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2011年1月18日 (火)

一関一高附属中学校入試を終えて

先週の土曜日1月15日一関一高附属中学の入試が終わった。女子は40人の定員に対して80人を少し超える受験者数。男子はそれに対して3倍を超える倍率だった。

僕の塾では受験した全員が男子児童。少数精鋭の元気印の子どもたちが受験に挑んだ。受験の朝、他の大手の私塾の先生方が鉢巻をして一高の正門前に立っていた。受験の日には恒例になった風景である。

実は僕は30年近く受験指導をしてきたが、一度も受験会場で、朝の声かけをしたことがない。手抜きと言えば手抜きなのだろうが、いつも遠くから眺めているだけで校門に立ったことはない。なんか余計なフレッシャーをかけてしまいそうで、塾に戻り神棚に祈願するのが毎年の恒例になっている。

昼ごはんを食べ午後の指導が始まった頃、遠くからパタパタと軽やかな足取りが近づいてきた。塾に入るなり2階に駆け上がってきたのは、受験を終えた二人の子どもたちだった。

「先生簡単だった!」「面接も作文もバッチシだった!」なんとも心強い言葉である。

東京の進学塾で小学生の受験指導をやった時にも感じたことだが、体力のない小学生には受験勉強はキツイはずである。まだあどけない顔には、受験が終わった安堵感がにじみ出ていた。毎年涙腺が危うくなる一瞬である。

中学受験を見守る親御さん方もさぞ大変だったろうと思います。受験生共々様々な葛藤とストレスの日々だったのではないでしょうか。受験には結果がつきものです。しかし努力した結果であるならば、どちらにしても大きな糧だと思います。本当にお疲れさまでした。

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