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2011年1月24日 (月)

決断の時である

親の経済力を考え、大学進学を諦める高校生が増えている。大卒の就職状況が厳しいことも進学率の低迷の原因になっているようだ。

そもそも就職を有利にするために大学に行くという発想が、僕は違和感を覚える。大学は学問を学ぶところだと思う。本を読み、自分が興味ある分野の研究をするところが大学だと僕は思っていた。しかし今は違うらしい。

大学の3年生で、就活を始めなければいけない日本の状況は、大学生の質を間違いなく低下させている。就職のための資格取得にこだわるあまり、本来の学問の探究がままならない状況になっている。本当に気の毒である。

僕は東京の私立大で英米文学を専攻した。東洋人である日本の文学と、西洋のキリスト教をバックボーンとした英米文学の思想的、感性的相違点や、人間が持っている感情の普遍性みたいなものに興味を持ち、聖書や古事記、そしてロシア文学の巨塔であるトルストイの作品などにまで傾倒した。

このブログで何度か書いてきたが、諸所の事情で我が家は困窮していた。高校も大学も私学だった僕は、奨学金とバイトで高校大学の授業料を自分で払ってきた。しかしこのことが、僕の学問に対する態度を一変させたくれた。

自分で払う学費。そのためゆえに勉強に対する向学心は一気に加速した気がする。中学時代、音楽と部活に明け暮れ、ぷよぷよ状態だった僕の脳みそは、読書という至って地味ではあるが、しかし学問の王道である味方を得たことで、間違いなく活性化して行った気がする。

自慢することではないが、学生時代、バイトと読書とジャズ喫茶通いに明け暮れた僕は、全く資格というものを取らなかった。高校生や社会人に英検指導をしている僕は、大きな声では言えないが僕自身は英検は無級である。履歴書に書ける資格など皆無である。

そんな僕を大学卒業後雇ってくれた進学塾や学習塾にはとても感謝をしている。そして今は、高校までもがこんな僕を講師として雇って頂いている。身に余る光栄である。

本当に学問が好きならば、国立や私立にこだわることなく大学に行くべきである。その情熱が本当ならば、学費や生活費を稼ぐ苦労も必ず乗り越えられるはずだ。センターを失敗し迷っている高校生諸君、決断の時である!

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コメント

 この東北の厳しい冬が、若い人たちの心を育てる最大の機会であることを期待します。

 もう・・おたがい中年にはきつくなってきましたけどね・・でも冷たい道場の床を今日も中高生に負けずふみしめます。

 根性入れて頑張りましょう。

(かねごん)
しゅうちゃん先生、コメントを頂き有難うございます。
年を取ると、がむしゃらだった頃が懐かしく感じるわけですが、僕ら大人が若者に語るべきことは一杯ありますね。
根性を入れて頑張ります!

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