校に、6年前ギターを抱えて歌を歌ってきたことがある。今回の津波で綾里地区は38メートルの津波が来たという。とんでもない高さだ。被災地に行って子どもたちを元気づけたい。出来ることなら子どもたちの前で歌を歌ってあげたい。

三陸も桜が満開だろう。この悲しみを経験した子どもたちが大人になり、春の桜を見るたびに思い出す風景があるだろう。瓦礫とかした故郷の風景。涙する人達の風景。しかし子供たちは間違いなく成長する。その力は東北を復興していくだろう。

僕たちはそのバトンタッチをしっかりやらなければならない。先日、三陸の道を軽トラックで走ってきた。被災地は、風景も時間も3月11日から止まったままだ。その光景は何度見ても言葉がでない。涙でかすむ三陸の海を見ながら、亡くなられた幾多の方々の無念さと、慟哭を想い、御霊の安らかなることを願った。

もうすぐ震災で亡くなった方々の四十九日がやってくる。震災の直後の雪景色が、桜が咲き、新緑の季節を迎えた。津波に倒されながらも必死に花をつけていた桜があった。弔いは、生かされたものが、必死に生きることだろう。(合掌)

*震災にあい、一関に仮住まいをされる方々で、小学生や中学生のお子様がいっらしゃるご家族の皆様にお願いがございます。大験セミナーでは、被災された子どもたちのために、無料の日曜教室を隔週で行います。僕の塾がやれることはこんなことしかありませんが、落ち着きましたら当塾まで連絡頂ければ幸いです。

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