風呂今昔物語
かつてブログでも一度書いたのだが、僕の家の風呂は外にある。外と言っても五右衛門風呂ではなく、普通に外にお風呂場がある。
東北の農家では、30年前頃までは普通に見られた建物で、湯殿と言われる外風呂である。
(と言ってもこんなお風呂をイメージされても困るのですが、ちゃんと屋根があり、着替え室もあります。)
今年のように雪深い冬は、外は寒いし、雪で歩きづらい。先日のように40センチの積雪があった日には、除雪をしないとお風呂場に辿りつけない状況で、風情があり過ぎで困り果ててしまう。
近年までは薪で風呂を沸かしていた。神奈川から岩手に嫁いできた我が嫁は、幼い息子をおんぶしながら薪風呂に火を焚きつける作業をやっていた。大変だったろうと思う。この場を借りてかつての苦労をねぎらいたい。
今はスイッチひとつで風呂が沸く普通の風呂になった。シャワーも使える。しかし外風呂である(・・笑い)。
実は僕の同業者でもう一人外風呂に入っている人がいる。風聞園のご主人で、中央塾の塾長である斉藤氏である。こちらは筋金入りの外風呂人で、薪風呂は斎藤氏の手作りである。風呂の窓から星を見るのが最高だとおしゃっていたが、僕のところも星だけはさんさんと輝いている。
僕の住んでいる村落は、80軒ほどの農家が点在しているが、さすがに外風呂はほぼ消滅した。我が家の風呂は、貴重な文化遺産であるかも知れない・・・・。
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