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2011年3月28日 (月)

鎮魂歌

先日『いのり』という僕の拙い詩をブログにしたためた。これは塾の教室で即興的に書いた詩だったが、詩を少し編集し塾生の要望で曲にした。

高校の軽音部に所属する塾生に聞いてもらった。泣いていた。歌った僕も泣いていた。

辛口の批評をいつもするピアノ弾きの彼女が、泣いていた。「かぶとむしのような楽曲を作る人が作った曲じゃない」と複雑なお褒めの言葉を頂いた。

「先生譜面をください」と言われたが、残念ながら譜面はないのである。僕は譜面が書けないし読めない。

「ぜひユーチューブで公開してください」と言われたが、PC音痴の僕にはそんな芸当は出来ないのである。

彼女はケータイに僕の歌を録音し、歌詞カードの歌詞を写し帰って行った。耳コピでピアノ演奏をするのだと言う。

今回津波で亡くなられた多くの方々の鎮魂歌として曲を書かせて頂いた。今回の『いのり』という曲は、どのような形にせよぜひ世に出したいと考えている。大げさな言い方かも知れないけれど、この曲を書くために僕は30年も音楽をやってきたような気がする。

   いのり

晴れた空に 風が流れている。

いつも変わらない日差しが注いでいる。

昨日あった幸福を

今日は織りなすことができない命がある。

握っていたタコ糸が 切れて空に流れていくように

ありふれた朝のほほえみや

いつものドアノブのぬくもりが

突然過去になっていく。

その悲しみに 時が止まったままだ。

どんなに空を描いても

美しい空しかかけなくて

海にのぼる朝日は

憎らしいほどまぶしすぎる。

生まれ来る命と去りゆく命

その生命のバトンタッチに

僕はいのりの風を感じた。

握りしめた手のぬくもりや

うなずき返した優しさに

忘れられない命の尊さが刻まれていく。

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