アナログ中年塾オヤジ
昨年の暮れに、購入してから21年目を迎える軽トラックにCDコンポを搭載した。スピーカーを含めて2万円ほどのセットなのだが、狭い軽トラの空間で、僕の好きなジャズが豪快に流れている。
塾生には周知のことであるが、僕はケータイ電話というものを持っていない。もちろんアイポットやそれ系の機種も持っていない。
先日塾生が「先生はアイポット派ですかそれともウオークマン派ですか」と尋ねてきた。僕はウオークマンと聞いて懐かしい響きに酔いしれた。頭に浮かんだのは、カセットサイズの例のソニーの初期のウオークマンである。
僕らの世代にとってウオークマンと言えば、カセットテープのウオークマンである。もちろん塾生が尋ねてきたのは、全く次元の違う機種なのだろうけれど、僕は実際まだカセットテープを使う人間なので、ウオークマン派と一応答えておいた(・・笑い)。
このブログの下に、僕の自作の曲が貼りつけてあるのだが、これは僕の敬愛する塾人である神奈川学心塾のとよ爺先生が、多忙な中、先生自らが動画編集しユーチューブに入れてくれたものである。音源は、昨年のゴールデンウイーク初日に本の倉庫と化している僕の書斎で、カセットテープにギターを抱えて一発録りで録音したものである。
女房や息子達は「なんのために新しいパソコンを買ったのか意味ワカンネ~」と呆れていたが、かたくなにカセットテープに吹き込んだかねごんである。
きっと、劣悪なカセットテープを使っての編集作業は、とよ爺先生も大変だったろうと思う。多大な手間と労力をかけてしまい本当に恐縮極まりない。それにしてもとよ爺先生が創りだす画像はいつもアーチスティックな感性がほとばしっていて、ただただ畏れ入ってしまうかねごんである。とよ爺先生が、僕の歌を動画にしてくれた日、僕は感動のあまり泣いていた。息子が生まれて、初めてこの手で抱きしめた時の感動に匹敵するくらいの感動だった。
近年カメラも録音機種にしても、アナログが姿を消してしまった。世の中は100パーセントデジタル化した感がある。しかし生きている我々は、今も昔も変わらず生身の人間であり、いくらケータイやパソコンが進化したとは言え、学問の基本は本を読むことであり、授業はライブがいいと思っている100%アナログ人間の中年オヤジである。
かねごんのデビュー作 『僕の夢』
かねごんの受験応援ソング 『エール』
かねごんの異色ブルース『かぶとむし』
【動画プロデュースby とよ爺先生】
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コメントが遅れて申し訳ありませんでした。
われわれはみんなアナログですよね。
どうもデジタルはなじまない。
結構、編集は楽しかったですよ。
音がアナログだったから、かねごん先生の歌っている
顔まで浮かんできて、おもしろかったです。
録音した場所まで想像できました。
ちなみに私が思ったとおりの場所でした。
(かねごん)
とよ爺先生、コメントを頂き有難うございます。
先生のお陰で、ユーチューブの歌に多くの反響がありました。心より感謝申し上げます。
とよ爺先生のハートはアナログかも知れませんが、技術力は超デジタルですよ。僕も学ばなければなりません。
投稿: とよ爺 | 2011年1月31日 (月) 00時47分