塾生を分類すると
中学生を見ていると4パターンに勉強姿勢が大別される。
一つ、努力することが自分の道を切り開くことだと思い、一生懸命頑張る生徒。努力と結果がかみ合い成績もいい。
二つ、頭が良いのだが努力が嫌いなタイプ。よく周りから「やれば出来るのに」と言われる生徒たちだ。
三つ、努力はするのだが要領が悪く、勉強時間の多さに比べ成績の順位が上がらない。ストレスを貯めやすい生徒である。
四つ、学校の授業が分からず、勉強自体何をやったらよいのか分からないまま放任されてきた生徒。
他の塾はどうか知らないけれど、僕の塾は圧倒的に2のタイプが多い。そして2タイプのお子さんは、どういうわけか2男、2女に多い。
親の評価とは裏腹に、賢い顔をしている。朴訥で多くを語らないが、芯がしっかりしていて、良い意味でも悪い意味でも頑固である。最初の指導は大変だが、目標が定まると一気に飛躍するタイプである。
本人たちは人生をスマートに行きたいと思っていて、這いつくばって努力することにカッコ良さを感じないようだ。早熟でファッションセンスも良く、彼女や彼氏を作るのも早い。好き嫌いが激しいゆえに感情の揺れも大きい。躁鬱気質の子どもたちが多いようだ。
先程も述べたように調子に乗せると爆発的な力を発揮するので、指導のしがいはある。
次に塾の門を叩く生徒で多いのが3のタイプだ。古い話で恐縮だが、巨人の星の伴宙太(ばんちゅうた)タイプだ。大器晩成型である。派手さはないが、人の話をしっかり聞き忠実に作業をこなしていく。敵を作らず忍耐強い。長男や長女に多いタイプだ。
兄弟姉妹の力関係、嫁姑の関係、夫婦間の問題など様々な要因が絡み合い、子どもたちの知性や感性が形作られていく。そこに楔(くさび)を打ち込むのは困難を要することだが、やはり父親の役割が一番大きいような気がするな。自分への自戒も込めて・・・・。
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こんにちは。学び舎です。
うちは、このところ圧倒的に3と4が多いです。そのため、指導が終わるとグッタリします。労力をかけているのに成果が見えず、こちらの方も3の生徒同様ストレスがたまりがちになります。
勉強ができないということも一つの個性なのだ、と金田先生のように達観できるといいのですが…。人間ができていない私はときどき耐えきれなくなるときがあります(笑;)。
(かねごん)
小林先生、コメントを頂き有難うございます。
今朝の北上市は寒さが厳しかったのではないですか。南にある僕のところでさえ半端じゃない寒さだったので、寒中御見舞申し上げます。
4タイプの生徒は、指導をするのに2タイプの生徒の3倍の労力を必要としますな・・・。月謝をレベル分けで頂きたい気持ちなのですが、そうもいきませんしね。
お互い頑張りましょう。
投稿: 学び舎主人 | 2011年1月25日 (火) 12時38分